この2着のジャケット、

袖のデザインはどちらもフレアーです。



巷では脚長パンツがブームですが、

マッセアトゥーラは一歩先ゆく腕長ジャケット!(笑)







Hさん!Tさん!!

楽しみにしてて下さいね。



ん?一番楽しみにしてるのは僕だったりして。

これ、リアル・パイソンのベルトです。

パイソンを日本語で云うと〝ニシキ蛇〟です。







下の方は僕が1年以上使ってるもので、所々ウロコが

めくれてきています(苦笑)。



これって〝型押〟には存在しない、

本物だけが持つ〝味〟と捉えて良いのでしょうか?(笑)



上は、来週お渡しの物ですが、

天然物なので、1点1点微妙に色が違います。



僕は皮革製品など、天然素材をそのまま使った物を購入する時は、

何点か見せてもらって、気に入ったものを

選ぶようにしています。




それにしてもパイソン、人気です。

というか、ここ数年特にエキゾチックレザー全般に

人気が集中してるようですね。

先日採寸した、スタッフT君のデニムパンツが出来ました。

一気に中縫い状態まで進んでると考えて下さい。

そして今日は最後の調整です。



めちゃくちゃ太いです(笑)。







ちょっとやり過ぎ!と云う事で膝を詰まんでみます。

膝だけ??まだ太い!という個々のご意見はお控え下さい(笑)。







ん?

これって1cm程度しか詰まんでないですよ。



服は雰囲気で着るものだから

余り細かな部分にこだわると全体像を見失いがちです。




でもオーダーの場合、この5mm、1cm単位の調整が大切です。



服に体を合わせるプレタだと、着てみて綺麗ならそれでオッケーですが、

オーダーの場合は 『体に合わせる=基本から崩れる』 ですから、

この部分をないがしろにすると、

とんでもない服が出来てきたりします。




創り手と着手側の感性が合っていれば問題ないのですが、、

プレタのように試着できない分、大切な部分です。



採寸(仮縫い)は、互いの思いの誤差を修正する

大切な作業でもあるのです。




最後に宣伝を!(笑)



このデニムパンツのオーダーは、1着1着生地が違います。

柄も色も、何もかも。



生地だけじゃありません。

シルエット、ポケットの形や大きさ、

デザインは勿論のこと、スナップボタンの色や大きさまで!



不思議な魅力のある、大人のカジュアル

以前に書いたネタですが、再び(笑)。



今日Tさんから「柳瀬さんって煙草吸わないの?」と聞かれ、

2人仲良く店の外で吸いました(笑)。



商品への配慮から、店内禁煙にさせて頂いております。

愛煙家の皆さまのご協力お願い致します。



吸いたくなった時は、一緒に外で吸いましょうね♪




今日初めてお越し頂いたKさんにお伝えした

生地の特性についてのお話です。



英国物とイタリア物では、生地の特性が違います。

その辺りの事を知って頂いた上で生地を選んで頂くと、

仕立て上がりのイメージも、より納得のゆくものになります。



英国物は男性的な表情をしていて、

出来上がりもシャープで男性的なラインが出ます。

僕たちテーラーの言葉で言うと〝仕立て栄え〟する生地です。







イタリア物は女性的で柔らかく、

軽やかで艶のある表情をしています。

仕立て上がりも柔らかく、色っぽい服になります。







着た瞬間から馴染むイタリア物に対して、

英国物は初めはなかなか馴染みませんが、着ているうちに馴染み、

愛着の湧く1着になる、といったイメージでしょうか。



この差は耐久性にも現れ、イタリア物は英国物に比べると弱く、

永く着たい、ハードに着たい、と云う事であれば、

英国物をお勧めします。



ここでは凄く荒っぽい言い方になりましたが、

詳しくは現物を手に取りながら、ご来店時にお伝えします。

今日お渡しのNさんは税理士さん。

そして、上着のネームは〝Super SETSUZEI〟です。


「いっその事〝Super 節税〟と漢字にしましょう!」という僕からの提案は
「やりすぎ!」とアッサリ断られてしまいました(笑)。







それにしても皆さん、色々楽しいネームを入れて下さいます♪



ちなみにプレタとオーダーではネームの入る位置が変わります。

プレタではポケットより下に入るネームが、オーダーでは上に入ります。

皆さん、その理由分かりますか?(笑)

Tさんからご依頼のあったカラーキーパー。

そう、襟をビシッと保つ為に裏側から刺し込むアレです。



長さの問題もあったので、わざわざ取りに来て下さいました。



これって

洗濯前に抜いて、そのまま失くしてしまうんですよね~







そこで提案!

こんな安物?プラスティック製ではなく、

スターリングシルバーや水牛の角で作られた高級品!

それを手に入れましょう♪



傘と同じで、それなら失くさないでしょう!



いえいえ、、

僕みたいに何でも失くす人は、

何が何でも失くすのでーす(苦笑)。

月に1度、関西のテーラーが集まって開かれる勉強会

Boitsに、僕も参加させて頂いてます。



他のテーラーさんと話す機会や、まして採寸風景や仮縫い風景を

見る機会って少ないので、とても貴重な経験です。



と言いながら、その後の飲み会が目的だったり(爆)。

嘘ですよ、ウソ(笑)!



どうですか、ほら!真剣そのものですよ。

読売新聞のコラムにも執筆中の繁田ハジメさん!







これまた真剣な表情の敦賀の吉田さん

ミラノの彼女に、仕事してる写真送らないと~(爆)







みんな真剣!と思えば、、あれ?ヘラヘラしてる~

我がBOSS、テーラHIRAIWAの平岩一郎さん♪







裁断してるのはB君。どこの誰かは内緒です(笑)。

ステージに立つ時のスーツ、という事でご来店頂いたHさんのサックスは

’70年代のアメリカンセルマーです。







今のセルマーより肉厚で、しっかり吹かないと音が出ないそうですが、

その代わり深みのある音が出るとか。



間近に吹いてもらったのですが、それは奏者の声であり、魂なんですね。



毎日色々な職業の方に出会えて、この仕事に就いて

つくづく「良かったなぁ~」と思います。


今日お渡しのFさんが履いてこられたベルルッティ の至高の1足です。

僕の大好きな色で思わず撮らせて頂きました。







実は この靴の色に合わせてシャツをオーダーして下さいました。

出来上がり楽しみにしてて下さいね♪



お手入れが行き届いて味わいが増していました。

僕も見習わなくては(苦笑)。