お客様のご希望で切り替えた上襟です。
通常マッセアトゥーラでは、上襟は剥がずに1枚で仕立てています。
剥ぎを入れない方が見た目には綺麗なのですが、
そうすると生地の特性上、戻ろう戻ろうとする力が強く働くので、
湿度が下がって空気が乾燥してくると、ラペルのロールは甘くなりがちです。
このライトグレーフランネルをご希望されたOさんは
ボタン位置の高い3Bをご希望されましたので、甘く返ってしまって
Vゾーンが深くなってしまう事を防ぐ為に、上襟を剥ぐ事を提案させて頂きました。
生地の特性からすると恐らく問題はないと思われたのですが、
究極の選択?で、起こりえる可能性を伝えた上で、ご判断頂きました。