五山送り火

毎年この日は決まって〝大文字〟ネタですが、今年も懲りずに!(笑)



今年は昨日の15日までお店を開け、

今朝店内を片付けてから京都の実家に向かったので、着いたのは夕方でした。



送り火の目的は、お盆に迎えた御精霊(おしょらい)さんを、

五山の送り火と共にあの世に送り返すと云う宗教的で神聖な行事です。



お盆の始め、お墓や閻魔堂まで天国の御精霊さんを迎えに行って家に連れて帰り、

お盆の間は家族と一緒に過ごしてもらって、

8月16日の送り火で、煙と共に天国に帰ってもらいます。



御精霊さんが家に帰ってきてる間は、

生き物(虫でさえ)を殺したり(殺生)しては駄目で、

それどころか、御精霊さんが居る家の中で、お肉食べたらあかんで、、

なんて、子供の頃、おばあちゃんからよく言って聞かされた事を思い出します。

あの頃は、お盆はお肉が食べられないので、とっても嫌いでした。(笑)



下の画像は、それまで住んでいた竜安寺を離れ、

小学3年生から移ってきた、北区にある実家の裏山〝舟形山〟です。

残念ながら、山の手前に家が建って、見辛くなりました。

大文字山の点火が20時で、この舟形山は20時15分です。





20時15分に、舟形の帆の先端にあたる部分(山頂部分)が点火され、

それから徐々に、全体が暗闇に静かに浮かび上がってきます。

これは20時20分頃、全てが点火された直後の写真です。

裏山なので、薪がバチバチいう音が聞こえ、

火の粉まで見える至近距離です。





これは舟形山が点火される前、大文字山を写したものです。

直線距離にして、実家から約6キロです。





僕の家では、杯に水を入れ、その水にこの送り火を映して

無病息災を祈って飲むのですが、他の家でもやっているのでしょうか、、