本日お渡しの、Nさんの2着のスーツはどちらも仕事用ですが、
それぞれデザインが違います。
こちらは、ノータイでも大丈夫!みたいな格好でもオッケーな日に着たい、
Nさんのお好みモード全開で依頼のあったスーツです。
生地も、ロロピアーナのフランネルで、
アズーロ(イタリア語で青を意味します)に、5mm間隔でブルーのチョークストライプ。
デザインも3ボタン、中1ボタン掛けにしてあります。
一方、こちらは仕事モード全開!という事で、
例えば、新規の銀行とのお取引の際に、みたいな感じだそうです。(笑)
生地はこちらもロロピアーナですが、
タスマニアンシリーズのダークグレーのバーズアイと洒落ていますが、落ち着いた感じ。
デザインも2ボタンですが、長身のNさんを引き立たせるよう、
ボタン位置を低めに設定し、パンツも膝位置を若干高めに、裾はセミフレア。
どちらかというと、こちらの方がセクシーですが、
一般的にはこの程度のデザインなら、生地が生地だけに、落ち着いて見えますよ。
スーツは自分の気持ちを高める為のツールと云う考えも大切ですが、
「相手に失礼のないように」と云う考えも大切。
「スーツは道具だから」と言う方でも、せめて後者の考え方は持ってもらいたいですね。