52番手2プライの生地

【MINOVA】 ミノバ

この生地は英国LEEDS(ヨークシャ地方)にあるミル(機屋)、ミノバのものです。

日本の御幸毛織が昭和54年に現地法人として設立した会社です。





そのMINOVA(ミノバ)で、またまた、

BB君がクラシックな生地を復刻させてくれました。

ウエイトは370~390g/mと肉厚ですが、他の52/2の生地と違って、

昔ながらの風合いが出るよう、織機を調整して、柔らかくしなやかに織られています。

着続けてゆくほどに奥深い表情になりそうな男性的な生地。



以下にBB君のコメントを載せておきます。

1960年~1970年の20世紀の終盤に差し掛かる頃までは、

2/52番手の糸は、服地の高級な糸の代名詞とされ、

英国サヴィル・ローの歴史あるテーラーの間では、仕立て栄えがし、

体に馴染みやすい最適な素材〝SAVILE ROW yarn count〟として使われていました。



イタリアのサルトの中でも、英国の生地が脚光を浴びており、

今までの軽い柔らかい素材から、しっかりとした重厚な素材への流れがきています。

時代は流れてゆく…〝伝統〟は流されない-trend&traditional-
ベーシックな色柄をベースに、トレンドを取り入れて、16色展開でお届けいたします。



これは体験談ですが、イタリアのサルトでは、かなりの確立で英国製の生地が出てきます。

彼ら特有の柔らかな仕立てに英国製の生地を使うと、僕の好きな雰囲気です。

こういう生地こそ、ハンドクチュールでのお仕立がお勧めです。

もちろん着用感が少々落ちても、シャープなラインで
スーツを着たい方はビスポークチュールで。