ナポリ製の手縫パンツ

最初は期待値以下の着用感でしたが(汗)、

ガンガン穿き込んでいくにつれ、驚くほど馴染んできました。

ホールド感に優れたウエスト~ヒップに加え、脚が前に出るという不思議な感覚。

ス・ミズーラで、股上を骨盤の深さに合わせてもらったので尚更です。



そして脚部のフィット感は、どこか一ヶ所にテンションがかかる、、

そんな感じではなくて、全体にホールド性を感じる、

という感覚が、実に心地がいいのです。

ヒップの収まりも綺麗で、見た目にもとてもセクシーです♪





ポケットの袋地と、シーム(股下部分の外と内側の縫い線)以外、

全て手縫いで処理されており、最初に穿いた時より、穿き続けていくうちに、

皮膚感覚に馴染み、そのちょっとした縫いの甘さが、実に快適な着用感を生むようです。

この感覚は、まさに手縫い洋服の特長そのものです。

ヒップ周りの型紙も特徴的で、その着用感に寄与しているようですね。



ミシンで縫い上げると、糸のテンションで、生きている生地の動きを押さえこんでしまいます。

特にヒップの縫い線は顕著に差が現れ、太目の糸で甘く返し縫いすることで、

柔らかさと強度(耐久性)を、絶妙に両立させています。

それと、裁断にも驚きの工夫があります!





これは、マッセアトゥーラ立ち上げ当初から商品紹介のところでも紹介しているように、

上着の縫い目の総ステッチ(片倒し)は、単なる装飾ではなく、

本来は意味があるもの、それと同義ですね。





ただ片倒しに意味があるといっても、そこはナポリ製。

過剰なまでのハンドステッチや閂が、好き嫌いの分かれるところで、

見慣れた方じゃなかったら、汚い?というか、僕はその泥臭さが好きだったりしますが。

ただし僕ならオンじゃなく、TPOは、あくまで普段穿き(オフ)として着用します。





このパンツについては、どんな言葉で飾り立てるより、

実際に体感してもらう事が何より勝ります。

..Wearing is believing !