お客様の採寸を済ませ、午後は、
播州織の産地、兵庫県の西脇市に向かいました。
最初に玉木ちゃんのアンテナショップ、『tamakiniime』にお邪魔し、
彼女が企画してアレンジワインダーで織られた播州織の生地でパンツをオーダーしました。
続いて今回の訪問先である大城戸さんの機屋さん『大城戸織布』に。
ジャガードの機械室に潜入させてもらいました。
めちゃくちゃ熱心に、詳しいご説明をして下さるので解りやすい!
パンチカード(紋紙)です。
これによって生地にデザイン(ジャガード)が織り込まれます。
こちらが新しい、コンピューター制御のジャガードの機械です。
画像に全部が収まりきらなかったのですが、
3.3トンもあるそうです。
訳、解りません。(汗)
大城戸さんは、今までの播州織りにはない
様々な織物に挑戦されています。
もちろん機械だって、修理屋さんに頼まず自分で直されます。
お父さんから「機械が直せないと、織屋のスタート地点にも立てん!」と云われたそうです。
機械も、自分の使いやすいように改造されます。(笑)
これは、簡単に言うと耳を付ける機械(タックインマシーン)
イタリアの機械も、耐久性が上がるように、
強化プラスティックを使って、ギアを別注されたり、、
大学を出て10年間、鬼の営業と云われる、とある繊維商社で働かれ、
その後ご実家に入られ12年目。。少年のように熱い人。
写真は、その後駆けつけてくれた玉木ちゃん。
ホント2人とも、、熱い人です。
織物の技術的な違いばかりか、
織機の違いなど、深イイ話が聞けただけに、
ある意味、僕が今まで蓄えた毛織物の知識がまとまりつつ、、
長時間に渡って(14:30~20:00!)、有意義な時間でした。本当に感謝です。
最後に、大城戸さんの心から発せられてりる言葉が印象的でした。
常々僕も考えている事で、シンクロする部分が多い方です。
「リスクを避けることが成功への大きなリスクに成っている事に、
世の中は、いまだに多くの人が気付いていない、、」
「それでは失敗は無いが、進歩も無い。」
「その結果、、業界は進歩どころか後退してしまっている。」
だからこそ、行動なんですよね。。