昨夜から急に焼肉が食べたくなって、
今日、伊賀上野まで伊賀牛を食べに行ってきました。
その帰り道、信楽(甲賀)に行こうと、狸の発祥『狸庵』さんに向かいました。
ところがお店が閉まっていてガックリ、、
軽トラで庭掃除?をされていたオジさんを見つけました。
「すいませ~ん。今日お店って休みですか?ご存知ですかぁ~」
「狸がみたいんか!」
「はい~」
「開けたるわぁ~」
「わざわざ、いいんですか~」
ポケットからおもむろに鍵を出し、開けて下さいました。
…いったい何者なんやろ、このおじさん。
もうこのオチ、分かりますよね。(笑)
その方が狸庵の三代目「藤原一暁」さんでした。
店に入っても、
僕はまだ気付きませんでした。
色々と話しながら、見て回っているうちに見付けた
画像の「大将さん」を手に取った時、「それ、作んのに3ヶ月かかったんやで~」
「ん?」 もしかして…「これを作られた方なんですか?」
「そやでぇ~、ワシが手でこさえたんやでぇ~」
僕は心の中で、「これも縁や、、」
つぎの瞬間、「こいつ、連れて帰ります!!」
来月のクレジットの請求が怖い、、お金を工面しないと。。
でも、
こういう手作りの物を買うって、こういう事だと思うんですよね。
今回は、理想的な買い方だと思います。買うか買わないかも分からない僕のために、
わざわざ店を開けて下さった事から始まったつながり。
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました!
実は、今年の春先から、大将さんを探していたんです。
知っている陶芸家の先生に作ってもらおうか、でも先生のは少し小さすぎ、、
リアドロの大将さんを買おうか、、でも洋物の大将さんと云う物に、何か抵抗めいたものを感じ、、
そんな中での出会いだったのです。