TAYLOR & LODGE/テイラー&ロッヂの、ウール&シルクwithカシミアの生地です。
画像では巧く表現できずに残念ですが、今後こんな生地は出来ないでしょう。
これは、ゴードン・ケイ氏がまだテイラー&ロッヂにいらした頃の物。
最終の仕上げ行程(Finishing)が自社で行われた生地です。
服地作りは、仕上げ行程(Finishing)で全てが決まるとさえ言われ、
その仕上げ技術によって、服地の表情が大きく変わり、印象も異なるからです。
テイラー&ロッヂの色気は、織り行程ばかりか、その仕上げ技術によると言われてきました。
しかし、そのテイラー&ロッヂでさえ、現在は外注です。
このFinisherには、以前行ってきましたので、改めてレポートします。
仕上げ工程に時間をかけるから、英国服地には独特の色気が生まれるんですけどね。
ちなみにゴードン・ケイ氏は、
英国ハダスフィールドの名門ミル『TAYLOR & LODGE』の前社長を長く務められた方で、
5年前の2007年12月、50年近い現役生活に終止符を打たれました。
Sさん、、大切に長く着て下さることを願っています。