袖丈を短く、肩巾も調整した流れで、着心地チューンナップもさせて頂きました。
といってもこのお洋服はチューンナップせずとも極上の着用感、ラ・ヴェラ・サルトリア・ナポレターナです。
それも15年近く前の極上仕立てのヴェラの洋服!手を加えるこちらも興奮気味でした!!
胸板の厚いUさんが着用されると、厚みに縦方向のゆとりが取られて
フロントカットが拝んで(浮き気味)しまいます。
袖を外した際に肩傾斜を合わせ、縫い代の限界まで調整し、
フロントが優雅に逃げるように、それで足りない分はフロントのカーブを変えました。
着心地チューンナップもとい!元々の極上の着用感を損なわないように、袖を付け直させて頂きました!
Uさん、こんな大切なお洋服を、お任せ頂き、本当にありがとうございました。
たまたま着ていらしたシャツやタイにも偶然?ピッタリです。
こちらが、着て来られたEゼニアのスパンカシミアのジャケットです。
このジャケットも、1980年代後半のものなのですが、
僕より若干お若いUさんの着道楽に
途轍もなさを感じます。