先日、仮縫のための仮縫を終えたジャケットですが、
今度は本番の生地で仮縫をさせて頂きました。
この生地は、マッセアトゥーラがスタートした頃(1999年)に手に入れた生地です。
その時点で、織られてから既に20年は経過していたそうですから、
少なくとも40年以上も前に織られた事になります。
コンポジションは、リネン*シルク*ウールの3者混ですが、
最近、多く見かけるようになった3者混と
全くの別物で、シッカリした英国らしい風合いです。
ギシギシとした生地感は、麻(リネン)とシルクのせいかとも思ったのですが、
ブラシをかけると、けっこうな量の埃が出てきましたので、
湯のしでなく、『湯通し』してみました。
案の定、お湯が真っ黒に!
糊が抜けたせいもあると思いますが、
しなやかなでコシがある「ふんわり」感を取り戻しました!
おまけに底艶感も復活したせいか、生地の美しいドレープ感を感じさせてくれます。
仕立てた後に糊を落とそうとしても
水溶性である糊は、石油系の溶剤を使うドライではほとんど落ちません。
お湯に浸け置いたおかげで、気分もサッパリしたと同時に軽やかなジャケットになりそうです!
Kさん、楽しみにしていて下さいね!僕もとっても楽しみです!!