たかがボタン、されど釦
上のボタンはマッセアトゥーラのオリジナル。
エクアドル産の象牙椰子の種を削り出した別注で、厚みのある皿型は、
大19mm・小14mmと、一般的なボタン(大20mm・小15mm)と比べて小さく作っています。
エッジも大胆にカットし、穴もわざと大きめに開けてあります。
シンプルなボタンが流行る中、こんな無骨で存在感のあるボタンも
目を引きます。
このボタンの素材は水牛で、その削り出しです。
これも少し小振りな、19mm・14mmの皿型で厚みのあるフォルムですが、
こちらはエッジもシンプルで穴も小さく、上品な雰囲気です。
次はイタリア製のコロッツォボタンです。
これは20mm・15mmと一般的なサイズで、穴も大き目ですが、
中の釦と同じく、上品でシャープな雰囲気があります。
経年変化により、味わい深くなる天然ボタンは良質な服に欠かせません。
たかがボタン、されどボタン。
ボタンが決める、スーツの表情もあります。