Oさんから、古き良き時代の?(失礼!)大切に着てこられたラルフローレンのジャケットをお預かりしました。
雰囲気も質感も、Oさんご自身のラルフローレンITEMの中では最高ランクだそうです。
濃厚な作り込みがされていて、今の物作りとは全然、違いますね。
どんどん手の込んだ物作りが出来なくなっています。
世の中から、なくなってきています。
僕もラルフローレン歴35年です!(笑。
この質感、大学時代に初めてアメリカに行った時に買った
ラルフローレンに似ていて、人の手を濃厚に感じる、とても手の込んだ作りです。
今回のお直しは、全てが連動しているので、
ほぼ全部バラバラにしなくてはなりませんが、全部を解くと、
作業効率的には良くなりますが、元の縫いの雰囲気とかが分り難くなるので、
ある程度を残して解きました。といっても、7割方は解いていますが、、
まずは糸ですが、色だけではなく、光沢感も揃えないと、縫った時に浮かび上がりかねません。
着丈もバックベルトを4センチ上に上げるのですが、このベルトがまた厄介で、貼り付けではなく切り替えてあるんです。
なので着丈を詰める、、と云うより、ベルト部分で解いて、ベルトから下と一緒に全体に上に移動します。
すると、両脇が長く残ってしまいますから、長さを合わせる為に4センチCUTします。
前端は2.5cmカットに留めておき、前傾斜をつけることにします。
とても難解な仕立て直しですが、燃えます(爆。
パズルを組み立て感覚が楽しいです。
楽しみにしてて下さいね!