渡欧中の週末、シチリアに行きました。
夜も明けぬ5時前、ミラノのホテルを出て、7時過ぎにパレルモ到着。
市内に向かう幹線道路も氾濫状態で、渋滞です。
外を眺めていると、日本でも報道された、ある事件を思い出しました。
シチリアと云うと、ゴッドファーザーのようなマフィアを思い起こす方が多いと思いますが、
1992年、マフィア撲滅のため、精力的に活動をしていたファルコーネ判事が、
パレルモ空港から市内に続く高速道路を160kmで走行中、
道路下に仕掛けられたダイナマイトで、道路ごと吹っ飛ばされました。
その3ヵ月後、ファルコーネ判事と共に頑張ってきたボルセリーノ判事も暗殺されたそうです。
それを機に、パレルモ市は両判事の死を悼み、
空港名を「パレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港」と改めたそうです。
そんな事件を思い出しつつ、味気ない新市街を通り過ぎると、
旧市街にあるパレルモ駅前にバスが到着しました。
チェックインまで6時間以上あったのですが、気持ちよく部屋に通して下さいました。
ホテルは18世紀に建てられたシシリアン建築の建物の2階全フロアが利用され、
経営者ご家族も、そこに一緒に住まれています。
天井には、当時のままの壁画が維持され、残されています。
直ぐに部屋を出て、旧市街を歩きました。
旧市街は、イタリア語とアラブ語が併記されています。
実際、アラビア語が聞こえてきたりします。
地中海に浮かぶシチリア島は、アフリカ大陸に近く、
一時期(9〜10世紀)アラブ人によって征服されていた時代があり、
その時期に、州都パレルモが発展した、という経緯があるからなのでしょう。
お腹がすいて、地元の人たちが集まるパニーニ屋さんに参戦。
瓶ビール片手に、アンチョビが、た〜っぷり詰まったパニー二は最高でした!
ほろ酔いで海まで歩いて振り返ったところです。
街中をひたすら歩きました。
プレトーリア広場や、その直ぐ北側にあるベッリーニ広場。
オペラで有名なマッシモ劇場は撮り忘れました。
ごく日常的に往来のある、クアットロ・カンティ(四辻と云う意味)
ノルマン王宮の回廊に描かれたモザイクや、
パラティーナ礼拝堂のモザイクの凄さは、画像からは伝わりません。
偶像崇拝が禁止されていたイスラム教ですから、
今から900年もの昔、人々の手で埋め尽くされた金色のモザイクは、
幾何学模様と文字装飾の発達したアラブ風の装飾で、聖書のエピソードが表されています。
至るところにイスラム建築の特徴、玉ねぎが!(笑)
イタリアのサルトは、ナポリばかりか、
フィレンツェやミラノでも、シチリア出身の方が多いのですが、
歩いていて出会った人たちは、ソフィスティケートという言葉からは程遠い、
実に人懐っこい、まるでアラブ人のように感情にストレートな人たち(お節介!)ばかりでした。
10時間も歩き疲れ、
食い意地の張った僕なのですが、
晩ご飯を食べる気力もなく、早めにベッドに入りました。
夜も明けぬ5時前、ミラノのホテルを出て、7時過ぎにパレルモ到着。
市内に向かう幹線道路も氾濫状態で、渋滞です。
外を眺めていると、日本でも報道された、ある事件を思い出しました。
シチリアと云うと、ゴッドファーザーのようなマフィアを思い起こす方が多いと思いますが、
1992年、マフィア撲滅のため、精力的に活動をしていたファルコーネ判事が、
パレルモ空港から市内に続く高速道路を160kmで走行中、
道路下に仕掛けられたダイナマイトで、道路ごと吹っ飛ばされました。
その3ヵ月後、ファルコーネ判事と共に頑張ってきたボルセリーノ判事も暗殺されたそうです。
それを機に、パレルモ市は両判事の死を悼み、
空港名を「パレルモ・ファルコーネ・ボルセリーノ空港」と改めたそうです。
そんな事件を思い出しつつ、味気ない新市街を通り過ぎると、
旧市街にあるパレルモ駅前にバスが到着しました。
チェックインまで6時間以上あったのですが、気持ちよく部屋に通して下さいました。
ホテルは18世紀に建てられたシシリアン建築の建物の2階全フロアが利用され、
経営者ご家族も、そこに一緒に住まれています。
天井には、当時のままの壁画が維持され、残されています。
直ぐに部屋を出て、旧市街を歩きました。
旧市街は、イタリア語とアラブ語が併記されています。
実際、アラビア語が聞こえてきたりします。
地中海に浮かぶシチリア島は、アフリカ大陸に近く、
一時期(9〜10世紀)アラブ人によって征服されていた時代があり、
その時期に、州都パレルモが発展した、という経緯があるからなのでしょう。
お腹がすいて、地元の人たちが集まるパニーニ屋さんに参戦。
瓶ビール片手に、アンチョビが、た〜っぷり詰まったパニー二は最高でした!
ほろ酔いで海まで歩いて振り返ったところです。
街中をひたすら歩きました。
プレトーリア広場や、その直ぐ北側にあるベッリーニ広場。
オペラで有名なマッシモ劇場は撮り忘れました。
ごく日常的に往来のある、クアットロ・カンティ(四辻と云う意味)
ノルマン王宮の回廊に描かれたモザイクや、
パラティーナ礼拝堂のモザイクの凄さは、画像からは伝わりません。
偶像崇拝が禁止されていたイスラム教ですから、
今から900年もの昔、人々の手で埋め尽くされた金色のモザイクは、
幾何学模様と文字装飾の発達したアラブ風の装飾で、聖書のエピソードが表されています。
至るところにイスラム建築の特徴、玉ねぎが!(笑)
イタリアのサルトは、ナポリばかりか、
フィレンツェやミラノでも、シチリア出身の方が多いのですが、
歩いていて出会った人たちは、ソフィスティケートという言葉からは程遠い、
実に人懐っこい、まるでアラブ人のように感情にストレートな人たち(お節介!)ばかりでした。
10時間も歩き疲れ、
食い意地の張った僕なのですが、
晩ご飯を食べる気力もなく、早めにベッドに入りました。
先週末、マイスターファクトリーの午前中の授業を終え、
生徒さんたちと、京都の一澤信三郎帆布さんの工房見学に伺いました。
作るものは違っても、モノづくりの姿勢として学ばせて頂ける点がとても多かったです。
温もりのあるモノづくりへの姿勢や環境が、
そのまま信三郎帆布のかばんに現れているなと感じました。
いつも信三郎社長がおっしゃる、「自分らの器があるさかいなぁ」という言葉、
今回の訪問で、その本当の意味が分かった気がします。
昔と変わらぬクオリティーで、今も作り続けられる信三郎帆布製品。
初めて買った30年近く前のかばんを引っ張り出してきて見たのですが、今と同じです。
世界の名だたるブランドのモノづくりは時代の流れに逆らえず、
どんどん品質が落ち、昔と同じようなモノづくりが出来ない状況になっています。
昔と今の製品を見比べれば、それは一目瞭然です。
物を作るには、まず職人さんを確保しなければなりません。
職人の育成をしないと、技術は継承されません。
技術で良い物が作れても、売れないと、
何ひとつ、始まりません。
単純なように思えることばかりですが、
これら全てを、同時進行させるって大変なことです。
工房見学を終え、その環境が出来上がっていることを目の当たりにし、
信三郎社長のモノづくりに対する姿勢、強い精神力の賜物ではないかと思いました。
信三郎社長をはじめ、工房の皆さま、
本日は長時間に渡って、どうもありがとうございました!
この画像は、僕のジャケットです。
何度か洗っていくうちに、どんどん表情が変わります。
ご注文頂いた方も、「どんどん愛着が湧きますね!」と喜んで下さいます。
生徒さんたちと、京都の一澤信三郎帆布さんの工房見学に伺いました。
作るものは違っても、モノづくりの姿勢として学ばせて頂ける点がとても多かったです。
温もりのあるモノづくりへの姿勢や環境が、
そのまま信三郎帆布のかばんに現れているなと感じました。
いつも信三郎社長がおっしゃる、「自分らの器があるさかいなぁ」という言葉、
今回の訪問で、その本当の意味が分かった気がします。
昔と変わらぬクオリティーで、今も作り続けられる信三郎帆布製品。
初めて買った30年近く前のかばんを引っ張り出してきて見たのですが、今と同じです。
世界の名だたるブランドのモノづくりは時代の流れに逆らえず、
どんどん品質が落ち、昔と同じようなモノづくりが出来ない状況になっています。
昔と今の製品を見比べれば、それは一目瞭然です。
物を作るには、まず職人さんを確保しなければなりません。
職人の育成をしないと、技術は継承されません。
技術で良い物が作れても、売れないと、
何ひとつ、始まりません。
単純なように思えることばかりですが、
これら全てを、同時進行させるって大変なことです。
工房見学を終え、その環境が出来上がっていることを目の当たりにし、
信三郎社長のモノづくりに対する姿勢、強い精神力の賜物ではないかと思いました。
信三郎社長をはじめ、工房の皆さま、
本日は長時間に渡って、どうもありがとうございました!
この画像は、僕のジャケットです。
何度か洗っていくうちに、どんどん表情が変わります。
ご注文頂いた方も、「どんどん愛着が湧きますね!」と喜んで下さいます。
今日は暖かかったので、
純白スニーカーでウキウキしました♪
パリで買った、トレトンのT56(トーナメント)キャンバス。
丸っこいんですけど、ペッタンコなので、履くと不思議と洗練されて見えるんです。
25年ぶり?に思わぬ場所で出逢って、嬉しくなって即買いです。
通常、紐を通す穴はアルミなどの金属ですが、
糸でかがられているのは初めて。
何てモデルでしょ?
上に着たポロシャツも25年以上前(中学3年)に買った物です。
気分は高校生です!(笑) 背は伸びてませんが、太ってタイトフィット!!(爆)
ちなみにこのポロシャツ、
結構ピッタリしていて、生地もReg.とは違います。
僕の中・高校当時、フレンチラコの方がタイトでピタッとしていたので、
そちらを好んで着ていたのですが、このタイプが出て、こちらも好んで着ていました。
ただ着丈は身長163センチ、胸囲99センチの僕にとっては長いので、
着丈も、いつも通りカットしてあります。
このポロシャツ、ちなみにReg.品とは生地も違います。
へヴィーウエイトな鹿の子を使って、ストーンウォッシュしてあります。
何年か前に、同じTYPEがリバイバルされましたが、余計な?物がついて価格も上がってました。
今でもあるのかな?
純白スニーカーでウキウキしました♪
パリで買った、トレトンのT56(トーナメント)キャンバス。
丸っこいんですけど、ペッタンコなので、履くと不思議と洗練されて見えるんです。
25年ぶり?に思わぬ場所で出逢って、嬉しくなって即買いです。
通常、紐を通す穴はアルミなどの金属ですが、
糸でかがられているのは初めて。
何てモデルでしょ?
上に着たポロシャツも25年以上前(中学3年)に買った物です。
気分は高校生です!(笑) 背は伸びてませんが、太ってタイトフィット!!(爆)
ちなみにこのポロシャツ、
結構ピッタリしていて、生地もReg.とは違います。
僕の中・高校当時、フレンチラコの方がタイトでピタッとしていたので、
そちらを好んで着ていたのですが、このタイプが出て、こちらも好んで着ていました。
ただ着丈は身長163センチ、胸囲99センチの僕にとっては長いので、
着丈も、いつも通りカットしてあります。
このポロシャツ、ちなみにReg.品とは生地も違います。
へヴィーウエイトな鹿の子を使って、ストーンウォッシュしてあります。
何年か前に、同じTYPEがリバイバルされましたが、余計な?物がついて価格も上がってました。
今でもあるのかな?
この前から縫ってもらっている僕の洋服、随分と出来上がってきました。
上襟が付き、
ゴージラインのカーブと、ノッチの刻み加減を決め、
好み通りに登った上襟のカーブも、
自分では見えないので、撮ってもらった画像を見ながら、
決まったラインでカットし、
あとは、前回でシェイプの決まった袖を付けてもらって、、
ここからまだ色々と細かい作業が残っていますが、見た目はもうすぐ完成です。(笑)
上襟が付き、
ゴージラインのカーブと、ノッチの刻み加減を決め、
好み通りに登った上襟のカーブも、
自分では見えないので、撮ってもらった画像を見ながら、
決まったラインでカットし、
あとは、前回でシェイプの決まった袖を付けてもらって、、
ここからまだ色々と細かい作業が残っていますが、見た目はもうすぐ完成です。(笑)
sartino氏から頂いた、『ペコリーノロマーノ』!です。
紀元前のローマ時代からあったチーズで、牛が家畜化される前、
羊のミルクから作られていたそうです。岩塩がガンガンに効いてて最高です!
ペコリーノと一緒にいただいた赤ワインも、あっという間に空っぽになってしまいました。
紀元前のローマ時代からあったチーズで、牛が家畜化される前、
羊のミルクから作られていたそうです。岩塩がガンガンに効いてて最高です!
ペコリーノと一緒にいただいた赤ワインも、あっという間に空っぽになってしまいました。
お世話になっているミラノのsartino氏に
先日から、店で縫ってもらっている僕のジャケットが、
お昼前に仮縫まで出来上がりました!芯やパッド、全て手作りです。
ミシンがないから手縫なのか、目的がある手縫いなのか、ご想像にお任せします。(笑)
大阪に来られたdainojiさんに写真を撮ってもらいました。
dainojiさんのご来阪の理由は、セミナーなのか、?!&#?$’&%’&?なのか、
その真意は皆さまのご想像にお任せしつつ(笑)、
見た目の修正点として、
1)ゴージラインを5mm下げ、1mmインカーブさせる。
2)ラペルの返り線からやや上で、1mm強、インカーブさせる、etc…
このさじ加減、僕が今回のジャケットを着て、どう見せたいかを完全に把握してもらってます。
来週のなかば頃に、中縫に近い再仮縫をしてもらう予定で、とても楽しみです。
dainojiさん、おみやげありがとうございました!!
100%手縫のジャケット(2
100%手縫のジャケット(3
先日から、店で縫ってもらっている僕のジャケットが、
お昼前に仮縫まで出来上がりました!芯やパッド、全て手作りです。
ミシンがないから手縫なのか、目的がある手縫いなのか、ご想像にお任せします。(笑)
大阪に来られたdainojiさんに写真を撮ってもらいました。
dainojiさんのご来阪の理由は、セミナーなのか、?!&#?$’&%’&?なのか、
その真意は皆さまのご想像にお任せしつつ(笑)、
見た目の修正点として、
1)ゴージラインを5mm下げ、1mmインカーブさせる。
2)ラペルの返り線からやや上で、1mm強、インカーブさせる、etc…
このさじ加減、僕が今回のジャケットを着て、どう見せたいかを完全に把握してもらってます。
来週のなかば頃に、中縫に近い再仮縫をしてもらう予定で、とても楽しみです。
dainojiさん、おみやげありがとうございました!!
100%手縫のジャケット(2
100%手縫のジャケット(3