シーズンを戦い終えたスーツはクリーニングに出して、

戻ってきたら、必ずすぐにビニール袋から出して、

風通しの良い所で干してから、クローゼットに入れましょう。

(ふぅーっ、一気に話したから息が切れた・・・)



冬の間もクローゼットに入れっ放なしにしておかず、

たまには風を通してあげて下さい。



しかし基本的には、毛織物で出来ているスーツは、

クリーニングに出すと、段々その「油分」が抜けて

「しなやかさ」や「艶」が失われていきます。

ですからクリーニングにはあまり出さずに、

マメにブラシをかけてあげる方がスーツの為にはいいのです。



生地目に埃が詰まると、生地は呼吸出来ず、

「艶」が無くなり、ゴワゴワしてきます。

ブラシは埃のたまりやすい「襟や肩まわり」「脇の下」などを、

特に念入りに・・・もちろん全体をかけます。

ブラシをかける方向はいつも一定方向にしましょう。



但し、食べ物の煮汁やソースなんかが付いてしまったら、

クリーニングに出しましょう。

それを放っておくと「虫食い」の原因になりますからね。



あなたはブラッシング派?

それともクリーニング派?



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テヘランの空港に降り立つと、空の青さと乾燥した空気に胸がときめく。
ブルーのモスクに思わず目が止まる。
あれもこれも、東南アジアやヨーロッパでも、見ることのできなかった世界が迫ってくる。

観光旅行で、テレビや写真よりも印象的に見える景色はそうはないだろう。
写真やガイドブックと全然違うといって、がっくりきた海外旅行の経験は誰でもあると思う。

そんな期待を裏切らないのがイランだ。
それどころか、日本にはイランの良さが伝わってない腹立たしささえ感じる。

しかし、イランというと
「テロリストの危険な国」とか「イスラム原理主義の国」というイメージを持たれている。

というのも、かつて中近東で最も親米的だったイランの政治体制が、
イスラム革命によって反米色に変わった事に始まる。

この1979年に始まったイスラム革命に猛反発したアメリカは、イランへの経済封鎖に出た。
イランが「テロの国」「イスラム原理主義の国」というイメージを世界に植え付けたのである。
未だに、そのイメージは拭い去れていない事実は残念である。

ところがイランに行ってみれば、、、
そんなイメージを払拭してしまうほど明るく、開放的で活気に満ちた国なのだ。

イランの印象を、いくつか箇条書きにしてみると

1)街はブルーだ
イスラミック建築であるモスク等、ブルーがとても綺麗。

2)水がおいしい
砂漠の国だが、アラビアのような「砂の国」とはちょっとイメージが違う。
イランの山脈には地中海・黒海・カスピ海の上昇気流がぶつかり冬には雪が降る。
この雪解け水が、地下水となり河川となって、砂漠にある都市を潤しているそうだ。

3)ペルシャ絨毯
作っているところを見たら「ハンドメイド文化」にびっくりする。
今の日本人には失いかけている世界だ。(我がマッセアトゥーラでは健在だ、笑)
天然のシルクやウールを草木染めして大きなものだと何年もかかって織り上げる。

4)ノンアルコール…禁酒国
旅行者でも、お酒を持っているだけで強制退去になるという噂。

5)チャイハネ(喫茶店)
紅茶と水タバコを目的に人々は集まる。
紅茶は角砂糖を口に含み、小さなグラスで受け皿に移してからチビリチビリやるのがイラン式。

6)果物がおいしい
水の美味しい国は食べ物も美味しい。
ブドウもスイカも乾燥地で作ったものは美味しい。

7)ピクニック
イラン人家族はとても仲がいい。
家族どころか、時には親戚中で夜な夜なピクニックに出かける。
芝生のある公園では夜の9時を過ぎると、大勢の人たちが集まってきて楽しんでいる。

いくらでも挙げるとキリがない。
あとは、実際に出かけてみて、エマームモスクの静寂さに身を静めよう。





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フィリピンのボホール島の隣、

パングラオ島にある『アローナビーチ』へ行ってきた。



ここはドイツ人を初めとするヨーロッパ系のダイバーに人気の素朴なビーチで、

ここを拠点としてダイバー達は、バリカサグやパミラカン、ドーマゲーテやアポへと潜りに行く。



夜は街燈がない代わりに、月明かりと満天の星空を見ることができる。

ビーチ沿いのバーで、波の音をBGMに地元の若い連中と酒を飲みながら、バカ話に花が咲く。



横から初老のオーストラリア人紳士(酔っていたのでそう見えたのか?)が話し掛けてきた。

彼は海を愛してるのだろう、ヒトデ退治の話を持ちかけてきた。

「あいつらは珊瑚を食べる悪い奴らで、いいことなんて何もないから、退治しよう!」と。

「1個獲って1ペソ、20個でビール1本飲めるぞ!」って。

結局飲みたいだけなんかいな??(笑)



その次に行ったバーでは、

同年代の英国人3人組と騒いで踊って、最後には一緒に海に飛び込んだ。

「英国人ってこんな奴?」って思ってたら、

その英国人も、「日本人ってこんな奴ら?」って思ってたみたい。

後で話した時、お互いそう思ってたのが分かって大笑い。



ほんと、のんびりした島だ。

3日もすると、みんなと顔見知りになってしまう。



ところで、海は?

どこまでも透き通るエメラルド色、

夜空を見上げると手の届きそうな所に満点の星空がある。

英国の老舗テーラー『ヘンリー・プール』が、

雑誌『NILE’S NILE』で紹介されましたので、紹介させて頂きます。



ヘンリープールのHPは http://www.henrypoole.com/ です。

 





紳士服のエレガントの最高峰

ヘンリー・プール

アンガス・カンディ

ヘンリー・プール社長

世界に名を残す紳士たちに愛され続けてきた

ヘンリー・プールのスーツ。

瞬間的な流行を追わず、いつの時代にも通用する

グッドテイストを作り続けること。

それが『BRITISH WAY OF LIFE』である。



Photo Tomoaki Hattori Text Junko Iwakuma



歴史を持ったブランドの服を身につけるとき、

布地が身体にフィットした瞬間に、

その伝統の重さを感じることがある。

一八〇六年、軍服専門店として発祥した

ヘンリー・プールのスーツがまさにそれだ。



二代目店主であったヘンリー・プールが、

世界的に有名なロンドンのサヴィル・ローに

最初のカスタムテーラーとして店を構えたのが一八四六年。

店舗を社交場として開放し、巧みな社交術でロンドンでも評判となる。



ヘンリー・プールの顧客リストには、

シャルル・ドゴール元仏大統領、作家のチャールズ・ディケンズ、

ウィンストン・チャーチル元英首相など、

誰もが知っている紳士たちが名を連ねている。



日本人の顧客も多い。

古くにはロンドンに開設された日本大使館の職員たちの名前もある。

着物姿で渡英した彼らが、

サヴィル・ローで三つ揃いの洋装を仕立てたところから

“背広”と呼ばれたという逸話もあるのだ。



また、吉田茂元首相や、一九一二年にご訪英した

昭和天皇のお名前を見ることもできる。

当時皇太子であった昭和天皇は、最初の寄港地、

ジブラルタルに到着した。

そこで採寸が行われ、次の寄港地であるポーツマスでは

仮縫いが行われた。

最終目的地のロンドンに到着したときには

みごとに仕立てあがった正装で、

宮廷の晩餐会に出席なさったというのだ。



紳士服の歴史を紡いできたヘンリー・プール社は、

現在六代目の社長、アンガス・カンディ氏が率いている。

大柄な身体にダークな色のスーツを着、

まさしく英国紳士そのものといったカンディ氏は、

最近の紳士服の傾向についてこう語る。



「アメリカではカジュアルフライデーなどが提唱されていますが、

 私はやはりエレガンスが好きです。

 近年、紳士服の世界では、エレガントなスタイルを好む傾向が、

 特にヨーロッパで顕著です。

 若い人たちは結婚するときにフロックコートや燕尾服などを

 着用するようになっていますが、それは私には喜ばしいことですね。



 また、オーダー服も人気を博するようになってきました。

 わが社とは一九六四年からのつきあいになる松坂屋さんが、

 今年からパターンオーダーを開始することになって、

 私はとても喜んでいるのです」



カンデイ氏のいうパターンオーダーとは、ヘンリー・プール社が、

販売に際して使っているロンドンマーチャント

(世界のテーラーに生地を供給する生地問屋)の生地見本と

まったく同じものが日本で注文できるシステムである。



バンチ(生地見本)で選べる総生地点数は一千点以上。

採寸によりパターンを決定した後、

シングル、ダブル、ボタン数やベントなど、

全体的なデザインや微調整を行い、

自分だけの一着をオーダーできるのだ。



ヘンリー・プールの基本コンセプトは『BRITISH WAY OF LIFE』。

ナチュラルなショルダー、ウエストシェイプ、

そしてフィット感を重視する職人技の仕立てである。

「素材によってカッティングを変える」というほど

大切に素材を扱うノウハウは、

生地を扱って約百五十年という伝統の中に蓄積されてきたものだ。



伝統について、カンディ社長は言う。

「最近、サヴィル・ローにも新しいデザイナーたちが入ってきて、

 だんだんと変化しています。

 ヘンリー・プールの職人も三分の一が三十五歳以下の若い職人です。

 しかしこの若い人たちが育ち、伝統を受け継いでくれれば、

 ファッション傾向がどう変わろうとも、

 スタイリングのディテールを過大に強調することはないという

 わが社のスタイルは継承されていくでしょう。

 実は私も、そして私の息子も若い頃は、

 伝統に反発した時期もありました。

 しかし今ではへンリー・プールの伝統の素晴らしさを

 深く実感しています。

 ヘンリー・プールのスーツは瞬間的な流行を追うものではありません。

 いつの時代でも適用するグッドテイストを大切にしているのです」



(「Nile’s NILE」11月号 106ページより掲載)

ドライクリーニングは、その溶剤が生地を痛めるのをご存知ですか?
せっかくのいい生地も、脂分が抜け、艶が失われ、繊維自体も細くなってしまいます。
*一長一短があるので、こんな書き方をするとクリーニング業界からお叱りの電話が入りそうですね(汗。

僕の実際の経験では、婦人服の綿レースが、所々ちぎれてしまいました。
切れていない部分も、レースの糸がかなり細くなって、今にも切れそうになっていました。
もちろん、最初のコットンの風合いなんて残っていません。

スーツについては、日々のお手入れで、生地の風合いは保てます。
しつこいですが、ドライをかける事で、風合いが損なわれてしまう事があるのです。

ドライは、シミをつけたり、汚してしまったりした時など、
主に油性の汚れがついた場合だけに留めておかれることを、僕はお客さまにお勧めしています。
ちなみに、汗はドライクリーニングではほとんど取れず、水洗いでのみ落ちます。
だって、汗って『水溶性』の汚れですからね。

それでは、『日々のお手入れ』について、具体的にお伝えします。
1)着終わったらブラシをかける!
  ブラシは出来るだけ一定方向に、埃のたまりやすい部分を重点的に。

2)肩幅のある、しっかりしたハンガーに掛ける!
  いい加減に掛けたまま吸収した汗が蒸発すると、型崩れの原因になります。

3)クローゼットに入れる前に、陰干しする!
  ハンガーに掛けたら、直ぐクローゼットに入れず、風通しの良い日陰に干す。
  湿気ったまま仕舞ってしまうと、カビや臭いの原因になります。

4)ハンガーに掛ける時は、ボタンを留めずに!
  留めた部分に、変なテンションが掛かって皺が入ります。(型崩れ)
  既製服の売り場で留めているのを目にするので理由を聞いたところ、そう教育されたとか。
  ビックリして更に突っ込むと、見栄えの問題だとか。
  洋服のこと、何も考えてないんですね。

5)吊るしておく時は、ポケットの中には何も入れない!
  重みのせいで型崩れの原因になります。

6)ハンガーは木製がいい!
  靴のシューキーパーには木製がいいのと同様、ハンガーも木製が汗を吸収します。
  但し、木製ハンガーは重量があるため、あまり間隔を詰め過ぎて掛けると
  肩の部分を傷めてしまうので注意が必要です。
  僕は家では、陰干しの際は木製で、
  クローゼット内はマッセアトゥーラで使っているプラスティクを使っています。

次は『汗ジミのお手入れ』について、お伝えします。
最近では汗抜きクリーニングなるものがありますが、ここでは
ウールのパンツを、愛情込めてご自宅のお風呂場で、自分でやってみましょう!

1)お風呂に10cm程度のぬるま湯を張る!

2)使用する洗剤について!
  洗剤は石鹸でもウール専用洗剤でも、どちらでもよいですが、
  全体を洗う場合は専用洗剤の方が楽です。

3)押し洗いをする!
  洗濯物は浸して、押し洗いします。
  絶対に、もみ洗いしたり、生地を斜め方向に動かさないで下さい。
  斜め方向に動かすと、ウールは必ず縮んでしまいます。
  直接手で押すと動いてしまうので、上からタオルを当てて押し洗いすると良いかも。
  
4)すすぎ洗いをする!
  洗いと同じ要領で、水を何度も換えながらすすいで下さい。

5)脱水する!
  脱水機は、生地を動かすことになるので厳禁です。
  平らな場所にバスタオル等を敷き、その上に洗い上げた洗濯物を置きます。
  上からもう1枚タオルを掛けて、洗濯物を挟み込んでやります。
  生地を動かさないように、ゆっくり押さえて、水分を取り除いてやりましょう。

6)乾燥させる!
  直射日光の当たらない風通しの良い平らな場所で、自然乾燥させます。

7)仕上げについて!
  ご自身でプレスが出来なければ、
  クリーニング屋さんで、プレスだけお願いされては?
  取次店ではドライ不要でプレスだけ、という事が出来ない場合があります。
  一度、ご相談されてみればいかがでしょう。
  個人経営のクリーニング屋さんの方が、何かと融通が利きますね。

これで、汗もしっかり取れて、
ドライクリーニング後の、あの嫌なベトつき感も残りません。
ただし、あまり頻繁にやり過ぎると、色落ちなどの原因にもなりますから、程々に。
また、モヘアを水洗いすると張りがなくなったり、
毛足の長いフラノだと、毛先が飛び跳ねたりしますので、ご注意下さい。
服好きの人間が今まで失敗を繰り返しながら、好きでやってる程度だとお考え下さい。

最後に『プレス(スチーム)』の効果について、お伝えします。
1)生地に潤い(水分)を与えます。
2)型崩れを、元に戻します。
3)付着した臭いが取り除かれます。
4)生地が徐々に締まっり、風合いが増します。
5)プレスは生地をモイスチュアライズしますので、効果あります。

ざっと書いてみましたが、
僕は洋服を作るプロであって、ケアのプロではありません。
ここで書いたのは、あくまでも1人の服好きとして、今までの失敗に基く経験値です。
これからケアについても、洋服を販売する上でもっと勉強しますね!


みなさんご存知ですか?

『背広』の語源は、ロンドンの『サヴィル・ロー』という通りの名前である事を。

そして『ヘンリープール』は、そのサヴィル・ローに店を構える創業1806年の老舗テーラーです。

(ヘンリープール英国版ホームページはこちら→http://www.henrypoole.com/



顧客には、W.チャーチル、ナポレオンⅢ世、J.P.モルガンを始めとし、

日本でも、昭和天皇、伊藤博文、吉田茂と、そうそうたる顔ぶれが名を連ねています。

そして、20世紀最高の粋人〝風の男〟と言われている、

かの、故・白洲次郎氏(白洲正子さんの夫)も、顧客の一人でした。



そんな老舗テーラーのカンディー社長とお酒の席を共にし、

そのパーティーの翌日には、丸一日スーツについて色々と教えて頂きました。

ボタンの数とエレガントさの関係、絶妙なる上着丈を決定するファクター、英国流着こなし術、

スーツのディテールは全て機能美である、などなど、、

それらひとつ一つの言葉に重みを感じました。

もちろんその背景には〝各国のセレブリティー達のスーツを作っているテーラーの社長〟

という先入観、それも無いとは言い切れませんが、

その落ち着いた自信に満ちた口調、スーツを触る時(採寸時を含めて)の鋭い目線が、

一層、僕には重みとなって感じられたんだと思います。



僕がそんな凄いテーラーさんと、どうして食事や打ち合わせをしているのか、、

英国のヘンリープール社から送られてきた、マスターパターン&マスターサンプルを元に、

国内縫製のサンプルを作り込んでいる真っ最中だからです。

もうすぐヘンリープールの日本国内向けのビスポークラインをスタートさせる予定です。

ここ数ヶ月打ち合わせを進め、出来上がってきた第一号サンプルを見ながら、

今日はカンディー社長にチェックしてもらったのですが、まさに鋭い職人の顔でした。



僕も、そんな顔になれるよう、日々精進していかなければ、、

厚かましいですか?(笑)

でも、スーツの造形にかける情熱だけは負けませんよ!









あまりの背の違いがばれてしまいますね。

ちなみに僕が180cmだから、カンディーさんは200cmオーバーですね

(ウソつくなあああああ!!!・笑)









サンプルを見ながら、仕様書のチェックをしてもらってます。








(画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます)



ブルータス「2001・6・1号」にお客様の病院が紹介されましたので

ご紹介させて頂きます。



奈良の学園前にある浜中矯正歯科の院長をされている浜中康弘さん。

ここの病院はロケにも使えるような洒落た空間です。

5月31日には毎日放送の「ちちんぷいぷい」でも放送されました。



http://www.yoihanarabi.com








BRIOにマッセアトゥーラが掲載!
[ BRIO 2001/06号 2001/05発売 ]
BRIOにマッセアトゥーラが掲載!

たまに、お客様から

「気に入ったスーツと同じモノを作ってもらいたいんですが・・・」

という、お問い合わせを頂きます。

そんな時、ちょっと困ります。

正直に丁重に「お断り」するべきか、

調子良く嘘を付いて「金儲け!」に走るべきか(笑)

その理由は・・・



寸法は同じでもパターン(型紙)によって、出来上がりは変わってきます。

採寸はあくまで、ある点の計測でしかありません。

その点と点を結ぶのが線です。この線が、直線なのかカーブしているのか、

またそのカーブの強弱によって、全然違う服になります。



フルオーダーのプレステージラインなら、かなり近いモノは可能なのですが、

それでも「全く同じ」という訳にはいきません。

お気に入りのスーツを分解して、1パーツずつ型をとれば

見た目には可能です。

しかし、使う芯地や肩パッドや糸、

それらを縫い合わせるミシンや糸のテンションによっても

出来上がりの雰囲気は変わってきます。



ですから、スタイリッシュテーラーリング、『マッセ アトゥーラ』では

いい加減に「出来ますよ」なんて言わないで、

丁重にお断りさせて頂いております。

申し訳ありません・・・ごめんなさい。


既成のスーツを着ている人で以下のようなシルエットになる人には

オーダースーツはオススメです。



反身体型

<体が反り返った体型>・・・





1)上着の裾部分がおしりに張り付いたようになります

2)腰の部分にシワが出ます

3)体が反り、腕が後ろに逃げるため、袖の後ろ側にシワが出ます

☆一度鏡を見ながら試してみて下さい。同じようなシワが出るハズです

☆ 写真はこれらの問題を解決するためピンでつまんで補正しているところです





屈伸体型

<前かがみの体型>・・・





1)上体が前かがみになるため、上着の裾が引っ張り、はね上がります

2)上着のバストからワキ腹周辺にかけてシワが出ます

☆ご自身で上着を着て、前かがみになって試してみて下さい





打ち合い・・・





ボタンを留めずに、少し重なる位がベストです。

写真は、上着の前の打ち合いをチェックしています



(注)写真では小指が立っていますが立てる必要はありません





怒肩・・・



ツキじわ



1)肩先が上がっているため「ツキじわ」というシワが出ます。

  あまり格好のいいモノではありませんから、

  購入時には必ずチェックしましょう。

2)自分で見ると、体がネジれて、シワが出やすくなりますから、

  必ず真っすぐ正面を向いて誰かに見てもらいましょう。

  もちろん、オーダーではこのようなシワが出ないように採寸します。