芯を白湯(さゆ)にひと晩浸して、脱水せず、そのまま自然乾燥させています。
ビルの中で空調が効いているので、意外に早く乾きます(笑。
この芯は、Sさんの『英国調コート』に使う物です。
こちらの芯は、Hさんのスーツに使うもので、
今回は、結納返しになるスーツという事で、あまりペラペラしたものではなく、
柔らかい中にも、少しシッカリした物作りをしたいとの事で、それも考えて芯材を組み合わせています。
Tさんの肩パッドです。
本バス毛芯(馬の尻尾の毛)をベースにして、
不織布、それに一部、Tさんの骨格に合わせて綿を盛って作っています。
Nさんのレディースコート。
雑誌の切抜きをお持ちになられて、
この部分をこうアレンジして、こんなイメージで!
Nさんは、今までマッセアトゥーラで何度かフルオーダーで
コートやお洋服をお作り頂いてますので、要領をつかまれ、手慣れたものです(笑。
ここに登場した、お客様の4つの芯たちは、
これから末永く、皆さんのお洋服の中で頑張ってくれる事でしょう。
お洋服にとって、彼らのチカラがなければ、テーラード仕立の洋服は成立しませんから!