肉体の再構築!
まさにゴッドファーザー!!
ご希望の雰囲気を『技術で表現』しました!!

スーツとシャツはマッセアトゥーラ、ネクタイはブリオーニ。
そしてネクタイは当然、ゴッドファーザー才門氏の『エリオットローズ』です。




お仕事でインドネシアにお住まいのNさんから、オーダー頂いたジャケットです。
インドネシア国内ばかりか、暑い地域へのご出張が多いそうで、
皺になりにくい生地がご希望とお選び頂きました。


スケジュール調整や、
お仕立ての違いも、ご説明させて頂き、
当日(来日中)の打ち合わせ時間を無駄にしないように、
先にメールでも打ち合わせが出来る範囲で細かく質問をさせて頂いたところ、
Nさんのご着用シーンや、お好みが少しずつ分かってきました。

コーディネートの幅は、
紺と茶を組み合わせられる場合が多いそうで、
今回もその線で行きたいけれど、ありきたりな紺や茶は飽きているので、
控えめなチェックなど、いつもとは違い、それでいて着回しが利く物があれば嬉しいとのこと。
そんな内容のメールを頂きました。
ここまで、5~6通のメールのやり取りです。

で、完成したジャケットがコチラです。
風の抜け感はないですが、薄手でストレッチが効いているので、
体への抵抗感がなく、暑い地域で着ていらっしゃっても不快には感じられないと思います。
汚れたら、その場でさっと水で洗って乾かしても皺になりにくい素材です。
皺が気になれば、ご自宅に戻られてからさっとアイロン。

お手持ちのコーディネートにも違和感なく溶け込み、それでいて少しスパイシーな雰囲気♪

今回は残念ながら送らせて頂く事になりましたが、
次回ご来日の際には着てお越し下さる事に。GW明けの5月が楽しみです♪



ダブルクロスでオーダーされたダブルブレストのスーツ。
ジャケットだけでも着たい!とのご希望で、メタルボタンにされました。
一般的なメタルボタンではなく、ロストワックス製法で形成された軽やかなボタンなので、
スーツで着てもらっても、
その質感から仰々しさが和らいでいます。
4B×2 フロント釦の数も、軽快さに一役買っています。


その後、前の打ち合い分量を変更し、
その関係で、釦間も調整することになりましたので、
全体のバランスを考慮して、4B×2 ⇒ 6B×2 に変更しました。
Kさん、たまたま白いタートルを着てらっしゃったのですが、似合ってました!
ジャケットとしてもお使い頂ける優れもののジャケットスーツ!皆さまもいかがですか♪(笑


*ダブルクロスについて
経緯(タテ糸とヨコ糸)とも双糸を使って、
経緯どちらかの糸で接結した生地です。それを軽く縮絨加工し、
繊維を立体的に絡み合わせると、空気を含むスペースがたくさん確保できます。

その結果、
肉厚で丈夫で皺になり難く、
しっかりとしたシルエットが出るのですが、
組織上、また仕上げ上、柔らかな着用感を生み、動きやすい洋服になります。
しかもこの生地は光沢があってクリアな表情をしているのに、
空気を含む分だけ暖かい!と良いこと尽くめです♪

似た名称で「ダブルフェイス」と云う生地がありますが、
そちらは元々別の2枚の織物を、接結糸と呼ばれる糸でつないで1枚の生地に仕上げます。
なので、接結糸を解いても、2枚の布はそれぞれ独立して成り立ちますが、
ダブルクロスの場合は、
接結糸が経緯(タテヨコ)どちらかの糸を兼ねているので、
生地として成り立たなくなります。

今ではほとんど織られておらず、マニアックな生地ですが、
そんな男臭くて質実剛健な「ダブルクロス」生地を是非お試し下さい。
でも虜になっても、色柄が多くはありませんので、その点はご容赦願います(笑。



音衛門さんからお土産を戴きました!
新食感!ふんわりアッサリな皮に、濃厚な小豆の風味♪


音衛門さんは、素材を吟味するために収穫地や加工地まで
足を運ばれ、ご自身の目で確かめた素材を使っていらっしゃいます。
最初にオーダー下さった2007年「似たような人がおるな~と思いまして。」と(笑。
それからたまにホームページを見せて頂くのですが、音衛門さんの訪問先はどんどん増える一方!
僕も、今まで訪問したところ、もっと皆さんに見て頂きやすくしますね。
音衛門さん、いつも色々とありがとうございます!
また楽しいお話を聞かせて下さい。
美味しいどら焼きを、
ご馳走様です。

あっ!これはエピソードですが、
以前、お客様Uさんが、生地の前受注会で
ドラッパーズのロッリさんにお持ち下さった手土産、、
日本とイタリアの融合と云うことで、音衛門さんの栗のテリーヌを
お持ち下さったんです。その時のテリーヌは、イタリア産の栗を使ったものでした。
何というか、こう、、ご縁を感じずにはいられませんでした。その時のテリーヌが『こちら』なんです。
他にも色々な産地の栗が、何種類かご用意されているので食べ比べてみても面白いですよ♪




年間300日ご登壇される売れっ子講師のIさんですが、
Iさんにとって、スーツやジャケットは、まさに衣装なのです!!
実はIさん、若かりしころ?松竹の芸人さんをされており、本当に衣装!

この生地は、イタリア製ですが、
緯糸(ヨコ糸)が珍しく2本縒り(2PLY)で、
イタリア特有のドレープ感を持ちつつ、しっかりしてます。


移動中はスーツで移動されないよう、
最近では心がけて下さっているのですが、
それでも無理な事もあるそうで、そんな時には、
こんな生地がお勧めですね。色気好きのIさんにピッタリ♪


経糸(タテ糸)と緯糸(ヨコ糸)で
かなりコントラストをつけた生地ですので、
ドレープの度に、生地の表情が玉虫のように変化します。
*画像では全く伝わりません!!!


続いてこちらは、ド肝抜かれるテカリ具合!
チンツ加工(chintz)された生地で、防水性もあって、
登壇後の、パーティーの席でも、食べこぼしに威力を発揮します(笑。


見えない裏のまとまり具合も最高です!
まさにコンサルティング業界の松竹!いや、ジャニーズ!
益々のご活躍を楽しみにしています。コンサル界に新ジャンルを築いて下さい!
お身体、どうか大切にして下さい。




以前、仮縫い風景をご紹介させて頂きました
フロックワンピース(そう命名!)を縫っているところです。
上襟には麻芯を使って「ハ刺し」して、きちんとテーラードカラーにしています。
フォーマルではありますが、出来るだけ手縫を多用し、全体に柔らかで優しい雰囲気を醸し出せるように。


ほら、まるでジャケットを縫っているような感じでしょ!
腰ポケットも両玉縁ポケットも、きちんと手で割って、体に柔らかく沿うように
テーラードジャケットと同じように作っています。(中の袋地は小さく浅くして、ちょっとした物が入る程度)
イメージは、ナポリのアルタモーダが縫い上げるような、柔らかく優雅な雰囲気を目指しました。


絶対に「サイズが合った既製服」ではない洋服。
着ている人も優雅な気持ちにさせてくれる洋服がイメージです。
Kさんに、長く寄り添ってくれるワンピースとなってくれる事を、心から願っています。




オンと、オフ。
どちらにも使えるスーツ。
ローマのS.A.R.Tから届いた生地です。
ソリッドなネイビーシャツを着ると、艶を感じさせるスーツ。


ハケ目のサックスシャツに、
ネイビーのペイズリータイは洒落感が出するとしても、
ブルーの小紋タイなんかをもってくると、十分オンでも着て頂けますよね!

そんな、オンでもオフでも使いまわせる秀逸な色柄だと思えるTさんチョイスの絶妙スーツです。




鹿児島で美容室を経営されているYさんが、
自店で開催されたファッションショーに特別出演?されました!


その時のお写真を見せて頂きました。
誰よりも!目立たれたのではないでしょうか!!(笑
僕も同じジャケットで2次会に参加させて頂き、ベストドレッサー賞を戴きました♪


Yさん、今日も、
楽しく!激しい!!オーダー、ありがとうございます♪
ポージング、決まってます!




お父様はディレクターズ。
ご身長180cm、B114、W113、H112 の元ラグビー選手。
そんなご体格に見えないくらいに、スッキリしていませんか!(ごめんなさい汗)
前裾も、ビシッと腿に張り付いています!
仮縫着せ付けに、長いお時間お付き合い頂いたお陰で、
思う存分!見え方(シルエット)をスタイリングさせて頂くことが出来ました!


ご長男さんは、タキシード風スーツ。
こちらは、ビスポークチュールでオーダー頂きました。
意匠はタキシードですが、拝絹と側章を付けず、ボタンだけ黒絹で包みました。
当日は、こちらに「水玉の蝶ネクタイ」なんていかがでしょうか!

お嬢様のご結婚、おめでとうございます!
大切な機会にお任せ頂けました事、嬉しく思っています。
本当にありがとうございます。



今日のKさんの仮縫い風景。
最近の「軽く!柔らかく!!」の傾向に
真っ向から勝負?を挑む『480g』のフランネルです!
とってもモッサリしています(笑。その素朴でモッサリした雰囲気が最高!
英国ハダスフィールドのマーティンソン社(Martin sons & Co,Ltd.)のイングリッシュフランネル。


フランネルにはウーステッドフランネル(梳毛)とウールンフランネル(紡毛)がありますが、
今は、270g程度の薄手のウーステッドフランネルが時代性を独り占め!

ですがKさんが選ばれたのは、
ボリューム感たっぷりの味わい深い紡毛フラノ
昔ながらのイメージは、時代性の高い梳毛フラノ(ウーステッド)じゃなく、こっちです!

「出来上がり、いつでも良いですよ。」
「来年でも構わないですよ。」
いつもKさんは、そんな風に言って下さいます。
でもKさん、そこまでかかりませんよ。
イメージ忘れてしまいます(汗。

Martin Sons&Co,Ltd. (英国|ヨークシャー州八ダスフィールド>
左から営業企画デザイナーのハンナさん、マネージングディレクターのゴードン氏、
そして、セールスディレクターのジェーンさん


下の画像は、本社にある
3プライFRESCOの技術特許の証です。
2008年2月マーティンソン社訪問Martin Sons&Co,Ltd.(マーティンソン)