以前、自分の洋服を縫ったマイスターファクトリーの口野君
今回は工場に縫製を依頼し、他にも違う工場にオーダーして検証しています。
手縫いの服がお客様全員にとって良い訳ではなく、見た目やフィット感、それに何よりも
お客様にとっての関心事項は価格ですから、それらのバランスを、自分の洋服を作って着てみて、そして
見た目の雰囲気など全てを理解しておく事が望ましいのではないでしょうか。

これはマッセアトゥーラのやり方で、賛否両論あると思いますが、
彼もその事を納得して、この方法を選びました。

あれこれ知らなくても販売は出来るよ、と言われるのですが、
あれこれ知った上でお客様にお伝えする方が、お客様にとっては良いかなと思うんです。
既製服はお客様が目で見て着てみて、ご判断して頂く事ができますが、
オーダーの場合は出来上がってくるまで解りませんから、
作り手側としては莫大な知識が必要です。
前提は、、信頼作りですけど。

ごちゃごちゃ言っても、結局のところは、
僕自身もそれを望んでいて、自分もそうして欲しいから、
きっとお客様にも同じようにしてしまう、、結局は自分の好みって事ですね(笑。

プレタ(既製服)っぽい、スッキリした雰囲気が好きであれば、前回よりこちらですね。
手縫でも、手の雰囲気を消してスッキリさせる事は可能ですが、
手で縫うのであれば手の匂いは残したいです。
これも結局のところお好みです。
だからこそ、あれこれ着てみて、見て感じて
自ら経験してみたことを、お客さまに伝えてゆきたいです。




マイスターファクトリーの口野君が、
型紙から最終の仕上げまで頑張ったスーツです。
まだまだ段取りがつかめずに、最後のほうは寝ていませんが、
これで3着目になるスーツで、自分の欲しい線を引き、欲しい雰囲気の洋服を
完成させる事が出来て、とても嬉しそうでした。合わせるシャツは焦げ茶でプレスがまだですが(汗、
このスーツを着て、明日からの新しい研修先に向かいます。2ヶ月間キツかったと思いますが、よく頑張ったと思います。
1日10時間の研修が終わってからも、毎夜毎夜、型紙を引きまくりながら、このスーツを縫い上げましたから、、




3日過ごしたシチリアとも今日でお別れ。
カターニャの駅前でパニーニとビールの晩ご飯を済ませ、


翌朝のナポリに向かう列車(終着はローマ)に乗り込みました。
もちろん、缶ビールも買っています(笑。


時間の節約も出来るしホテル代も浮くし、それより、
あの心地よい振動が子守唄みたいに聞こえ、酔いが回ってきて
自然に眠りにつける、あの心地よさが止められず、昔から夜行列車は大好きです。


カターニャ22:04出発
メッシーナ(海峡)駅23:30到着
準備を済ませ、23:50から船底に積み込み開始!


牽引してきた機関車を切り離し、
最後尾の車輌の後ろに機関車を連結し、後ろから押します。


列車が船内に押し込まれてゆきます。


前の3両だけ切り離して、一旦バックし、また次の列車を押し込みます。
今度は4両を残して機関車と切り離し、またバックする。
これを繰り返し列車は全て積み込まれます。
牽いてきた機関車はここまで。


積み終わったら、船内に出てゆっくり過ごせます。


メッシーナ海峡の夜景を眺めながら、
ナポリ側の港、ヴィッラSt.ジョバンニに向けて船はゆっくりと進みます。


船は、イタリア国鉄『トレ二タリア』の専用船です。
昔の青函連絡船も、こうして列車を積んで海を越えていました


25時、ヴィッラSt.ジョバンニに到着すると、線路がゆっくりと降りてきました。


今から約30分かけて列車を降ろします。


イタリアの地図を思い出して下さい!
船を出ると、イタリア長靴のつま先に上陸です(笑。
それじゃ6時のナポリ到着までゆっくり休みます、お休みなさいzzz
到着して午後から、ロンドンハウスの工房と、アミナ・ルビナッチのニット工房訪問です。


最後に、、
話の流れと関係ないんですけど、フィアットが作った初代ペンドリーノ(ETR450)です。
愛嬌のある風貌ですが、最高速度320km/hで、営業速度は250km/h。
1988年の登場で今は主要路線からは外されましたが、
日本の初期型0系みたいな扱われ方で、
今でも現役で走っています。


前回の出張の時はバルセロナに行った週末旅行でしたが、今回のシシリー行きも大満足!
ナポリに着いて、今日からまた工房巡りが始まります!!
それは、また改めて。



小学校からの友人Oさんが、人間国宝『志村ふくみ』さんの染色の学校に通っています。
自分で糸を染めて織った生地の画像を送ってきてくれました。
経糸(タテ)に白を使ってあるそうで、
天然染料の優しい色合いが、更に優しくなっていますね。
技の継承は感性の継承に尽きると僕は思います。
いっぱい綺麗なもの見て感性磨けよ~。




小学生の頃、スーパーカーブームでした。
昨夜、家に帰ると、懐かしい車たちがテーブルに並んでました!
スーパーカー消しゴム、覚えてますか? タミヤのアクリルカラーに浸けておいて、
出してから乾かすと、消しゴムがカチンコチンに硬くなるから、対決に勝って、どんどん増えました(笑。




牛乳があまり好きじゃない息子2人ですが、
お気に入りのマグカップに替えてあげると、自然と飲むようになりました。


飲み終わった時のコレも、目当てのような気がします(笑。


ふと思ったのですが、洋服も同じですよね。
洋服が変われば気分も変わります。サイズのあった服だと背筋も伸びます。
着ていて人から褒められたり仕事が成功したりすると嬉しいものです。朝の牛乳のパターンを当てはめると、
洋服が替わって結果が出たら(バナナが出てくれば笑)、洋服の大切さに気付かされる筈です。
大人も単純ですからね、、特に男の場合は何歳になっても子供じゃないかなと思います。
もしかして、そんな単純で子供染みてるのは僕だけなんでしょうか?(笑



昨日の帰り道に撮ったグランフロントの写真。


只今24:30。終電もほぼなくなった時間です。


北館6F『UMEKITA FLOOR』は、『はしご酒・飯ができる!』『朝まで営業!』がウリで、
15店舗ほどが朝4時まで営業しているそうです。また行ってみよっと!





マイスターファクトリーの特別課題『シャツプロジェクト』です。
着用感と見た目のバランスのせめぎ合いの中で、引き続き微調整をしています。
トワール、4着目。

前ヨーク部分でシッカリと襟の昇りを作って、首への吸い付を見ています。
シャツの命って、前立てから襟につながってゆき、いかに襟が巻きついてくるかですから、、
マイスターファクトリーの生徒さんたちの真剣な空気感の中で、僕も緊張感に包まれて心地よい時間でした。
トワール、4着目。





マイスターファクトリー2期生のチャレンジ課題として、
2期生希望者を対象に、シャツ作りの取り組みをしているところです。
お客様目線を見失わない物作りが大切で、この日も、即座に解いて微調整をしました。
線に色気が出てきました。 単なるサイズ合わせから、色気を意識した線を引くように意識を高めます。





今日は、車のニューモデルの展示会という事で、
披露パーティーに誘って頂き、夕方店を抜けて行って来ました。
たくさんの方との出会いを頂き、本当にありがたいことだなぁ~と、つくづく思いました。

ありがとうって、『有り難う』って書きますよね。
これって、起こり難いことが、実際に起こった(有り得た)から、
有り難うって言うそうです。確かに僕が今日のパーティに招待して頂くなんて
オーナーでもない僕には有り得ない事です。そんな有り得るのが難しいことが、実際に起こりました。
だから『有り難う』なんですね。関係者の皆さま、『有り難う』ございました!
画像は展示披露会で頂いたノベルティー。車が車だけに、ノベルティーも最高です!!