BoitsClassicAcademy監修
マイスターファクトリー
の2期生の課題です。

課題と言っても、仕立代は払います。れっきとした仕事です。
プロとしての仕事をして下さい。意識をしっかりもって取り組んで下さいね。
僕は白サキソニーのパンツを注文しましたが、シーチングで仮縫い。理由を聞くと、、うんうん、
意識レベルが高いです。素晴らしいパンツを楽しみにしています!





開店前の準備から、ずっと休んでいなかったのですが
お休みを頂いて岡山県の児島に行って、色々と勉強してきました。
この成果を、店の物作りにも反映していきますので、楽しみにしていて下さいね!
太郎と次郎も、自分のオーダージーンズが出来上がっていくところを興味深く見入っていました。
出来上がったジーンズを、早速その場で履き替え、大喜びでした(笑。
やっぱり自分だけの物が、その現場を見て出来上がるって、
子供なりに嬉しいんでしょうね。この経験が、
少しでも物を大切にする気持ちに
つながれば、ですね。


もっと興味深い場面がたくさんあったのですが、
子供が遊びすぎて、肝心な場面でカメラのバッテリーがなくなりました(汗。



ハービスの向かいの商業ビル、ブリーゼブリーゼにある
イタリアン『Piano Piano/ピアノ ピアーノ』(ここは大阪で有名で数店舗あります)に、
フランチャコルタのTOPワイナリー『カ・デル・ボスコ』のオーナー、マウリツィオ・ザネッラ氏が来られました。

開店中でしたが、左のTさんにお誘い頂き、
ピアノピアーノのフランチャコルタナイト?に行ってきました!(笑

ザネッラ氏のタイやスーツについて聞いてみると、これが的中で、盛り上がりました!(笑
やっぱりイタリア人セレブ、着てるもんなんですね~。

ちなみにタイは、イタリア人が大好きなコルノがあしらわれたマリネッラ製でした。
スーツばかりか、コルノばかりか、、マリネッラまで当っていたので、盛り上がったんだと思います(笑。
僕の見る目も、少しづつですが、熟成されてきました(爆。


やっぱりイタリア人、饒舌ですね~。
イタリア語、サイコーです、僕には心地よく聞こえます(笑。


途中、マグナムボトルも開きました!
この後、店に戻って、また仕事、、一気に現実に戻りましたが、
一時だけ、イタリアに行った気分に浸れました! Tさんお誘い頂き、ありがとうございました~





日本でライセンス生産されていたヘンリープールブランドが、今年の7月で日本から撤退しました。
以前の会社で関わらせて頂いていたのでお客様からお話を頂く事もあり、僕としても
非常に残念でなりませんが、最近の嗜好性の強いお客様にとりましては、
ライセンス物では、ご満足頂けなくなってきたのだと思います。
今回の撤退は、数年前からの紆余曲折の結果で、
余程、本国に近い物を取り扱わない限り、消費者には受けないのではないでしょうか。

英国本国からヘンリープールのカッターが来日し、
採寸・仮縫・本縫を本国で行って仕立て上げる
トランクショー』は、
ライセンス品の数倍の価格にも関わらず、年々オーダーされるお客様が増えていることも、
その証しではないかと思っています。

撤退は、今までファンでいて下さった顧客の皆様にとって迷惑な話だと思いますし、
中には、一生のお付き合いと思って下さっていた方もいらっしゃるのではないかと思っています。
そのお客様たちの為に存続させる事も、経営責任だと思うのですが、反面、
そうなると、ロイヤリティーの問題とか、経営的には難しくなります。
で、結局は行き着くところ、ヘンリープールというのは、
やはりテーラーであって、ブランドではない。
僕はそんな風に思うのです。

ヘンリープールが、日本で新たにオープンする時は、
英国本国と同じように、カッター(型紙作成&裁断を担当)がいて、
テーラー(縫製を担当)がいて、本国と同じ洋服を作る事ができる環境を整えるか、
ヘンリープール社が、将来、英国本国で既製服を取り扱うようになって、
それを日本に輸入、もしくは同じクオリティで販売するなら、皆さまに受け入れてもらえると思います。

実際、1964年にヘンリープールが日本に入ってきた当時の服は、
英国人カッター(縫う事も出来る人でした)が常駐し、そのカッターの指示のもとで、
日本のテーラーが、本国とほぼ同じ附属を用いて縫っておりましたので、本国に近い洋服でした。

下の画像は1979年に本国で縫われたヘンリープール製3ピースです。
参考資料として、店舗に置いてあります。


ラベルは首元に付きます。
以前、日本で再現した時には、ここに付けると、
裏地の背中心が開かないので、着用感が悪くなると却下されましたが、
実際に縫い付けて着てみると、何ら大差なく、この場所に縫い付けたエピソードがあります。

余談ですが、ヘンリープール社がここに縫い付ける理由は、
着る人が主役で、一旦着てしまえば店名が見えない場所がここだからです。
洋服が主張せず、着手のパーソナルが引き立つ服を作るという思いが集約されたディテールです。


最後になりましたが、ヘンリープールは、
英国のサヴィルロウ(背広の語源になったと言われるロンドンの仕立屋が集まる通り)に
店を構えるテーラーで、日本の洋服のルーツともいえる名店です。
白洲次郎さんが晩年着てらっしゃった事も有名ですが、
日本が文明開化で、和装から洋装に切替り、
その時に、伊藤博文さんを始め、政府の要人がオーダーしたお店です。

サヴィルローにある、それぞれのテーラーには、それぞれ特徴があるものの、
共通項が多く、それがブリティッシュクラシックスタイルとされている特長なのでしょうね。
その中でもヘンリープールは、もっともオーソドックスで奇を衒わない普遍的なスタイルを持った
テーラーです。

下の画像は、僕のジャケットです。
年をとっても着る事のできる普遍的なジャケットです。
少々太っても着る事の出来るユニバーサルサイズ?ズングリ!(涙
どれも、お客様のご要望を引き出すときのサンプルとして、店内に置いてあります。





今日は『大阪洋服同志会』という、100年以上も続く技術者団体の夏季ゼミナールでした。
テーマはその名も『水飴ジャケット』(笑。いや、笑っちゃいけません、ホントにグニュグニュ伸びます。
講師は、マイスターファクトリーの講師でもある『杉山一郎』先生です。


隣で、アイロン持って芯を作っているのは若き女性技能士のホープ、マキちゃん!
杉山先生の説明と説明の合間に、マキちゃんが芯作りを担当。
今年の講習会の構成は素晴らしいです!
「イケてるぜぇ~」(笑。


今年の受講者は少し少なめでしたが、平均年齢は随分下がったと思います(笑。
重鎮が減ったのは寂しい事ですが、良い傾向だと思います。
資料作り等、マイスターの生徒も手伝って
良い講習会になりました。

関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
ありがとうございます!!




スマートフォン全盛の今、
携帯端末の種類がどんどん減ってます。
以前使っていた携帯を予備機にもう1台、買い貯めしました!
どこまでスマートフォンを使わずに、時代の流れに逆らえるんでしょうね(笑。



マイスターファクトリーでは
注文紳士服業界の貴重な技能を後世に残すために、
今期より、匠の先生方にご協力を頂き、技術講習会を開いて参ります。

黄綬褒章受賞者の関根先生と、厚生労働大臣賞受賞者の杉山一郎先生の凄いコラボレート。
経験を伝えて頂くことも難しい作業ですが、その経験を価値に変える作業も難しいです。
多くの困難がありますが、何とか頑張って引き継いでいけるよう頑張ります。
両先生、これからもご協力頂けますよう宜しくお願いいたします。


今日も、先日に引き続いて
マイスターファクトリーのネタです。

ミラノから一時帰国された洋服職人の河合さんに、
どうやって今があるのか、どんなふう洋服作りに向き合っているのか、
ミラノでの日々の経験を交えつつ、詳しくお話し頂きました。

河合さんと僕は、2004年来の付き合いになります。
今では僕の洋服だけではなく、お客様の洋服も縫ってもらうようになりました。
僕の洋服は、以前このダイアリーでも紹介させて頂きましたが、
全てを店内で縫ってもらった事もあります。

僕は彼の物作りを通じて、沢山色んな事を学ばせてもらいました。
目の前で縫っている河合さんを見ているので、
出来上がった洋服に対する思いも
特別な感覚があります。

物と言うのは、それを作った人、そのものです。
言わば分身のようなものでしょうか。
物は人から買う、、僕にとって、とても大切な事です。

生徒さんたちには、河合さんの体験談から、
多くの事を感じ取ってもらえることを願っています。
マイスターでの2年間を、意識を高く持って過ごしてもらいたいです。


今日は
マイスターファクトリーねたです。
ローマにお住まいの靴職人の吉本晴一さんに、
現在のローマでの状況と、修行時代のご自身の経験を、
マイスターファクトリーの生徒たちに、詳しくお話し頂きました。

大学卒業後、
勤務先の商社を退職され、
その商社時代に貯められたお金を握り締め
8年前にイタリアに渡られ、今はローマで活躍されています。

物作りは、それを作る人間の性格や気構えが出ます。
ただ、物を作るだけなら、学びさえすればアマチュアでも作れます。
プロとアマチュアの違いを理解して、物作りに取り組まなければ一流にはなれません。

生徒さんたちには、吉本さんの体験談から、
このような事を感じ取ってもらえればなと思っています。
これからのマイスターでの2年間を、意識高く過ごしてもらえることを願います。
お話のあと、
僕の靴を作って貰うため、
採寸も見学してもらう事ができました。
吉本さん、一時帰国の貴重なお時間をありがとうございます。

マイスターファクトリーでお世話になっているeinshopのデザイナー、
岡本亮さんの個展にご招待頂き、行ってきました。


この画像だと見えないのですが、、
そんれにしても、ユーモラスなアートです。


僕の色々と感じる部分を伝えたら、結構当たっていました(笑。
すごくメッセージ性が込められているんですよね~
例えば、この柄から何を連想しますか?
めちゃくちゃ奥が深いです!


こっちの方がわかり易いでしょうか?
実物を見て質感まで見えると、もっと違ってくるのですが、、
モンベルのTシャツでしか、岡本さんの作品を見た事がなかったのですが、
新たな岡本さんの一面をみました。昨年に引き続き、今年も7柄、モンベルからリリースです。