(2006年1月12日)

ヴェネチアからフィレンツェまでは、ユーロスターで所要3時間弱の移動です。

どちらの駅も街のど真中にあり、到着後の移動ロスがなくて便利です。

料金も2ndクラス(普通車)なら28Euroと、これまた安い!

日本で買っていくと8,000円程度ですから、ハイシーズンや混み合う路線でなければ、

現地についてから券売機でクレジット決済して購入する方が便利でお得です。

時刻は、前もってインターネットで調べておけますしね。



そんな電車の話はさておき、

本題は、『PITTI IMMAGINE UOMO』です!





といっても、目的はピッティ・イマジネ・ウォモで買い付けるわけではなくて、

ピッティに出展している店のスタッフや、集まってくるバイヤーの着こなしを見る事が

最大の目的なのです(笑)。

もちろん、次期A/Wのトレンド情報がいち早く入手できるのも魅力です。



ピッティ・ウォモは、フィレンツェの鉄道の玄関口〝サンタ・マリア・ノベッラ駅〟から

北500mに位置する〝バッソ要塞跡〟に各ブースが設けられ、開催される、

ハイクオリティな世界最大級のメンズファッションの展示会です。

今回のピッティを〝白〟で演出したのは

招待デザイナーの1人、ベルギー出身のマルタン・マルジェラで、

白は、彼のメゾンカラーでもあります。

真っ青なフィレンツェの空に生える〝白〟が眩しいっ!





今回の入場者数は、開催期間1月11~14日の4日間で28,000人にも及び、

そのうち10,000人が海外からの参加者でした。

日本も、海外勢1位のドイツに次ぐ参加数で、昨年対比8%増の1,000人を超え、

ピッティへの注目度が高まっている事が伺えます。

日本以外の極東地域では、韓国が14%増の456人と急成長しています。

また中国からは、今回は312名と前回を少し下回りました。

いま注目されているBRICsの1つ、ロシアからの参加も増えています。



参加企業数も回を重ねる毎に増え、今回は643社811ブランドにも上り、

そのうち35%が海外からの出展が占め、日本からの参加企業も少しずつ増えています。



ちなみに、今年のもう1人の招待デザイナーはリック・オウエンスでした。

ピッティ・イマジネ・ウォモ(2)は次回に続く、、




今日は、この時期にすると珍しく、朝からずっと立て混んでました。

最後のKさんと一緒に語りながら飲んだ〝ドランブイ〟

甘いにも関わらず、ロックでグイグイ(笑)。

アルコール度数はたいがいですから、

酔ってしまいました(笑)。

という事で、〝今夜はサイコー〟♪

いや、、そうじゃなくって、、、今夜はダイアリー休ませて頂きます(苦笑)。



全ての仕様書を書き上げて、とっとと帰りまーす♪




この秋冬は、色んなスタイルのスーツをご注文頂きました。

従来のクラシコスタイルが30%、

フレアー袖&フレアーパンツなどの’70年代を意識したシルエットが30%

そして全体に細身で、ナローラペルのS2Bスタイルに、

当然パンツも膝下ストレートなシルエットです。

そして残りの10%は、これらのどのスタイルにも属さない独創的なスタイルです。



写真を取る時間がなく、ホームページ〝商品紹介〟の更新が出来なかったのですが、

僕的には、色々なスーツが創れて、楽しいシーズンとなりました。

マーケットリサーチやサンプル作成に費やす時間が結構かかるので大変ですが、

それはそれで、かなり楽しいです♪



着手側の希望なら、どんな要望にも応えたいという基本スタンスの下、

今シーズンの春夏も僕なりに勉強して、皆様のご要望にお応え出来るよう努力します。



そんなこんなで、今週末に生地の入れ替えをします。

生地のトレンドで云えば、大きな流れでは今年も英国寄りですが、

自分流儀だからこそ意味のあるオーダーの世界では、そんな事はどうでもよくて(笑)

どんなご注文が頂けるのか、楽しみです♪







それより、dainojiさーん!

今夜はboits、お疲れさまでした!

遠路、運転(凍結!?)にはくれぐれも気をつけて!!

それにしても今夜は(も!)楽しいお酒でしたね♪


今回のイタリア行きは、成田発エールフランスの深夜便で、早朝のパリに到着し、

そのまま乗り継いでベネチアから始まり、いつになくワクワクしました(笑)。

でも、ファッションとは次元の違うレベルで、です(苦笑)。



僕が中学生時代に買ったマドンナの〝Like a Virgin〟のビデオクリップ。

記憶にある方も多いと思うのですが、

ベネチアの水路をゆくゴンドラの上で、マドンナがセクシーに歌うあのシーン、

あのシーンが、純真な少年の脳裏を焦がしてしまったのです(笑)。



そんな事はさておき、、

水の都〝ベネチア〟は、街全体が世界遺産に指定されている水上都市で、

水路が張り巡らされた中に、中世そのままの街が、

水上に浮んでいるかのように、〝ひっそり〟と佇んでいます。



ひっそり、、

そう、この街には車どころか、バイクすら一台も走ってないんです。

グランキャナルと呼ばれる大運河が街を貫き、幹線道路の役割を果たしています。

そして、この大運河を走るヴァポレット(水上バス)が、路線バスのように回り、

船着場でヴァポレットを待っていると、ヴェネチアーノ気分に浸れます。

サンマルコ広場やドゥカーレ宮殿も、この大運河沿いにあります。





玄関に船着場がある家もあったり、、





こうして見ると、中国の水の都〝蘇洲〟の景観とダブるところがあるのですが、

そういえば、どちらも世界遺産でしたね(苦笑)。





迷路のような路地裏?の水路には、どこか生活の匂いを感じませんか?

夕方には、いい香りが漂ってきたり、、(笑)





ほら、マドンナのビデオクリップの風景そのまんま!(もうええって!!)





こうしてヴァポレットからグランキャナルを眺めると、その広さが分かるでしょ!





ベネチア編、お疲れ様でした!

次回から、場所はフィレンツエに移ります♪










ベルトが間に合わないとかで、「僕の私物でもよければ」と

昨年末、Kさんにベルトをお貸ししました。

そのKさんが気を遣って下さり、博多土産にと、長浜ラーメンを下さいました。

何と『モンドセレクション』の金賞を受賞している逸品ではないですか!

ってゆーか、何だか思いっきり笑ってしまいました(失礼!)。

だって、イメージと合わないと思いませんか?(笑)



明日の朝ご飯に、頂きます♪

きっと〝ベルギー〟の味がするんじゃないかな~と思います(笑)。

Kさん、遠慮なく頂きますね!ありがとうございます!!







ところで、、、

先日の書き込みで、「手土産は必要ですか?」という内容がありましたが、

こういうのは単なるブログネタで、お気遣いは不要ですよ♪

皆さん全員が持ってきて下さってるように思われ、

「自分も!」と思われたようですが、こうしてブログで紹介すると

全員が持ってきて下さってるような思いに、、(苦笑)

100回のご来店で、1回程度ですよ。

↑何で〝苦笑〟なんや?やっぱり期待してるんやろ~(爆)。

↑冗談ですよ、ジョーダン♪


1月12日にナポリでオーダーした、
マリネッラのタイが、今日到着しました!
梱包を解いたとたん、ナポリの空気が部屋中に充満!
サンタァアルゥウチィイアァ~♪、サンタァ~ルゥチィイアァ~♪♪
今回は、マリネッラではあまり数多くない無地物を中心に
20本程度を選んできました。
内容はこのブログで、改めて紹介させて頂きます。
2枚芯でオーダーしたタイプや、少しナローなタイプもあります。
自分用には、通常の148cmより5cm短い、143cmでオーダーしました。
マリネッラの現地情報も、あらためて!

最後にちょっと余談ですが、、
イタリアで最も有名な民謡『サンタ・ルチア』は、
ナポリの守護聖人・海の守り神「聖ルチア」を歌ったもので、
ナポリ湾に舟を浮かべて楽しんでいる~、そんな内容って知ってましたか?
また、ナポリのサンタ・ルチア港は、リオデジャネイロや香港と並ぶ、世界三大美港。
他にも世界三大夜景の1つにも数えられているとか、、僕も聞いた話です(笑)。
ナポリの風景も、あらためて紹介させて頂きますね♪



(2006年1月7日)

ベネチアに着いて、直ぐに電車のチケットを手配しました。

フィレンツェへの移動、そしてフィレンツェからナポリまでの移動です。

画面操作だけで、イタリア国内の行き先や目的地を選べ、

シートも2人掛けにするか4人掛けにするかまで指定できるんですから、凄いです。

支払いは、機械にクレジットカードを差し込むだけで楽々決済♪

だから、僕たち短期滞在型の人にも便利です。

言葉もイタリア語を始め、最初の画面でフランス語やドイツ語も選べますから、ホント助かります。







そうそう、、

2人分買っても、切符は2枚出てこないですが、慌てない下さいね。

右上に〝2 ADULTI〟って小さく書かれてるだけです(笑)。



それと、

乗車前に必ず駅の構内にある機械に通して刻印を取っておきましょう。

刻印がなかったら、使い回してると思われ?罰金取られます。

僕も以前、エライ目に遭いました(苦笑)。

まぁ、指定席の場合は最初から日付が入ってるから問題ないと思いますけどね、、

下の画像の端っこに入ってる刻印です。








(2006年1月7~9日)

街角スナップ@ベネチア編



シビれる程、ブルジョワっぽい雰囲気を持った人でした。

でも、写真をみてガックリです。

ドレープ感や素材の質感など、この写真では全く伝わってこないのが残念です。

今回のイタリアでは、僕の中では最高得点(笑)。



シルエットの綺麗なタイトフィットなデニム上下に、白のドレスシャツ。

ミッドナイトブルーのジャケットも最高、カシミア素材のマイクロヘリンボーンです。

靴だけを差し色に補色をもってくるあたり、イタリア~ンです(笑)。





次は、

ピッツェリアで見かけオヤジに写真を撮らせてくれと頼むと、

喜んでポーズを決めてくれました。

ベージュから黄色への絶妙なグラデーションにはノックアウトされました。

シャツに補色のブルーを差してるあたり、確信犯です(笑)。

良い物を着てるワケじゃないんですが(失礼!)、

色使いが巧みで、自分のキャラで服を着てるって感じでしたね。





ディスプレイも、ほらこの通り!

今シーズン、イタリアで大ブレークのグリーン系!のグラデーションに

ベージュで落ち着きを持たせて、上品に仕上げてます。

このセンスが、イタリアっぽいんですよね。





歩いてたら話しかけてきてくれた陽気なベネチアーノ♪

左の2人はグリーンのグラデーションで、

右のご夫妻の旦那さんは、イエロー系のグラデーション。

この人たち、別にファッショナブルでも何でもない、

普通の爺さん婆さんなんですが、それで、このレベルですからね(失礼)。





野菜もほら!ご覧の通り。

やっぱり色彩のオンパレードです(笑)。





そりゃ、こんな小さな時から、色の訓練をされるんですから、

DNAレベルで違ってくるはずですよね!





ここで、「イタリア人とは肌の色や髪の毛の色が違うから似合うんだよ!」とか

「街並みが違うから日本でそんなの着ると浮くんだよ!」とか

言ってしまえばお終いですよ(笑)。


(2006年1月7日)

ヴェネチアで見つけた水着。



これはポルノなのでしょうか、芸術なのでしょうか?

でも店の兄ちゃん笑いながら、

「ポルノ税かかるから値引きできないよ!」って言ってました(笑)。



イタリアでは今年から〝ポルノ税〟が課せられるとか、、

それにしても、発想も〝情熱的〟ですね(笑)。

結局どうなったのでしょうか?

誰か教えて下さーい♪








ベネチアで見つけた、3プライコットンを使ったへヴィーウェイトなチノパン。

どんな表情に変わっていくのか、楽しみです。



日本では、なかなか出会えない色ですが、

イタリアではオヤジ連中が好んで穿く、実に落ち着いた色合いです。



僕なら紺ジャケにリボンベルトをして、

昔から大好きな、イタリアン・プレッピースタイルで着たいですね。



素材も特徴的ですが、歩いてみると勝手に足が前に出る、

そんな不思議な履き心地です。

素材&パターン共に、研究素材としても非常に価値のある1本です。