Hさんお気に入りのシンプルで上質なワンピースをベースに
イタリアの至宝、カルロバルベラのシルク×ウール×リネン素材で仮縫させて頂きました。


ウエストの絞り位置を下げ、全体のシェイプラインを調整しました。
ご自身の体型や微妙なお好みの違いまで反映させて作るワンピースですから、
一旦、Myパターン(型紙)を作ってしまえば、次からは生地を変えるだけで完成します。
たくさんデザインを見てきて、ご自身の好みが明確になってきた方はシンプルで自分らしいスタイルに
男女を問わず、行き着くようですね。


ここでカルロバルベラについて少し触れておきます。
オーストラリアのオークションに赴いて、直接原毛を買い付け、
糸に加工してもらう段階から自社基準に基づいた糸作りをしてもらいます。
織機こそ低速織機を使っていませんがバルベラの糸は、その最高級の原毛を染色して
糸にしてから直ぐに使うのではなく、生地に織る前の『糸の段階』でリラックスさせてから使ったり、
生地に織り上がってから『整理行程』に時間をかけたりと、ゆったりと流れる時間の中で生地にしてゆきます。
以前、ロンドンマーチャントのFINTEXの生地を、生地のロールスロイスと言いましたが、
バルベラの生地を車に例えるなら、ランボルギーニ?マセラティ?と云ったところでしょうか。(意味不明!?



お気に入りのワンピースをお持ち頂きました。
夏にサラッと着られて、とっても便利なこのワンピースをベースに、
もっと好みのシルエットやデザインに、リデザインして欲しいとのご希望です。バックジップ仕様でしたから、
サイドジップにして背中をシームレスに、よりエレガントにと提案をさせて頂いたところ、
主人の仕事を取ったら駄目!変えないで♪とのこと。ご馳走様でした(笑。


こちらからも、2つのデザイン提案させて頂きました。
気に入って頂ける生地が見付からず、今から探してみますね。
シーズン終わらないように、早く頑張ります!
Hさん今回も楽しいオーダーを頂き、
ありがとうございます。




いつも、お気に入りのアイテムを持って来てオーダーされるOさんから
今日は、ラップスカートのご依頼を頂きました。今からサイズを合わせ、型紙を抜きます!
こんなベーシックなアイテムでも、既製服は一度作ると、当分の間は作りません。
そこで一句!ないものは(5、つくってしまう(7、マッセだよ(5
山田く~ん、座布団、全部取ってやれぇ~(笑