以前、ご紹介させて頂いたSさんのワンピース。
年末にお渡しは終わっていたのですが、今日ご来店頂いたので、写真をお願いしました。


わざと少し浮かせたフロントばかりか、
プレスを効かさないバックスタイルがSさん流の個性です。




若い頃、コムデギャルソンやヨージ(ヤマモト)の服を着てこられたSさんは、
散々お洋服を着てこられたなかで、歳をとるにつれて少しずつご自身の好きなスタイルが確立され、
ここ何年かは、ずっとオートクチュールをされてきたそうです。
その先生がご高齢で店を閉められたところで、
弊店にお越し下さいました。

たまたま直ぐにお目当ての生地が見付かってワンピースをオーダー下さいました。
Sさんお手持ちのアイテムが瞬時に頭の中でコーディネートされ、
コーディネートに欠けているワンピースだとか。
ウエストの切り替え位置、そこから裾にかけての広がり具合、
もちろん着用感もしっかりご確認頂きます。


切り替えから上のボリュームを少なくし、
それに合わせて、ウエストの切り替え部分も移動します。


お好みの襟刳りに調整。一切迷い無し。明確です。
中途半端に気に入らない物を手に入れるより、こうして時間はかかっても、
お気に入りの1着を手に入れる、、長く着るものだからこそ。


Sさん、必ず年内には仕上げます。
楽しみにしてて下さいね!


Kさんの、お気に入りのワンピースを
調整したり、リデザインして、型紙から作ったワンピースです。
夏も終わりに近づき、スデにあまり着ていただけない季節になってきましたが(冷汗、
必要に迫られてオーダーしたわけじゃないから大丈夫!と言ってもらえて、
こちらもホッとしました。打ち合わせその他、色々と時間が
かかってしまって、申し訳ありませんでした。


低速織機でゆっくりと織り上げられたコットンリネン素材なので、
このように洗いっぱなしの状態で、良い風合いです。
着ているうちにしんなりなってきて、
洗うと、また張りが出る。
どんどん洗って馴染んでくる、、まるでデニムみたいです。

あっ!このワンピースをデニムで作ってもいい感じになりそうですね!
自分で書いてて、勝手に妄想してしまいました(笑。
Kさん、ありがとうございました!




以前、こちらでご紹介させて頂いたワンピースを一目見て
スカートをオーダー下さいましたNさん、柄の出し方まで打ち合わせをして完成しました。


お待ち頂いてた間に、色々なコーディネートを想像しながら、とっても楽しい時間だったそうです。
ご試着のあいだ、そんな話を聞かせて頂けて僕たちも幸せです。
着て、また遊びに来てくださいね!




Mさんが25年近く前にオーダーされたワンピースの仕立て直しをさせて頂きました。
背中のファスナー部分以外、もともとのラインは残ってませんし、
あまりの激変振り?に仮縫もさせて頂きました。

でも、、もともとのお洋服の画像や仮縫の画像も撮り忘れ、
それがないと、イメージが湧かないと思いますが、とにかく別物に生まれ変わりました!

今では、ほとんど見なくなった(手に入らない)とても良い生地ですし、
何よりお嬢さまの入園式の時に、お母さまから戴かれた思い出のお洋服ですので、
こうして形を変えて着続ける、、昨今の使い捨て時代にあって、僕はこういう文化が好きです。
このワンピースの上に羽織られる着丈1メートルを超えるコートも、これからボレロに大胆に生まれ変わります。




チャコールブラックのシックなワンピースです。
モヘア混なので、サラッとしたクールな印象のワンピースに仕立て上がりました。
シルエットも、モヘアの特徴が出て張りのあるシャープな印象に!
お誕生日の食事会で着られるMさん Happy Birthday!
ご主人にも喜んで頂け、僕たちも嬉しいです。




Cさん、ありがとうございます。
これで、この夏の主役は間違いなしですね!




GW前にお渡しだったHさんが、
ワンピースを着て、遊びに来て下さいました。
可愛いカーディガンも見付けて、合わせて下さっています!!
めっちゃくちゃチャーミングです、いつも素敵に着ていただけて、嬉しいです。
このワンピースの新緑のみどり、透明感と云うか清涼感のある色で、吸い込まれそうな気がします。


若干のサイズ調整をご希望の上、新たに1着オーダー下さいました。
仮縫で合わせていたのですが、実際に着てみられて、見えてくる事もありますね!
次のワンピースは、お誕生日に着て行かれるそうです。

僕が子供だった頃(1970年台)は、
デパートに行く為の洋服を買ってもらった世代ですから、
今じゃ草履でデパート、、なくらい時代も変わってしまい、何となく複雑な心境。
僕たち家族は今でも旅行に行く前はそうですから(笑、Hさんのような『仲間』に出会うと嬉しくなります!
洋服を買うって必要に迫られてじゃなく、気分を高める為でありたいです。




店頭のマネキンに着せていたジャケットに一目惚れして、即決オーダー下さいました!
柄の出方を細かく指定したいとの事で、通常のラインでは受けられず、
全てを工房内で仕立てるハウスクチュールでの受注
となり、
とても贅沢なジャケットになってしまいました。


Cさんは華奢で、ご希望の馬を入れるのも、
最大幅の位置でも、生地の地の目を通すと入りきらず、
結局5ミリほど広げたことで馬の足を切らずに、縫代から1mm開きで
なんとか納まりました。これは、この右肩だけでなく、右袖の馬や、前裾も同じです。


前裾の馬は、バストダーツの部分に入れると柄がおかしくなるので、
裾の部分に入れると、下の赤い狐が切れるので、苦肉の策が、フラップの柄あわせ!
フラップをめくっても、また同じ柄があるんですよ!
お馬さん3匹は、大変な宿題でした(汗。
でも完成したジャケットを見て大喜びして頂けて、作り手としても最高に嬉しいです!
Cさん、ありがとうございました!




奥さまは、パーティー用にシルクウールのジャガード(ペイズリー柄)で。
ご主人Tさんは、Tさんらしい絶妙の色合いのチェック。
今回も、着ていく程に味わい深くなる生地、
手縫服に相応しいセレクトです。


奥さまのドレス、綺麗な生地です。
シルクとウールがほぼ50/50で、独特のドレープが生まれます。