先日ご紹介させて頂いたKさんの本生地での仮縫風景です。


ごゆっくり、ご確認お願いします。
慌てて見ると、あとから気になる部分が出てきますから、、




お母様のお洋服も作らせて頂いているGさんのスカートスーツ。
この春、ご就職される際のプレゼントとして、お嬢様にオーダー下さいました。
力強さが感じられるジャケットに対して、スカートはふんわりした造形を組み合わせています。
力強さを表現したジャケットですが、
若さを表現するために着丈を少し短く、ショート丈とレギュラー丈の中間を狙いました。

シーチングで、ほぼ方向性が決まりましたので、
イタリアから取り寄せておいた実際の生地で、今から仮縫に入ります。
Gさん、本日は長らくお付き合い頂き、有難うございました!




15年来お付き合い下さっているKさんから、
大切なご学友であるKさん(通常3~5号サイズ)をご紹介頂きました。

転職を機にスーツをオーダーしてみたいと仰るKさんは
スカートスーツだけでなく、パンツスーツの場面も想定されています。

スカートとパンツ両方にフィットする
大人の女性を意識させるジャケットをイメージさせて頂き、
ヒップがほぼ隠れるジャケットに、キリッとしたシーンではパンツを組み合わせます。


逆に、女性らしさが求められるシーンでは
スカートはフレアにしつつ、キリッとした標準丈のジャケットで抑えます。


着丈は長くマニュッシュですが
随所に丸み(柔らかさ)を感じられるよう、
エレガントなカッティングラインのジャケットとなっています。




今年、就職されたNさん。
ご両親から記念にと、スーツを贈られました。
壮大な物創りをされていらっしゃる技術者、Nさんのお父さまから、
物だけではない「経験」という価値を贈りたい、という
お父さまの想いが込められています。

チェルッティーの150’S の、柔らかなドレープある表情が美しいです。


早速、着用されたままコーヒーをいただきに。


手作りの毛芯が少しずつ柔らかくなって、身にまとわりつくようになります。


記念のスーツが育つように、お仕事でのご成長を楽しみにしております。
お父さま、Nさん、ありがとうございます!!



マイスターファクトリーのA山ちゃんが来てます。
彼女が工房で手を動かしている姿を見て、もちろん経緯も知って
オーダーを入れてくださったMさん、本当にありがとうございます!感謝致します!!
店内にあったカセンティーノのジャケットをご覧になられ、気に入って下さってデザインは即決めだったのですが、
同じ生地がなく、こちらの生地でジャケットは同じデザイン、それにお気に入りのスカートを合わせて。
チャーミングなスカートスーツの完成です!
接着芯は一切使わずに、最小限の毛芯で、ちゃんと仕立てました。
もちろんA山ちゃんが人針人針、じゃなかった一針一針、こころをこめて思いを込めて。
監修は中山君、、今まで何着も関わらせて頂いてるので、Mさんを知り尽くしています!(気持ち悪い?笑)


このスーツ、とても楽しみにして下さっていて、やっとやっと完成しました!
中山君も、仕事の合間の一服を減らして全力で指導!彼も本数が減って健康的と、まさに皆んなハッピープログラム♪
マイスターファクトリーの、このプログラムはいつまでも続くものではありませんが、こうして
お客さまと直接関わらせて頂く機会を得て、みんな飛び立って行きます。
そして将来、業界を背負って立つ人材(財)に、、
マイスターファクトリーの思い出は、ご協力頂いた皆さまとの会話や笑顔とともに、
きっといつまでも、みんなの心に残ることと思います。
本当にありがとうございました!


ご親戚が作られた?青森の津軽りんご、いただきます!!
偶然にも?Mさんのグローブと同じ色で、思わず写真を撮らせて頂きました。




マイスターファクトリーのAさんにスカートスーツをお任せ下さったMさんの裁断風景です。
中山君と僕がサポートに入りますから全く問題はありません。


Aさん、完成形をイメージしながら心を込めて縫って下さいね。




ガソリンのようなブルー!を希望されたKさん。
女性の口から「ガソリン」と云う言葉が出てきてビックリしました。
お話をうかがうと、この「ガソリンのような」ブルーが流行色になるそうなんです(笑。
スカートのプリーツは躾糸で留めていますが、開くと大人っぽさの中に愛らしさのあるデザインなんです。


僕が使っている「ペンゾイル」や「カストロール」のOILの色を思い出し、
サンプルの中から見付けました!といっても、生地の裏側を使って、この色なんです(笑。
青と黒が混ざった鉱物系の玉虫色なんですけど、伝わらないか、、完成したら、Kさんに撮らせてもらおっと。




1級建築士のTさんが、
竣工式用にと、オーダー頂いたスーツです。
より立体的なお洋服をお望みとの事で、工房で作らせて頂きました。
気が付けば製作過程を全く紹介してなかったのですが、気に入って頂けて良かったです。
Tさん、ご自身で引かれた図面が大きな公共物となって、竣工式の時、その中に自分がいるって最高ですね!
僕達が生み出す1着1着も、毎回ご試着頂く時、そんな思いです。




今日お渡しのAさんのスーツです!
せっかくご協力を頂いたのに、僕の写真のせいで、雰囲気が伝わりません。
華やかなナス紺地に、パープルのピンストライプが入ったスーツです。
合わせられたシャツは、ストライプとほぼ同色のソリッドタイプ。
極めつけはパープルグラデーションのレジメンタルタイ!!
全身を、紺~パープルのグラデーションでまとめられていて、とても綺麗です。


で、、今日の話題はそういう事ではなくて(笑)
この、フロントカットです。




これはAさん自ら線を引かれたラインを使っています。
更にそのラインを、Aさんのお好み通り〝逃がさず〟ストレートに落としています。
ちなみにパンツは、Aさんご定番のフルフレアータイプで、
膝23cm、裾28cmです。


そして次ぎ、今日の2着目で~す♪
Yさんお気に入りの、
自前の『ストラネス』のテーラードジャケットのフロントカットを
そのまんま、コピーしてしまいした。(笑)
ほぼ直角に近い独特のフロントカットは〝逃がさず〟ストンと落としています。


それとは対照的に、バストラインは、よりグラマラスに見せるため、
ラペルの返り線が外側に開くよう細部を調整しています。
女性の場合、逆に、、
ラインを隠して欲しい方もいらっしゃると思いますので、ご相談下さいね。




蛇足ですが、、
第二ボタンからバストのアウトラインに沿って、脇から肩先を目掛けて、
ボリューム感のある、綺麗なドレープが出ていますね♪


Aさん、Yさん、
ご協力、どうもありがとうございました!