FIAT500が着ているもの、、
それはスコットランド発祥のクラシックな柄(笑。


こちらはOさんのスーツ。
クラシックで、僕も大好きな柄です。
スーツを誂え始めて、まだ10着そこそこの頃にオーダーしました。
会社に入って、2年目辺りだったと思います。


クラシックな柄なのに、当時の僕は、
黄のロイヤルオックスフォードに、エトロの黄ペイズリー柄のタイでした。
それを見たデザイナーのOさんが「エトロのスーツ?」って聞いてきたくらい、クラシックな柄なのに、
合わせ方次第でモダンにも変身するから、この柄は面白い(笑!

ホワイトデニムの上に、
ジャケットとして着て頂いても洒落てます!
アイテムやコーディネート次第で、
クラシックにもスタイリッシュにも使える万能柄ですね!!


最後に由来を簡単に、、
☆日本:千鳥格子(ちどりごうし)と呼び、
     千鳥が連なって飛んでいるように見える事が由来。
☆英国:ハウンド・トゥース(hound tooth)と呼び、
     hound=猟犬、tooth=歯で、「猟犬の牙」が名前の由来。
☆仏伊:両国ともピエ・ド・プール(pied-de-poule)と呼び、
     pied=雌鳥(めんどり)、poule=足で、「雌鳥の足」が名前の由来。
     大き目の千鳥柄は、別にPied-de-coq(ピエ・ド・コック:雄鶏の足)と呼びます。

色は白×黒が古典的で一般的な配色ですが、色の組み合わせや大きさはさまざまです。

また、元々はスコットランドの伝統的な柄で、
スコットランドの氏族をわかりやすく分類する役割があります。
タータンがハイランド地方の氏族を分類する柄なら、ハウンドトゥースはローランド地方。
200年前には、既に存在していたようです。

日本でも、千利休が好んで茶道具などに取り入れたようで、
茶道の世界では『千鳥格子』のことを『利休間道』(りきゅうかんとう)と呼ぶそうです。
ちなみに間道(かんとう)とは、
縞文様のある裂(布)の総称で、縦縞・横縞・格子縞があります。

エロロ♪
いい感じですね~
エトロじゃないです、エロロです(笑。
マッセアトゥーラのエトロっぽい洋服は、こう呼びます(爆。


やっぱり、いい感じです。
このジャケットに、濃紺ブルーのパンツ。
パンツはグレーを合わせず、濃紺のパンツでモードっぽく!


全体のパッケージングとして、このジャケット、ホント良い感じで大好きです♪
Iさん、素敵なジャケットを作らせて下さってありがとうございます!



懐かしー!って云った人!オッサン度合いがバレまよす!
この生地を見て、どんなイメージを抱くかで、おっさんチェーーック!できます(笑。

この生地は、シアサッカーと云う、いかにも涼しげな夏の生地。
単なる縞柄ですが、近寄ると「砂糖の上から牛乳をかけた」ように見えるんです。
ペルシャ語のシルシャカール(shirushakar)からきていて、「牛乳と砂糖」の意味だそうです!!
大昔からインドで織られていた生地で、表面の凸凹感は肌への張り付きを避け、18世紀に英国に伝えられたとか。

表面の凸凹のもう1つの意味は、アイロンをかけなくても着られるように!との事で、
クールビズ推奨の、今時の「暑は夏い!!」日本の夏には、もってこいではないでしょうか(笑。
ジャケットとしても、オフのパンツだけにしても、もちろん上下でビジネスにも、、大活躍すること間違いなし!
Kさんのように、「絶対に3ピースでしか着ませんっ!」って云う大変に変態な方もいらっしゃいます(爆。
この生地は、巷で邪道な?ポリ混ですが、騙されて着てみると、騙されてなかった事に気付きます。


おっとな~(大人の意味!笑)
かっこ良すぎ!アカンですって、これ!!


ものすっっっごい!


か・な・り
イカしてまーーーす!


シビれるぅ~ サイコーーー!!


スタイリーーーッシュ シュシュシュぅう~ いぇ~い♪
素肌にベスト!、特徴的なシャツ、ジャケットにパンツ、Tシャツまで!
こんな沢山のアイテムを、それも一気にオーダー下さった方は初めてですが、大成功!!
いろいろと、、「こ~でねぇ~と!」的なコーディネートをいっぱい愉しんで下さいマッセアトゥーラ!(笑

Jさん、アートおおさか2014、見に行きますね!


Yさん、お待たせ致しました!
シルク×リネン×ウールのサマーツイードです。
いい感じで起毛感(毛羽立ち)のある表情が、とても優しげなジャケットです。

ブルーグレーですが、とても柔らかな印象です。
Yさんに合わせて作った薄毛芯も、着るほどに柔らかく馴染みますから、
5年後10年後には更に柔らかな印象になり、造形的にも生地的にもYさんに馴染んできます。

世界のウェルドレッサーの代表格と言われる、元フィアットの会長『ジャンニ・アニエッリ(1921~2003)』は、
見るからに高級そう(ゴージャス)な生地は好みではなく、シワこそ洋服の味だと言わんばかりに、
季節を問わず、表面が毛羽立った起毛感のある素材を愛用していたそうです。
秋冬はフランネルやツィード。そして春夏は凹凸感のあるリネンや、
画像のようなシルクやリネンが混ざったサマーツイード
着ていくほどに起毛感が増し、愉しみです。


お待たせしました!完成です!!
まだ若干、躾糸が残っていますね(苦笑。


いい感じの哀愁漂うスーツになりました。


新たな修正ポイントも見えてきて、次のジャケットが楽しみです。



やっぱりご本人に着て頂かないと、雰囲気が出ませんね。。
着て頂いている時のお写真は、コチラです。
Hさん、ありがとうございます。
本日2着発送します。



とてもいい色、してますね。


着込むにつれ、いい感じに毛羽立ってきます。
夏物ですが毛羽立ちます!さすがツイードと呼ぶに相応しい(笑!


2度目の仮縫、、これで大丈夫でしょう。
Nさん有難うございます!



スタイリストHさんのご紹介で、
もう4年目のお付き合いを頂いているYさんは、
ストレッチポールの開発者で、保健体育の教諭をされていた16年間に
陸上部の部活動の指導で、通知表「体育1」の生徒を陸上日本一に育てた経験を持っておられます。
ストレッチポールを開発され独立、その後に創設された認定団体は日本有数の会員数を誇る財団法人になっています。

そんなYさんは、今回はタキシードではなく、
フォーマルスタイルをご希望され完成したジャケットです。
パンツとベストをミディアムグレーにして、シックにまとめたコーディネートです。
講演会のあとのパーティーでは、ベストを脱いで、ウイングカラーシャツにボウタイを合わされます。
僕が写り込んでしまいました汗。以前に写り込んだ時は小指が立ってましたが笑、今日は大丈夫なので許して下さいっ!

ジャ~ン!ストレッチポール謹製です(笑。
レジスターマークの『®』が小さくなり過ぎて入りませんでした涙。

Yさん、これからも、心と体の幸せを広げていって下さいね。
講演会でのご着用シーン、お写真を見せて頂けること楽しみにしております!


一見、普通の濃紺色のジャケットですが!
シャツも一見、普通のチェックに見えるのですが!!
実は!どちらも透け感のある生地なので、近寄ると「オッ!!!」

動くと、紫色が浮かび上がってきます。(写真で上手く撮れませんでした汗)

仕立て方も、
芯を抜いて、肩周りにだけ毛芯を入れ、
生地の自由な動きを止めず、生地の表情の豊かさを追求しました。

この生地は、2枚の生地を接結糸で重ねて1枚にしてある『ダブルフェイス』という生地です。
冬物の完全1枚仕立てのコートやジャケットに使われる事が多く、
このように、夏物として見たのは初めてです。

表にウールガーゼを使用し、裏の色柄を表に響かせるという高度なテクニックで、
立体感のある洋服(ジャケット)を生み出します。

普通に奇をてらうことなくサッと手にとって頂けるジャケットでありながら、
ひねりの聞いた雰囲気をもつこのジャケットを、Tさんとても気に入って下さいました。
とても軽く、ソフトな着心地にもご満足頂けた様です。おまけに写真の撮り方も色々と教えて頂き、
いつもなら、このアングルだと肩の辺りが「白飛び」して真っ白ですが、今日は綺麗に写っているでしょ!(嬉
Tさん、いつも色々と楽しい時間をありがとうございます!!

色と柄違いで、ワンピースのオーダーも頂きましたので、こちらも是非!


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