Yさんの靴の2度目の仮縫が出来上がってきました。
縫目は全てレベルソ(伏せ縫い)です。さらに外羽根部分もレベルソ!


実はこれ、縫う人にしか分からない難題なんです。
 




大阪市北区にある企画・製作会社『ソキウス』さんの
勤続表彰の記念品に、マッセアトゥーラのスーツを選んで下さいました。
表彰状にお誂え券を添えて下さり、さらに採寸時のお願い事まで書き添えて下さっています。


内容を見せて頂いたのですが、ホンワカした気持ちになりました。
日々のお仕事は大変なようですが、こういう気持ちがあって人と人ってつながるんだなぁって。


お互いがお互いを認め合いつつ、自分が出来ることは何かを考え行動する。
会社は社員に支えられ、社員は会社に支えられ、みんなが成長できる環境って、
ありそうで、なかなかないよな~。そんな事を考えつつ
改めて素敵な会社だなって思いました。
こんな機会を頂けた事に、心から感謝いたします。
どうもありがとうございます。あと5着の出来上がりも楽しみです。

まず1人目はNさんです。
仕事の打ち合わせで着ることを前提に、
普段着としてカジュアルにも羽織りたいと云うことで
お選び頂いたこの「ブルー」は、普段着でお越し下さったNさんとの
打ち合わせの中で、それを着て下さっているイメージが凄く沸いてきて決まりました。
色々な想いが詰まったお洋服、色んなシーンでご活用して頂けますように。
 




ディレクターズスーツをご希望でご来店下さったNさんですが、
お仕事上、気を遣わなければいけない方と同席されるケースが多いとのことで、
略礼服(黒スーツ&白タイ)でお越しになる方より、自分が格上の準礼装(ディレクターズ)だと
マズイんじゃないか? かといって普通の黒スーツでは、、という思いからベルベットをお選びになられました。
 

今回のスーツに合わせて、ネクタイや
パテントレザー(エナメル)の靴もご準備されました。
それにしても、ベルベットの深く沈み込む黒と光沢部分のコントラストって
宝石みたいですね。実際、織物の宝石と呼ばれていて、多くの著名人に愛されてきたようです。


実際に着てみられて、「これを着ると別人になったような感覚になります」とコメントを頂きました。
「これなら3ピースで着たい!」と、追加でベストのご注文も頂きました。 
ありがとうございます! 大切に着続けて下さいね。
お手入れの方法で分からない事があれば何でもご質問下さい。
あと、パテントレザーの靴の事も!(笑)



Tさんからオーダー頂いたシングルのチェスターフィールドです。
カシミア20%なのですが、表情的にはカシミアっぽさを醸し出しています。
それでいて普段使いにガンガンと着て頂ける耐久性も持ち合わせたお勧めの生地です。
これからTさんと一緒に世界を飛び回ってくれることでしょう!大切なお洋服をお任せいただきまして、
いつもありがとうございます!


 


2シーズン目に入る、Tさんのコヨーテ付きの黒いカセンティーノです。
ファーの色に合わせたボタン、さらにショート丈にした事で、全体のバランスをまとめる上げる。
クラシックでありながら、モダンな印象に仕上がりました。
 



Oさんが、3年前のコットンサテンのコートを着て来て下さいました。
出来上がった時が一番美しいと予想していたコートですが、今の方が断然美しい!
数年前に、ジルサンダーがコレクションで使い、その後もプレタでも使ったという生地です。
コート以外に、春のスーツにお勧めです。シルバーグレーやベージュをはじめ、全部で6色揃っています。




手で縫ったからこそ表現できた、味わいのある洋服、、
Oさんからご注文頂いた、ミシンをほとんど使っていない手縫の洋服です。
出来上がりをしっかりイメージして縫えたからこそ、成功し得た洋服だと思っています。
マイスターファクトリーの生徒であるT君、本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございます。
そしてT君とマッセアトゥーラを信用し、お任せ(ご注文)下さったOさんのお気持ち、懐の深さに感謝します。


狙い通りの見た目に仕上がりました。
それでいて、芯から作った総毛芯仕立てです。
画像からは分かりませんが、袖も肘下からグッと曲がった
バナナ袖で、長めの袖丈が手首で止まるので、これも狙い通りです。


後姿も、このクッタリ感がたまりませんね!
この洋服は、完全で本格的なテーラード仕立てなのですが、
独特のカッティングをはじめ、見せ方にもプレタ的な要素を含んでいます。
将来のあらゆる可能性を含んだ洋服に仕上がった事が、もう1つ大きな意味を含んでいます。


また、とても嬉しくありがたいことに、
既にT君には、何着かのオーダーを頂いております。
縫える数には制限がありますので、ご興味のある方はご連絡下さい。



Mさん、ご結婚おめでとうございます!
テイラー&ロッヂの変わり織りのジャケットの下に、
ハウンドトゥース(千鳥格子)のパンツを合わせて頂く事になりました。
このシャツは『ニールバレット』ですが、当日は『レス・レストン』のウイングカラー!
Mさんの実寸はドロップ11ですから、それをドロップ9にする為に、今回は頭を使いましたね~(笑)
ドロップ5の体型をドロップ7に見せる事に苦労している僕からすると、羨ましい限りです。




Tさんの「男臭い色気のあるスーツ」というご希望で、お選び頂いた生地です。
この生地、今は無き英国のミルで織られた、ウエイトが600g近くもある4PLYのピンヘッドです。




英国ロンドンのリバティー百貨店の生地です。
リバティーといえば、お花柄が有名ですが、こんな生地もあります。
華やかなシャツが大好きな、Fさんらしいオーダーです。