仙台のTさん、ありがとうございます!

ご家族にとって、このスーツが思い出となりますように!!








今シーズンの冬物は、Wのスーツのご注文が目立ちました。

このスーツも、特に今年人気のあったドーメルのアマデウスを使ったものです。





夏物にも目付(ウエイト)の軽いアマデウスはあるのですが、全くの別物です。

このような雰囲気をお好みの方には、アクアプランをお勧めします。

ウエイトが220グラムと盛夏物の軽さなのに、綾織で光沢感がある魅力的な素材です。

名前の由来は、生地に織り上げる前の糸の段階でナノ加工されているので、

撥水性があるのに、通気性が確保されているからです。

日本の夏にはもってこいの素材ですね。






10年来のお付き合いになるOさんのスーツです。

7年前のブラックベルベットに続いて、これで2着目のベルベットスーツ。

出来ることならご着用時の姿を撮らせて頂きたかったのですが、お忙し過ぎて発送する事に。

凄い光沢の、このWの上着は8B×3掛けと特徴的ですが、

パンツも度肝抜かれる膝巾27、裾巾29cmのウルトラバギーです。

Oさん、いつもありがとうございます!








Kさんが選ばれたカシミアのスーツ。

選ばれた理由はカシミアだから、という訳ではなく、

この、、マットで優しい(柔らかい)表情を気に入って頂いたようです。





素材の柔らかさのお陰で、特に肩周りの柔らかな雰囲気が印象的です。

着込んでいくにつれ、ますます雰囲気が出てきますよ!

Kさん、いつもありがとうございます!!








Tさんのコートの仮縫いです。

実際の生地で仮縫いをするとイメージが増します。

それでもまだまだ、完成形をイメージする事は難しい事だと思います。

襟の開き具合をご確認頂いて、釦の位置を決めたり、襟の雰囲気を感じて頂いたり、、

左右の袖の振りが、若干違っているようです。

ただ、どこまで合わせるか、少々違うことも味わいだったり。。

フィッティングばかりか、ラインのクオリティーを意識し、イメージまで大切に。





シルエット全体からウエストの絞りの位置を35mmだけ上に移動させ、

ベルトの巾や長さは、これでバランスが取れています。

もう少しだけ補正を加える必要はあるものの、完成が楽しみです。








今朝、店を開ける前に職人さんの所に伺ってきました。

いつも写真は嫌がられるのですが、今日は新聞の取材でしたので、

顔出し厳禁!という条件付きで、数枚のみ、撮影の許可を頂く事が出来ました。(汗)

今まで何度頼んでも断られ続けたのに(汗)、でも、、こうして初めて、

マッセアトゥーラのシャツが縫われる現場を紹介させてもらえて嬉しいですね。



裁断前に、僕の方で湯のしをし、

それから、この道50年のMM裁断士によって、

1人1人起こした型紙に合わせ、包丁で丁寧に裁断されます。





使い込まれた包丁、、と思いきや、

この『スルメ』と呼ばれる剣先包丁は毎朝キチンと研がれ、

3年ほどで、こんなに小さくなってしまいます。





裁断された生地は、職人さんの手元に届けられ、

こんどもまた、この道50年のMSさんの手によって丸縫いされます。





MSさんの奥様が、襟に芯を沿わしたり、『下張り』を担当されます。

MM裁断士とMSさんは、パートナーを組まれて47年目。

阿吽の呼吸でシャツが出来上がります。





この職人世界にスポットをあてると最高に面白いのですが、

今日は、職場のご紹介だけに留めておきます。

これからも元気で作り続けて下さい。

そして、「教えるなんてワシにはでけへんで」なんて言わずに、

後継者への技術継承に、一肌でも二肌でも脱いで、益々頑張って下さいよ!

これからも宜しくお願いします。






Tさんからご注文頂いたのは、

シンプルで長く着られる黒いカシミアコートです。

先日、イメージの打ち合わせも終わって、今日はシーチング仮縫です。

イメージだけでは十分に伝わらなかった部分を、シーチングで実際の形にしてみました。



画像を撮り忘れたのですが、

襟型は、こちらではなく、もう1つ別のスタイルで、、

イメージが固まるまで何度か仮縫してチューニングしてゆきましょう!

と話していたのですが、この最初のシーチング仮縫でイメージを固めて頂けたようで、

次回は実際の生地で仮縫をする所まで進める事になりました。





ウエストの絞りと、裾まわりのフレアー感については、

「若すぎでも派手でもなく、自分らしく~いつまでも着続けられそうですね。」

そんなイメージが、ご自身の将来のイメージと重ね合わさって、

このスタイルに決まったんだと思います。





次回の仮縫いでは、フィッティングの微調整を済ませ、

さらに良い状態でご確認頂けますので、楽しみにしてて下さいね!






今日は、Aさんのナポリクチュールの仮縫い風景です。

極細の繊維を使った4プライの太番手の糸をドブクロスで織り上げた生地は、

裁断士さんから、「素晴らしい生地にハサミを入れさせてもらえた!」とコメントを頂いた程です。





8ミリ程度、肩先を割ってユトリを加えて、縫い直してみたところです。

お爺ちゃんから譲り受けた、何となくドン臭くて懐かしい、、

そんなイメージのスーツ、、僕も楽しみです♪

ほんと、出来上がりが楽しみですね。



それと、、せっかくの画像を取り忘れたのですが、

着心地改造計画でご興味をお持ち頂き、

お修理のご依頼を頂いていたジャケットも気に入って頂き、

更にもう1着ご依頼を頂きましたが、今回は微妙に路線を変えての

チューンナップを試みます。新たな提案に賭けて頂きありがとうございます!

期待を裏切らないように、ベストを尽くします! というか、必ず結果を出しますので!!






パーティーシーズン真っ盛りですが、

Tさんのベルベットスーツも、何とか間に合いました!

6×3のダブルブレストは、ボタン同士の間隔を、スッキリ縦長に見せています。

昨日のお渡しでしたので、表通り(4車線!)の車も少なく、久々に外で!





近くで見ると、こんなストライプ柄です。

ベルベットの柄って、どうやって出すかご存知ですか?(笑)

結構ブリリアントに写りますね。ボタンの色が浮いてますが実際は馴染んでます!





室内だとこの通り、実に落ち着いた表情を取り戻します。

ベルベットって、、僕はやっぱり大好きです♪








いつも個性的過ぎるほどのスーツやジャケットばかりご注文下さる東京のTさん。

(僕がお勧めしてきたのですが、、笑)

今回は礼服のご注文だったのですが、ブラックボディーに

1cmピッチのラメのピンストライプ入りも最初ご検討されていました。



が、出来上がったのがこのスーツ。

拝絹を使わない、タキシードStyleにしてみました。

生地もマットなヘリンボーンにして、少しだけ個性的にしました。

この程度なら、奥さまからの〝熱い非難〟も、サラリとかわせると思います。(笑)