ナポリの老舗『マリネッラ』と同様、上質な素材を使い、

ハンドメイドで作られるクラヴァッテリア、『E.G.CAPPELLのタイ』は、

セッテピエゲが有名で、1930年代に生まれ、40年代迄ブームが続いたそうです。



イタリアでも、これといった宣伝はされずに、

顧客の評判だけを頼りに、今日まで愛され続けています。

今回のネクタイも顧客と同じようにして、生地を選び、長さと巾を決め、

芯の厚さも決め、完全に僕好みで選んでオーダーしたタイが、、やっと届きました。





50オンスもある、英国製のデヴィッドエバンスを使って仕立てるネクタイは、

芯や縫製といった全てのバランスが高次元に成立し、緩まず、

しっかりしたノット(結び目)が持続されます。

カペッリは、元々薬剤師という異色の経歴を持ちます。

好きだからこそ、なんでしょうね、きっと。



ノットの緩みに悩まされている方は、

このタイはお勧めですよ。

・大剣:9.0cm

・長さ:143cm




アイリッシュリネンのご注文でしたので、

仮縫はシーチングでさせて頂きたい旨をお願いしました。





かなり解きまくったので長時間の仮縫いになってしまい、お疲れ様でした。

Hさんから、「こんな丁寧に仮縫してもらったの初めてです。」と言って頂きましたが、

喜んで良いやら、単に遅いだけだったり、、まぁ出来上がりが良ければ結果オーライですね♪





ポケットも、この方が遊び心があって良いですね。

これも併せて調整させて頂きますね。








英バウアーローバックのSuper150’S素材ですが、
これは伊キートンにエクスクルーシブされた生地のようです。

トロントロ~ンのヌ~メヌメ、トロントロ~ンの、ヌ~~メヌメェ~ですね♪



そんな超!高級素材を、普段よりデフォルメしてみました。

襟の尖り方!襟穴のサイズ、胸のポケットのフォルム、それより何より、

この生地の持つ雰囲気と触り心地と着用感が、、全体の雰囲気をデフォルメしてますね。





Fさん、いつも個性的なご注文ありがとうございます。

150’S表示でも、スパンカシミアに匹敵するクオリティーがあります。

着用後は十分に休ませて、特にご出張等の連続着用は、、お控え頂いた方が賢明です。






いわゆるスポルヴェリーノTypeの、一枚仕立ての綿コートです。
生地も、ウーステッドコットン、と魅力的です♪



東京の高橋さんから、「ジャケット代わりに羽織れるコート」とご注文を頂いたのですが、

春先にこんなコートを羽織ると、ジャケットより一気に洒落感が出ますね。

これからの春先だけではなく、秋にも重宝すると思いますよ。





腰ポケットも、撮影機材?を無造作に突っ込めるように、

フラップを付けた、大き目のパッチポケットを付けさせて頂きました。

ガンガン着込んで〝アタリ〟を楽しんで下さいね。5年後が待ち遠しいコートです。








結構、今年の人気で、

東京のUさんからご注文頂いた

綿麻のシャツ地を裁断前に洗いました



耳に『CLOTH SELECTED BY E・ZEGNA』と織られています。

某イタリアのシャツ地メーカーのコレクションに同じ生地がありますが、

その中にこの色柄はなく、ゼニアにエクスクルーシブされたもののようですね。



同じ事がマーチャントのスーツ地でもタマにありますが、

ミル物の中から同じ生地を見つけた時は、結構嬉しいものです。

僕ってかなり、、趣味悪いですか!?(笑)








綺麗なラインだと喜んでもらえました。

Tさんが好んで着ておられたコートをベースにして、

更に希望通りになるように、3度の仮縫を経て完成しました。

シーチング仮縫、仮縫、そして中縫で最後のバランスを調整させて頂き、

やっと完成しました。Tさん、長らくお付き合い下さいまして、ありがとうございました!








仙台のTさん、ありがとうございます!

ご家族にとって、このスーツが思い出となりますように!!








今シーズンの冬物は、Wのスーツのご注文が目立ちました。

このスーツも、特に今年人気のあったドーメルのアマデウスを使ったものです。





夏物にも目付(ウエイト)の軽いアマデウスはあるのですが、全くの別物です。

このような雰囲気をお好みの方には、アクアプランをお勧めします。

ウエイトが220グラムと盛夏物の軽さなのに、綾織で光沢感がある魅力的な素材です。

名前の由来は、生地に織り上げる前の糸の段階でナノ加工されているので、

撥水性があるのに、通気性が確保されているからです。

日本の夏にはもってこいの素材ですね。






10年来のお付き合いになるOさんのスーツです。

7年前のブラックベルベットに続いて、これで2着目のベルベットスーツ。

出来ることならご着用時の姿を撮らせて頂きたかったのですが、お忙し過ぎて発送する事に。

凄い光沢の、このWの上着は8B×3掛けと特徴的ですが、

パンツも度肝抜かれる膝巾27、裾巾29cmのウルトラバギーです。

Oさん、いつもありがとうございます!








Kさんが選ばれたカシミアのスーツ。

選ばれた理由はカシミアだから、という訳ではなく、

この、、マットで優しい(柔らかい)表情を気に入って頂いたようです。





素材の柔らかさのお陰で、特に肩周りの柔らかな雰囲気が印象的です。

着込んでいくにつれ、ますます雰囲気が出てきますよ!

Kさん、いつもありがとうございます!!