Sさんのチェスターフィールドコート。

このコートは、コートの中で最もドレッシーな存在でありながら、

どんな場にも溶け込むだけのキャパも備えています。



とは云うものの、今年ご注文下さる皆さまは、

普段はラベンハムなどを着られていますが、ここぞという時の為のようです。





コートもTPOをわきまえて使い分けをする、、

贅沢なようですが、良いものを永く使うための秘訣でもあります。










今年も残すところ、1ヶ月を切りました。

クリスマスが過ぎればあっという間にお正月、、と思えば今度は、

卒園式に入学式、、ご準備はお早めに!!(笑)



マッセアトゥーラの子供用オーダースーツ。

お父さんやお母さんとお揃えの生地で仕立てるなんて、洒落てますね!












松阪市のYさんは、このコートで3着目!

撥水加工の効いた、バーバリーコットンのような素材です。





最初にカシミア、、続いてベージュのコットン素材で、、

そして今回は、明るい色じゃなく、ダークな色合い(NAVY)でのご注文。

生地はご自身で見られず、お任せ下さいました。

マッセアトゥーラでの、1人のコートの受注数としては現在の最高記録です!(笑)



着易いように袖付けはシャツ袖(マニカカミーチャ)にしてあります。

実際に着ていただくと、皺はここまで目立たなくなって、

逆に膨らんで、丸い雰囲気になります。





こういった保温性の低いコートは、

カシミアを着るほどでもない時期に重宝するとの事です。

春先はベージュがいいけど、寒い時期にはダークな色が良いなぁということで、、






Fさんのスーツは、いつもオリジナルのカーブです。

3度目に引いた線でリピートして頂いてます。

それが今回のスーツ、微妙にカーブが違うんです、、ごめんなさい。



たったこれだけの差ですが、見えるんですよね、その違いが。

着て頂いた瞬間、違う!

前回のスーツと合わせてみると、僅か5mm出ている以外は全く同じラインです。

恐らく気付かない方が大半だと思います。



僕も最近感じていたのですが、Fさんも「最近選べる物が少なくなってきて、、」

ちょっとした質感なんかにも目がいってしまって、、

良く言うと目利きですが、これって幸せなのか、不幸な事なのか、、

知らなくって良い事、感じなくって良い事まで感じてしまっているのでしょうか?

Fさんも僕も、たまにしんどくなる時が、、

皆さん、そんな事、考えた事ってありませんか?(苦笑)












遊び用と仕事用を分けて作られるTさんですが、

今回の〝遊び用〟は、3cmの極太ピッチの、極太チョークストライプです。

スタイルも、タイトフィットな6×3釦スタイルと、モードな雰囲気。

Tさん、いつも愉しいスーツをありがとうございます!!












最近、3ピースのご注文が多いです。

当然、ベルトレスのブレイシーズ仕様でのご注文。



これによって、ベストの前裾にベルトのバックルが突き出すことなく、

体の自然なラインが、上から下まで全身に貫かれます。

更には、、パンツのクリースも、綺麗なストレートでビシッと決まります。



話題は、3ピースからブレイシーズにそれましたが(笑)、

Nさんのこのスーツは、女性(奥様!)をエスコートする為の装い(正装)です。



オンシーンでは、ご自身の仕事(グラフィック)をクライアントまでエスコートされるとか、、、

めちゃくちゃ格好良すぎるじゃないですか!



これぞユニフォームではなく〝スーツ〟ですね。





ベストは、ミニマムタイトな方が格好良いですよね!










パンツが先に傷むという理由で、スペアパンツをご注文されようとしたFさんですが、

傷みやすい部分に補強布を当ててスペアは止めにしました。

その分、次のスーツに残しておいて下さい。(笑)

実用主義が理由なら、こうして補強する事でスペアパンツをを止めて、

数を作る方が楽しいじゃないですか!

スペアパンツ3本作れば、スーツ1着分くらい出ますからね。(爆)












今年これで5着目のディレクターズ!

当初、モーニングのレンタルを考えられていたKさんでしたが、

少々追加を払っても、形の残る記念にもなるオーダーを!と考えられました。

先ず基本に、ブラックスーツの上下をご注文頂き、

下は後々使いやすいようにと千鳥柄。

その代わりに、シャツを比翼のウイングカラーでご注文頂き、ドレスアップされます。





これが記念の〝証〟です!

ジャケットの襟を立てると、お2人のお名前の入った記念の文字と、

結婚式の日付(結婚記念日)が刺繍されています。

「こんなの自己満足ですけどね、、」と、はにかみながら仰ってましたが、

いえいえ、、その気持ちが大切です!





大切な記念のスーツをお任せ頂きまして、ありがとうございました。

末永くお幸せに!!!!!!

・・・お客さま登場、期待しております!(笑)






Kさんお気に入りの襟元をしたシャツです。





タイスペースへのネクタイの納まり、衿の開き具合、衿の高さ、、

どれをとってもイメージ通りらしいのですが、

既製服なので、サイズが合わない!

という事で、今までマッセアトゥーラで作らせて頂いてたシャツのボディーに、

今回はKさんのシャツをお借りして、この襟元を移植しました。(笑)

出来上がったシャツ、写真を取り忘れましたが、、





替わりにKさんの愛車の写真です。(笑)

メチャクチャ綺麗なブルーですね、、僕も大好きな色です。








お渡しの際、自然体を見たいので、こうして歩いてもらい、

ご自身にも客観的に見てもらいたくて、写真を撮らせて頂くことが多いです。

後姿、、キツイ感じもなく、ジャストで納まっています。





Yさんは、ヌード寸法に対して、

ウエストのユトリ量が9cm、バストが8cmで、しかもドロップ8です。

そして縦横寸法以外の立体寸法を調整した結果、

着心地を損なうことなく、ジャストフィットさせる事ができました。



Yさんのこのスーツは3着目ですが、

毎回、微妙に精度が上がり、無駄なユトリが一切ない状態です。

まさにサラブレッド!(笑)

ユトリは必要ですが、無駄なユトリは、シルエットや着心地までも損ないます。



このフロントの逃げ感を、Yさんには気に入って頂いてますが、

これは着る方のお好みなので、採寸の時に、僕が最も気を使う部分です。



※ベルルッティの靴、色っぽいですね!(見えないか、、苦笑)



ここまでジャスト寸法だと、かなり胸板が厚い(胸囲も100cm!)Yさんですから、

型紙の調整は大胆に、且つ微妙に調整しなくてはなりませんでした。