大阪のKさんのアンコンジャケットです。
この裏地のセレクト、正解!
ネームの色も裏地に合わせました。




これは、本日の発送をお約束させて頂いていた東京のTさんの、
コードレーンのスーツ、綿素材にポリ混で快適♪




もう1着、東京のOさんのスーツがあったのですが、
先程のKさんに、その発送準備の間お待ち頂いて、何とか間に合いました。


今日は(も?)皆様に、ご迷惑をお掛けしました。
もう少し、ゆとりのあるスケジュールで仕事を進めるよう心がけます。
今後とも、今回の皆様の寛大なお気持ちに甘える事なく、
心がけますので、宜しくお願い致します。





acornのシャツ地から、2種類のピンクのストライプを各1着ずつご注文され、
襟とカフを入れ替えて2枚のシャツをオーダーされました。






1枚はボタンダウンカラーで、
身頃には太目のストライプを、そして襟&カフには細目を配し、
もう1着は、セミワイドスプレッドにし、
そして、身頃と襟&カフの組み合わせを逆にしました。


この2種類の生地を使ったシャツは、
遠くから見ても同じトーンになるようなストライプを選びましたから、
パッと見は無地のピンクのシャツに仕上がっています。
あえて目立たさないYさんの遊び心です♪






ちなみに画像の釦は真珠の母貝である〝白蝶貝〟から削り出したボタンです。





Oさんのこのジャケット、
以前お仕立てのブラックスーツと同じ生地で創られました。


普段のジャケットとしても着回したいので、
フォーマルになり過ぎないようにと拝絹※は張らず、
ボタンだけ共地で包みました。
※襟に張る、光沢のあるシルク(絹)サテン。




その代わり!と言っては何ですが、、
袖口は結構な勢いのフレアカットにしました。
肘巾よりも袖口の方が、完全に広がっているんですから。(笑)
おまけに、、袖口カットも斜め切りにしてあるので、視覚効果倍増です。(爆)







以前、撮り貯めていたMさんのスーツです。(笑)
Mさんがご注文下さるのは、ほとんどがダブルのスーツです。
バストは、イングリッシュドレープ(バストの膨らみ)を効かせていますので、
トルソーとサイズが合ってないため、バスト周りに変な皺が出てますが、、
実際にMさんが着られると、バシッと決まります!


ウエストシェイプの効いた、タイトな仕上がりなので、
Mさんが着られて初めて、スタイリッシュなシルエットが生まれます。




巾の広い、ゴージも高めの襟が、一層華やかに胸元を演出しています。




これはMさんのご愛嬌!
毎回、着用期間を入れさせて頂いております。(笑)
次回からは、お仕立ての通算着数も入れる事になりました。(爆)







イタリアの老舗カンクリーニCANCLINIのシャツ地です。
このカンクリーニの本社は、ミラノから北へ50キロの所に位置する、
避暑地として有名なコモ湖の近くにあります。

高品質なエジプト綿の極細コンパクトヤーンを高密度に織り上げるので、
独特のハリとコシがあるのがカンクリーニの特徴です。
イタリアらしい鮮やかな発色に目を奪われるブランドも多いようで、
エルメス、グッチ、ルイヴィトン、ディオールなどが顧客に名を連ねているそうです。
今までにも、カンクリーニのシャツ地は取り扱っていましたが、
それはシャツ地屋さんのセレクトしたものでしたから、
フルコレクションを見るのは初めてです。
僕が着ている、大好きなパープルのロンドンストライプも、
もうないのかと思っていたら、フルコレクションの中では健在でした。

同色系で柄違いが多く、見ていて楽しいですね。
人気の白シャツも、複雑で独特なドビー柄が多く、目を引きます。
今回この中から15色ほど注文しましたので、お楽しみに!
茶やパープルって少ないので、必見です。

【2005年1月】
出張の際に訪れたコモ湖。
夏の避暑地も、真冬には極寒の地に、、
ヨーロッパの貴族や芸術家たちが、
バカンスを過ごしてきた風光明媚な場所、コモ湖。
美しい別荘が立ち並ぶコモ湖畔の風景も、冬にはこんなんです。(笑)
この向こう側、もう少し行けばスイスです。


これからの季節、シャツ1枚で着る機会も多いと思いますが、
こんなカラフルなシャツ地ってどうですか?
オーダーシャツの生地って、
ネクタイを締めて着るようなベーシックなものが多いので、
こういったバリエーションは珍しいです。


どうですか、見てるだけでウキウキしてきませんか!(笑)




綿麻素材や、ボイル素材、鹿の子素材と、
色ばかりか、組織的にも面白い素材が多いのも特徴です。




カラフルな色が目立ちますが、
スケスケのボイル素材の真っ黒の織り柄や、
鹿の子の濃茶色とか、結構渋め系?ゲイファッション系?の(笑)
個性的で上品な生地もありますよ~




一旦、今週末には手元から離れてゆきますので、
ご興味のある方は、お早めにお願いします。





今日お渡しのAさんのスーツです!
せっかくご協力を頂いたのに、僕の写真のせいで、雰囲気が伝わりません。
華やかなナス紺地に、パープルのピンストライプが入ったスーツです。
合わせられたシャツは、ストライプとほぼ同色のソリッドタイプ。
極めつけはパープルグラデーションのレジメンタルタイ!!
全身を、紺~パープルのグラデーションでまとめられていて、とても綺麗です。


で、、今日の話題はそういう事ではなくて(笑)
この、フロントカットです。




これはAさん自ら線を引かれたラインを使っています。
更にそのラインを、Aさんのお好み通り〝逃がさず〟ストレートに落としています。
ちなみにパンツは、Aさんご定番のフルフレアータイプで、
膝23cm、裾28cmです。


そして次ぎ、今日の2着目で~す♪
Yさんお気に入りの、
自前の『ストラネス』のテーラードジャケットのフロントカットを
そのまんま、コピーしてしまいした。(笑)
ほぼ直角に近い独特のフロントカットは〝逃がさず〟ストンと落としています。


それとは対照的に、バストラインは、よりグラマラスに見せるため、
ラペルの返り線が外側に開くよう細部を調整しています。
女性の場合、逆に、、
ラインを隠して欲しい方もいらっしゃると思いますので、ご相談下さいね。




蛇足ですが、、
第二ボタンからバストのアウトラインに沿って、脇から肩先を目掛けて、
ボリューム感のある、綺麗なドレープが出ていますね♪


Aさん、Yさん、
ご協力、どうもありがとうございました!





最近、モヘア素材のご注文が増えてきました。
モヘアと云えば、昔っから、夏の高級素材のド定番!です。
モヘア素材については、
お選び頂くにあたって、色々と知っておいてもらいたい事があるので、
そんな時こそ、僕の出番です!(笑)






僕は1998年生まれの、100%リアルモヘアの〝シュタイフ〟だよ。
1928年生まれの僕のお爺ちゃんは、
ロンドンのノッティングヒル、ポートベローの蚤の市で、
堂々と£3800で並んでるよ♪





Mさん、いつもありがとうございます。
今回も、かな~り個性的な生地をお選び頂きました。
普通のチョークストライプのように見えますが、
なんと!線の1本1本がマーブル模様?になっているんです!(笑)




押し出し感も満点です!
僕もこんな生地、初めて見ました。(笑)
お帰りの際に、「また面白い生地が見付かったら連絡下さいね~」とMさん。
季節や必要性の有無に関係のない、こんなオーダーの仕方って、
いかにもオーダーらしいですね。







昨日、今日、そして今までにも、何人もの方から、
「シャツの仮縫って出来ますか?」とご質問を頂いてきましたが、
申し訳ありません、マッセアトゥーラのシャツは仮縫をお付けしておりません
というか、僕は経験上、必要ないと思います。


シルエットをイメージする為に、皆さまと色々と打ち合わせをしますので、
仮縫がなくても最初の1枚目で大抵はご満足頂けているようです。
そう言って頂くので、そう信じています。(笑)
仮に仮縫いをしても、正直なところ、
皆さんイメージ湧きますか?着心地が分かりますか?






微妙な調整は2着目以降で行ないますが、それも大体はミリ単位。
初回の採寸で、イメージに近いシャツがあれば、
それを着て頂いて、ピンを打って、お好みのフィット感に近づけますので、
その作業が仮縫の代わりだと思って頂ければと思います。
もちろんイメージに近いシャツがなくても、ご心配はご無用です。




今日採寸のTさん、撮影ご協力ありがとうございます!

僕は自分の経験上、
仮縫をしても、それほど意味はないと思っているのですが、
仮縫いを経験された皆さまは如何ですか?


これ、自慢ですが(笑)、
先週の土曜日にスーツをお渡しのFさんから頂いた言葉、、
「期待はしていましたが、まさか1着目でここまで合うとは思ってませんでした。
今までの仮縫って何だったのって、正直驚いてます。」
ここからが更に自慢ですが!(爆)
Fさんは今まで、オーダー界をリードする某超有名店で8年間もの間、
フルオーダーをしてこられたそうです。
こればかりは、たまらなく嬉しかったですね、、
Fさん、ありがとうございます!


ただ、その結果は僕だけの力ではなく、Fさんのご協力があったからです。
オーダースーツは着る側と作る側のコラボレートでしか生まない、、
既製服のように、現物確認で手に入れるものではなく、
自らが、自らの意思で着るスーツですから。