今日はTさんと、アイビーの話題で盛り上がりました。

日本では1960年代、

アメリカ東海岸の名門私立大学8校で構成される

アイビーリーグの学生たちのキャンパスファッションが、故・石津謙介氏により紹介され、

お洒落な若者の間で瞬く間に広まり、空前のアイビーブームを迎えます。

そのバイブル的存在だった雑誌

◆僕が11歳の時のメンズクラブなので、カビ臭いです。(笑)



そんな時代背景があるのですが、

その頃のTさんは小学生ながら、Tさんのお兄さんたちの影響を受けてこられた世代です。

僕も幼稚園の頃に、親父の影響で?
VANの子供服『miniVAN』を着せられ、

その洗礼を受けました。(笑)

そんな僕のファッションの基本はアイビーにあり、

僕のその延長線上にはプレッピーがあり、

話し出すと止まらなくなるので、今日この場で話題にするのは止めておきます。(笑)



「センターベントは絶対フックですよね~」とか、

「3つボタンは段返りですよね~」とか、

「パンツのラインはパイプドステム以外は認めませんよね~」とか、、

そんなTさんの出来上がってくるコットンスーツ、どんなIVYルックになるか楽しみです♪






今日、マッセアトゥーラで最初の1着目をお創り頂いたYさんは、

奥行き感のある、表情豊かなドラッパーズの英国製Super150’Sの生地を選ばれました。
選ばれた基準は、クオリティーでもブランドでもなく、純粋に色だけです。



色に拘る余り、価格やクオリティーを無視して、

結局は、店内にある全ての生地サンプルを3時間近くかけてチェックして頂きました。







最後は5色に絞り込んだのですが、かなり微妙な違いで、

このレベルだと目が慣れていないと、絶対違いには気付かないと思います。



色に妥協せず、Yさんが選ばれた150’Sと云う素材、、

ここまで繊維の細い素材だと、耐久性などの問題で、日々のご着用には不向きです。

ただ、お話を伺うと、月1程のご着用で、車の運転や椅子に長時間座るといった

ハードな?状況で着られる事も無いそうです。



最後まで残ったもう1着の方は英国製ハリソンズのSuper120’Sで、
しかも、色に慣れていない人が見ると、ほとんど差異を感じない程の酷似色でした。

選ばれた生地が、幾らYさんの理想とされていた色と云えど、

色だけで150’S を選ばれるのは、、とお節介にも思いましたので、

そちらをお勧めしようと、

両方の生地の、特性やお手入れについて詳しくお伝えしました。



150’Sと云う選択については諸論あると思いますが、

気に入った色柄を最優先事項として選ぶ、、

それはそれで、着手にとっては最良の選択だなぁ~って思いますし、

そんなに強い意志をもってこのスーツを着て下さる、

そんなYさんの気持ちが、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

そんな思いをもって生まれてくるスーツ、きっと末永く大切に着て頂ける事と思います。

これなんですよね、僕が皆さんに伝えたい気持ちって、、



今日は(も?)、長々と失礼しましたっ!




今朝、福岡のTさんから

急ぎでブルー系のストライプシャツが欲しいとご連絡を頂きました。



型紙が完成している方は生地の画像をメールで送らせて頂きますので、

その中で気に入ってもらえた生地がありましたら、現物を送らせて頂きます。

柄的には気に入ってもらえても、生地の質感やドレープ感までは伝わりませんし、

モニターによって、色味が違ったりもしますから、、

ご希望があれば、最初から現物を送らせて頂く場合もあります。

Tさん、いつもありがとうございます!7月、楽しみにお待ちしております♪



今日は宣伝ブログでした。(笑)




















前回でほぼ型紙が安定したFさんの今回の新作は〝スペンサーハート〟流です。

スペンサーハートのスタイルを、あれこれFさん流にアレンジしました。







スペンサーハートっぽく、着丈が長く見えるように全体のバランスを考えました。

ジャケットは、ウエストラインをしっかり絞ったブリティッシュラインに、

その絞りをより強調すべく、ボタン位置やポケット位置、その角度まで計算しています。

フロントカーブも、直線的なラインを強調すべく調整しましたが、

袖口は、フレアカットにしてあります。



サヴィルロゥの品格ある雰囲気に、モード感を兼ね備えたシルエットは、

シャープで細いラペル巾も相まって、

スペンサーハートの特徴を巧く再現出来たと思っているのですが、、







Fさんのこのスーツ、襟巾やディーティールこそ違えど、

YSL・リヴゴーシュ時代のトムフォードっぽい、シャープで色気のある雰囲気を感じます。

このスタイルは、体格のよい鍛えられたボディーで着てこそ

色気を放つんじゃないかな?と思います。(笑)



同じ細身のモードでも、以前マイケルタピアをさせて頂いた事がありますが、

同じモードでも、雰囲気は全く違いますね。




最近レディースでは、気に入ったシャツを持ってこられ、

そのスタイルを、お気に入りの生地で再現されるケースがよくあります。





今回のOさんのケースでは、2枚のお気に入りシャツを持ってこられ、

シルエットはこちら、切り替えや襟型カフス等のデザイン的な部分はこちらで、と

好きな部分を、自分なりにミックスしてご注文されました。



今回は、フィッティングに少し改良の余地がありましたから、

その部分を調整して、型紙を引き直します。



そして、「春らしい雰囲気で~♪」という事で、英国リバティー百貨店

リバティープリント
を、個別手配させて頂きました。





スーツの場合は、使う芯地やその他いろいろな問題で、コピーは難しいのですが、

シャツの場合は、かなりのレベルで再現が可能です。

Oさん、楽しみにしてて下さいね♪

今日は夕方のご来店が重なり、バタバタして皆さまにはご迷惑をお掛けしました。

お待ち頂いて、ごめんなさい!&どうもありがとうございました!



その上GW前に、たまたまご注文が重なったシャツが

一気に15枚も出来上がってきて、ほとんどパニック状態です。(笑)



パッとお渡しするだけなら時間はかかりませんが、

型紙との検品作業や糸クズの処理やら、

手塩にかけた我が子を嫁がせる前の最後の作業があるので、、



ホント、これだけの数が同時に出来上がるなんて前代未聞です。(笑)

お渡しの際はバタバタしないように心がけ、

型紙調整は上手くいってるか、きっちりフィッティングをチェックさせて頂きますね。

さぁ、今から作業開始~♪

という事で、今日は手抜き更新でごめんなさい、、




ローンという透けた綿素材に、エンブロイダリー(刺繍)が入った生地を使って、

自分の盛夏用のシャツを仕立ててみました。

着丈も通常より短くし、出して着ることを前提にした長さです。

襟も通常のタイドアップ用ではなく、開けて着ることを前提に、シャープなラインに。

首元も高くせず、低く落としています。



ローンはボイルと似た透ける綿素材で、肌触りもサラサラで気持ちいい。

吸汗&速乾性にも優れているので、まさに盛夏素材!





拡大しても、その透け感までは伝わらないですね、、

やっぱり素肌に着た状態で撮らないと、透け感は無理なようです。(苦笑)





メンズプレタのシャツでは、まず出逢う事のない生地を使ってのオーダー。

この醍醐味に、着る前からワクワクしますね。

WakuWaku・ウキウキ・ドキドキ、何事に対しても、これ基本です。






粋なスーツ、渋い大人の色って感じが漂ってます。

腰に纏わりつくようなウエストの絞り、

打ち合いからバストラインを通り、肩先まで駆け上るドレープも綺麗に出てますよ!

今から2週間後にしか、Oさんにお越し頂けないのがとても残念ですが、

Oさんにも皆さまにも、早く見て頂きたいので、

この場でご紹介させて頂きます♪(笑)

えっ!?もしかして、

余計に早く見たくなって、精神衛生上良くないですか!?

この生地、ロロ・ピアーナの今年の、プロポステBunchからのセレクトです。

今年のプロポステ、僕的にはかなりグッとくる色柄が多くて目移りして困ります(笑)。




いつも艶のあるスタイルでオーダー下さるSさんですが、

今回は〝横山やすし〟でお願いしますとの事♪



どうですか、この天に突き刺さる程に尖ったピークドラペル!

そして、フレア袖!(シャツちょい長めですが、、)





どうですか、このバギーフレアなシルエット!!





ほら、紛れもなく〝やっさん〟でしょ!(笑)





それにしても皆さん最近、本当に心から楽しんで下さってます♪

僕もメチャクチャ楽しいし、めちゃくちゃ幸せです♪

これぞ、オーダーですよね、、テーラー冥利に尽きマッセアトゥーラです、ハイ♪

シャツのボタン位置の変更をご希望されました。

首元のボタン1個だけを外すと窮屈な感じに見えるし、2個だと開き過ぎてしまうので、

ネクタイを外した時に「こんな感じに開くといいなぁ、」というご希望を伺いながら

鈴付マチ針で、ボタン位置を決めました。

前立てのボタンは基本は7個ですが、今日の結果だと6個にして、

着丈を4cm短くすると丁度良いバランスになります。

ちょうどIさんも「もう少し着丈も短い方がいいかなって思ってたんです」と

上手い具合にバランスが取れました。

でもボタンの間隔って、ほんとバランス取るの難しいんですよね(苦笑)。



ちなみにIさん、昨年作って気に入って下さった麻と同じ素材で、

デザインを変えてのご注文でした。

ありがとうございます!