2009.01.31
Tさんからご注文頂いたのは、
シンプルで長く着られる黒いカシミアコートです。
先日、イメージの打ち合わせも終わって、今日はシーチング仮縫です。
イメージだけでは十分に伝わらなかった部分を、シーチングで実際の形にしてみました。
画像を撮り忘れたのですが、
襟型は、こちらではなく、もう1つ別のスタイルで、、
イメージが固まるまで何度か仮縫してチューニングしてゆきましょう!
と話していたのですが、この最初のシーチング仮縫でイメージを固めて頂けたようで、
次回は実際の生地で仮縫をする所まで進める事になりました。

ウエストの絞りと、裾まわりのフレアー感については、
「若すぎでも派手でもなく、自分らしく~いつまでも着続けられそうですね。」
そんなイメージが、ご自身の将来のイメージと重ね合わさって、
このスタイルに決まったんだと思います。

次回の仮縫いでは、フィッティングの微調整を済ませ、
さらに良い状態でご確認頂けますので、楽しみにしてて下さいね!
シンプルで長く着られる黒いカシミアコートです。
先日、イメージの打ち合わせも終わって、今日はシーチング仮縫です。
イメージだけでは十分に伝わらなかった部分を、シーチングで実際の形にしてみました。
画像を撮り忘れたのですが、
襟型は、こちらではなく、もう1つ別のスタイルで、、
イメージが固まるまで何度か仮縫してチューニングしてゆきましょう!
と話していたのですが、この最初のシーチング仮縫でイメージを固めて頂けたようで、
次回は実際の生地で仮縫をする所まで進める事になりました。

ウエストの絞りと、裾まわりのフレアー感については、
「若すぎでも派手でもなく、自分らしく~いつまでも着続けられそうですね。」
そんなイメージが、ご自身の将来のイメージと重ね合わさって、
このスタイルに決まったんだと思います。

次回の仮縫いでは、フィッティングの微調整を済ませ、
さらに良い状態でご確認頂けますので、楽しみにしてて下さいね!
2009.01.30
今日は、Aさんのナポリクチュールの仮縫い風景です。
極細の繊維を使った4プライの太番手の糸をドブクロスで織り上げた生地は、
裁断士さんから、「素晴らしい生地にハサミを入れさせてもらえた!」とコメントを頂いた程です。

8ミリ程度、肩先を割ってユトリを加えて、縫い直してみたところです。
お爺ちゃんから譲り受けた、何となくドン臭くて懐かしい、、
そんなイメージのスーツ、、僕も楽しみです♪
ほんと、出来上がりが楽しみですね。
それと、、せっかくの画像を取り忘れたのですが、
着心地改造計画でご興味をお持ち頂き、
お修理のご依頼を頂いていたジャケットも気に入って頂き、
更にもう1着ご依頼を頂きましたが、今回は微妙に路線を変えての
チューンナップを試みます。新たな提案に賭けて頂きありがとうございます!
期待を裏切らないように、ベストを尽くします! というか、必ず結果を出しますので!!
極細の繊維を使った4プライの太番手の糸をドブクロスで織り上げた生地は、
裁断士さんから、「素晴らしい生地にハサミを入れさせてもらえた!」とコメントを頂いた程です。

8ミリ程度、肩先を割ってユトリを加えて、縫い直してみたところです。
お爺ちゃんから譲り受けた、何となくドン臭くて懐かしい、、
そんなイメージのスーツ、、僕も楽しみです♪
ほんと、出来上がりが楽しみですね。
それと、、せっかくの画像を取り忘れたのですが、
着心地改造計画でご興味をお持ち頂き、
お修理のご依頼を頂いていたジャケットも気に入って頂き、
更にもう1着ご依頼を頂きましたが、今回は微妙に路線を変えての
チューンナップを試みます。新たな提案に賭けて頂きありがとうございます!
期待を裏切らないように、ベストを尽くします! というか、必ず結果を出しますので!!
2009.01.29
1着目が最終の本縫いに入っていますが、同時進行で既に4着目の試作も始まっています。
同じ考えで、今回は生地を変えて、、それが何の為なのか、、ですが、

ヒントは、お豆腐に針を刺した場合と鉛筆を指した場合とでは、、
これじゃ、「何のこっちゃ!」ですね。(爆)
でも、、かなり面白いですよ!
同じ考えで、今回は生地を変えて、、それが何の為なのか、、ですが、

ヒントは、お豆腐に針を刺した場合と鉛筆を指した場合とでは、、
これじゃ、「何のこっちゃ!」ですね。(爆)
でも、、かなり面白いですよ!
2009.01.28
お修理を依頼している工房の代表Kさん。
そのKさんのジャケット修理のための補正が仕上りました。
補正前と比べて、劇的に着用感が改善したそうです。
確かに以前と比べてみると、見た目だけは綺麗に納まっています。
また、補正前には負担がかかって波打ってた肩線も、こんなに綺麗になりました。

しかしまだ突き皺が出ています!
基本的な補正が足りないようで、再度調整をさせて頂く事にしました(汗。
突き取りで片付けてしまうには、まだ早急ですからね~。

Kさん、ごめんなさい、でも、、楽しみにしてて下さいね~♪
仰るように、Kさんは寸法的には標準でも、立体的に見ると個性的です。
その個性を受け入れた上で、納めてみましょう。
そのKさんのジャケット修理のための補正が仕上りました。
補正前と比べて、劇的に着用感が改善したそうです。
確かに以前と比べてみると、見た目だけは綺麗に納まっています。
また、補正前には負担がかかって波打ってた肩線も、こんなに綺麗になりました。

しかしまだ突き皺が出ています!
基本的な補正が足りないようで、再度調整をさせて頂く事にしました(汗。
突き取りで片付けてしまうには、まだ早急ですからね~。

Kさん、ごめんなさい、でも、、楽しみにしてて下さいね~♪
仰るように、Kさんは寸法的には標準でも、立体的に見ると個性的です。
その個性を受け入れた上で、納めてみましょう。
2009.01.24
9年前にご注文頂いたロロ・ピアーナのカシミア10%混フランネルのスーツです。
Kさんは、このスタイルばかり6着ほどご注文頂いたのですが、
それ以前の物と比べるとタイトなスーツでした。
それ以降ここ5年、さらにタイトなシルエットを着ていらっしゃったのですが、
この冬からまた、こちらの方が落ち着くとの事で、復活させて着て下さっています。
それでも若干、肩巾が広めなので、今シーズンが終わったら調整しましょう!ということに。

プレスが巧くいってなくて、ラペルの返りが不自然にペタンとしています。
それにしても、この色(濃茶)は、いつ見ても素敵です。
タイトフィットも、スポーティーで若々しくスタイリッシュですが、
程よくドレープの効いた、ジャストフィットなお洋服は、
着ている人に落ち着きを与える、品格のある〝紳士服〟と言えるでしょうね。
なので、逆にタイトフィットのスーツを、少し広げましょう!
と云う事で、近々お持ち下さいます。
Kさんは、このスタイルばかり6着ほどご注文頂いたのですが、
それ以前の物と比べるとタイトなスーツでした。
それ以降ここ5年、さらにタイトなシルエットを着ていらっしゃったのですが、
この冬からまた、こちらの方が落ち着くとの事で、復活させて着て下さっています。
それでも若干、肩巾が広めなので、今シーズンが終わったら調整しましょう!ということに。

プレスが巧くいってなくて、ラペルの返りが不自然にペタンとしています。
それにしても、この色(濃茶)は、いつ見ても素敵です。
タイトフィットも、スポーティーで若々しくスタイリッシュですが、
程よくドレープの効いた、ジャストフィットなお洋服は、
着ている人に落ち着きを与える、品格のある〝紳士服〟と言えるでしょうね。
なので、逆にタイトフィットのスーツを、少し広げましょう!
と云う事で、近々お持ち下さいます。
2009.01.23
今日もゴム入り?ジャケットについて、、
両袖検証から日も浅く、今朝またまたミーティングしました。
今回の物創り思想(洗練されたプレタの感性にテーラーの着用感を融合)が、
どこまで今回のジャケットに落としこめるか、です。

今回の型紙(袖)だけで何枚あるのやら、、でも全てに意味があるんです。
アームホールの形は、見た目にそう大きな影響はありませんが、
袖は見える部分なので、見た目と着用感のバランスが
どちらも譲れない部分だけに悩まされます。
どちらもが中途半端にならないように、両者を高次元で融合する必要がありますね。

そうして出来てきた袖が、次は、
アームホールに付くのかどうかも重要です。

腕の良い職人さんなら、その技量でどうにでも付けるでしょうが、
そうやって感覚だけに頼ってしまうと、将来この技術は絶えてしまいますから、
それを幾何学的に検証し、法則化しておくことも大切だと考えています。
これは開店当初からマッセアトゥーラが目指してきた、
CADによるフルオーダーフィッティング、
その考えと全く同じです。

次の画像は、名パタンナーであるMさんが縫われたレディースのテーラードジャケット。
それも、単なるテーラードではなく、新たな工夫が随所に見て取れるもの。
以前はレディースのプレタも手がけられていた1級技能士のSさん、
それを「面白いな~」と興味深く見入っておられました。
この服、接着芯を使っているのに、丸いんです。
前肩もシッカリ入って、襟も昇ってます。
もちろん袖付けは今回の考え方。

このジャケットを、自信をもってお勧めできるようになり、
そしてさらにそこから、クラシコOSAKAとして発信できるようになれば、
この業界の後継者育成も、あとは皆さまからご指名を頂けるようになれば安泰ですね。
両袖検証から日も浅く、今朝またまたミーティングしました。
今回の物創り思想(洗練されたプレタの感性にテーラーの着用感を融合)が、
どこまで今回のジャケットに落としこめるか、です。

今回の型紙(袖)だけで何枚あるのやら、、でも全てに意味があるんです。
アームホールの形は、見た目にそう大きな影響はありませんが、
袖は見える部分なので、見た目と着用感のバランスが
どちらも譲れない部分だけに悩まされます。
どちらもが中途半端にならないように、両者を高次元で融合する必要がありますね。

そうして出来てきた袖が、次は、
アームホールに付くのかどうかも重要です。

腕の良い職人さんなら、その技量でどうにでも付けるでしょうが、
そうやって感覚だけに頼ってしまうと、将来この技術は絶えてしまいますから、
それを幾何学的に検証し、法則化しておくことも大切だと考えています。
これは開店当初からマッセアトゥーラが目指してきた、
CADによるフルオーダーフィッティング、
その考えと全く同じです。

次の画像は、名パタンナーであるMさんが縫われたレディースのテーラードジャケット。
それも、単なるテーラードではなく、新たな工夫が随所に見て取れるもの。
以前はレディースのプレタも手がけられていた1級技能士のSさん、
それを「面白いな~」と興味深く見入っておられました。
この服、接着芯を使っているのに、丸いんです。
前肩もシッカリ入って、襟も昇ってます。
もちろん袖付けは今回の考え方。

このジャケットを、自信をもってお勧めできるようになり、
そしてさらにそこから、クラシコOSAKAとして発信できるようになれば、
この業界の後継者育成も、あとは皆さまからご指名を頂けるようになれば安泰ですね。
2009.01.19
先日、ゴム入り?ジャケットの3回目の仮縫い(中縫)をしたのですが、
アームホールと袖の形状から、着用感を検証する為に、
左右で違う袖を付けてもらいました。(笑)

着用感を検証したあと、袖を外してみました。
アームホールの形状は同じですが、袖の設計が異なります。

寸法で云うと、僅か数センチのことなのですが、
ラインも違うし、着用感も違います。それぞれの特長があって面白いですね。
次は下袖と上袖を組み替えて、更にバランスをとってみましょうか♪
僕は云うだけですが、皆さんは大変だと思います。でも楽しんで(遊んで!)下さってます。
こんな皆さんに出会えて、本当に嬉しいです。サイコー!
Sさんは、今までkitonやブリオーニ、トムフォード、他にも色々とバラしておられます。
その中で今回は、イタリアと英国の融合!みたいな事を進めています。
これぞまさにコピーではなく、Made in JAPAN 、日本発です。
まさに『日本人に合う、日本人のためのスーツ』です。
アームホールと袖の形状から、着用感を検証する為に、
左右で違う袖を付けてもらいました。(笑)

着用感を検証したあと、袖を外してみました。
アームホールの形状は同じですが、袖の設計が異なります。

寸法で云うと、僅か数センチのことなのですが、
ラインも違うし、着用感も違います。それぞれの特長があって面白いですね。
次は下袖と上袖を組み替えて、更にバランスをとってみましょうか♪
僕は云うだけですが、皆さんは大変だと思います。でも楽しんで(遊んで!)下さってます。
こんな皆さんに出会えて、本当に嬉しいです。サイコー!
Sさんは、今までkitonやブリオーニ、トムフォード、他にも色々とバラしておられます。
その中で今回は、イタリアと英国の融合!みたいな事を進めています。
これぞまさにコピーではなく、Made in JAPAN 、日本発です。
まさに『日本人に合う、日本人のためのスーツ』です。
2009.01.15
肩凝りしませんか?と伺うと「結構ひどくて、月に何度か針に通っています。」との事。
お修理を依頼している工房の代表、Kさんとのやりとりです。

そんな経緯から、Kさんご自身のお直しをすることになりました(笑。
お直しというより『着心地チューンナップ』です!

見た目では、何となく「おかしいな」と思っておられたKさんですが、
その着用感までは、気付いておられなかったようです。
洋服の着用感って、見た目で分からないレベルでも、
着比べると、ほぼ皆さん気付かれます。
肩周りに細工を加えてやる事で、かなり変わります(軽くなる)。
日本車の乗り味しかしらないと、
その中で、レベルを比較をするだけになりますが、
欧州車の乗り味を知ると、乗り味に対する感覚が〝別次元〟になります。
同じく、化学調味料の味しか知らない人が天然の旨味を知ると、
味覚に対する土俵が〝別次元〟に生まれ変わります。
もちろん好き嫌いはありますが、両者を知って好みを語るのと、
片方だけしか知らずして、好みを語るのとでは、両者に大きな違いがあると思います。
それはユーザーが知らないだけではなく、
僕たちプロ側が伝えきれていない部分でもあるんですよね(汗。
Kさんから頂いた「もっと皆さんに知って欲しいですね♪」というお言葉は、
とてもありがたい!というか、とても心強くなりました。
だってKさんは今まで「こんなことして意味あるの?」って言われてましたから(汗。
今回のお修理は、いつも
要望に応えて頂いているKさんご自身が
着心地チューンナップを体験されることで、今後の更なる技術力アップに
つなげていこう!という目論見もあるので、なお更です。
Kさん、楽しみにしていて下さいね!!
お修理を依頼している工房の代表、Kさんとのやりとりです。

そんな経緯から、Kさんご自身のお直しをすることになりました(笑。
お直しというより『着心地チューンナップ』です!

見た目では、何となく「おかしいな」と思っておられたKさんですが、
その着用感までは、気付いておられなかったようです。
洋服の着用感って、見た目で分からないレベルでも、
着比べると、ほぼ皆さん気付かれます。
肩周りに細工を加えてやる事で、かなり変わります(軽くなる)。
日本車の乗り味しかしらないと、
その中で、レベルを比較をするだけになりますが、
欧州車の乗り味を知ると、乗り味に対する感覚が〝別次元〟になります。
同じく、化学調味料の味しか知らない人が天然の旨味を知ると、
味覚に対する土俵が〝別次元〟に生まれ変わります。
もちろん好き嫌いはありますが、両者を知って好みを語るのと、
片方だけしか知らずして、好みを語るのとでは、両者に大きな違いがあると思います。
それはユーザーが知らないだけではなく、
僕たちプロ側が伝えきれていない部分でもあるんですよね(汗。
Kさんから頂いた「もっと皆さんに知って欲しいですね♪」というお言葉は、
とてもありがたい!というか、とても心強くなりました。
だってKさんは今まで「こんなことして意味あるの?」って言われてましたから(汗。
今回のお修理は、いつも
要望に応えて頂いているKさんご自身が
着心地チューンナップを体験されることで、今後の更なる技術力アップに
つなげていこう!という目論見もあるので、なお更です。
Kさん、楽しみにしていて下さいね!!
2009.01.13
今日お越しのNさんは、事前にご来店のメールご連絡を頂いていたそうなんですが、
そのメールは、マッセアトゥーラには届いてなかったのです。
最近、ビジネスソリューション関係等の売込メール(迷惑メール)が多くなって、
一定のレベルで、メールブロックをかけているのですが、
そのせいで、何かしらのトラブルが発生しているかもしれません。
たまたまNさんの場合、状況が分かっただけで、
もしかしたら他に、そのままになっているケースがあるかもしれません。
いずれにせよ今後、そのせいでお客さまにご迷惑をかけないようにするため、
もし頂いたメールに対して2日以内に返事を差し上げなければ、
当方にメールが届いてない可能性が大きいです。
皆さま、今後このような事が起きないように、早急に対策を考えさせて頂きます。
また顧客の皆さまにつきましては、直接お電話を頂けると助かります。
Nさん、今日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
そのメールは、マッセアトゥーラには届いてなかったのです。
最近、ビジネスソリューション関係等の売込メール(迷惑メール)が多くなって、
一定のレベルで、メールブロックをかけているのですが、
そのせいで、何かしらのトラブルが発生しているかもしれません。
たまたまNさんの場合、状況が分かっただけで、
もしかしたら他に、そのままになっているケースがあるかもしれません。
いずれにせよ今後、そのせいでお客さまにご迷惑をかけないようにするため、
もし頂いたメールに対して2日以内に返事を差し上げなければ、
当方にメールが届いてない可能性が大きいです。
皆さま、今後このような事が起きないように、早急に対策を考えさせて頂きます。
また顧客の皆さまにつきましては、直接お電話を頂けると助かります。
Nさん、今日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
2009.01.11
宝石のように輝く、ウェービングカシミア。
表面が、ウロコ状(波型に表面加工されたもの)に加工されています。
年末にサイズオーダーしていたものが、やっと届きました。

この素材を見ると、「普段見かける高級マフラーも同じカシミア?」です。
これぞカシミアの真骨頂です。恐らく、いや確実に、、他のマフラーは巻けなくなるでしょう。

表面が、ウロコ状(波型に表面加工されたもの)に加工されています。
年末にサイズオーダーしていたものが、やっと届きました。

この素材を見ると、「普段見かける高級マフラーも同じカシミア?」です。
これぞカシミアの真骨頂です。恐らく、いや確実に、、他のマフラーは巻けなくなるでしょう。
