本日をもちまして、年内の営業を終わらせて頂きます。

今年、僕は後厄だったせいかどうかは不明ですが、
公私共、40歳になってこんな経験するか?というほど凄い経験をしました。
この充実した1年を無駄にしないように、年明けから人生の折り返し地点を再スタートします。

これからの人生に向かって、あらゆる可能性を試せた年ではないかと思っています。
こんな1年に関わって下さった皆さまに心から御礼申し上げます。
ほんとうに、「ありがとうございました!!」

2010年をホップとするなら、
2011年がステップ、そして2012年でジャンプです!(笑)

年明けは、7日より通常営業させて頂きます。
5日と6日はご予約を頂いていますので、店には出ております。
御用の方は、メールでもお電話でも、ジャンジャンお待ちしております!(笑)

2010年12月30日
マッセアトゥーラ 柳瀬博克



手で縫ったからこそ表現できた、味わいのある洋服、、
Oさんからご注文頂いた、ミシンをほとんど使っていない手縫の洋服です。
出来上がりをしっかりイメージして縫えたからこそ、成功し得た洋服だと思っています。
マイスターファクトリーの生徒であるT君、本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございます。
そしてT君とマッセアトゥーラを信用し、お任せ(ご注文)下さったOさんのお気持ち、懐の深さに感謝します。


狙い通りの見た目に仕上がりました。
それでいて、芯から作った総毛芯仕立てです。
画像からは分かりませんが、袖も肘下からグッと曲がった
バナナ袖で、長めの袖丈が手首で止まるので、これも狙い通りです。


後姿も、このクッタリ感がたまりませんね!
この洋服は、完全で本格的なテーラード仕立てなのですが、
独特のカッティングをはじめ、見せ方にもプレタ的な要素を含んでいます。
将来のあらゆる可能性を含んだ洋服に仕上がった事が、もう1つ大きな意味を含んでいます。


また、とても嬉しくありがたいことに、
既にT君には、何着かのオーダーを頂いております。
縫える数には制限がありますので、ご興味のある方はご連絡下さい。



サイズが合ってないにも関わらず、
生地の色柄が気に入ってご購入されたエトロのシャツです。
最初から、マッセアトゥーラで直せば良いやと思ってご購入されたそうです。嬉しい!
身巾、着丈、袖巾、袖丈、袖タックのデザイン、そして肩傾斜、、ほとんど仕立て直しの状態でした。




以前オーダーベルトの受注会をさせて頂きましたが、このベルトだけ、入荷が大幅に遅れました。
だちょうの脚(オーストリッチ)なのですが、これだけ通関が上手く通らず、
何と、イタリアに3回も送り返されてしまったんです。
型押しでは出ない、独特の表情です。
Kさん、申し訳ありません。




Mさん、ご結婚おめでとうございます!
テイラー&ロッヂの変わり織りのジャケットの下に、
ハウンドトゥース(千鳥格子)のパンツを合わせて頂く事になりました。
このシャツは『ニールバレット』ですが、当日は『レス・レストン』のウイングカラー!
Mさんの実寸はドロップ11ですから、それをドロップ9にする為に、今回は頭を使いましたね~(笑)
ドロップ5の体型をドロップ7に見せる事に苦労している僕からすると、羨ましい限りです。




Tさんの「男臭い色気のあるスーツ」というご希望で、お選び頂いた生地です。
この生地、今は無き英国のミルで織られた、ウエイトが600g近くもある4PLYのピンヘッドです。




昨日に引き続き6PLYのお渡し。
今日は3ピースでした。


糸が6本とも微妙に色の違うグラデーションなので、
そこから生まれる表情もまた、微妙な色気を感じさせてくれます。
僕自身も6PLYを着ているのですが、言葉では言い尽くせない味わいを感じます。




6PLYの生地で仕立て上がったジャケットです。
ウエイト、何と600gですが、着て頂いた感想は「軽い!」でした。




英国ロンドンのリバティー百貨店の生地です。
リバティーといえば、お花柄が有名ですが、こんな生地もあります。
華やかなシャツが大好きな、Fさんらしいオーダーです。




マイスターファクトリーの生徒であるT君が縫ったジャケットです。
それを着ているのはT君の友人で、身長はT君よりも10cm以上高いそうです。
シャツから靴までコムデギャルソンを着ていた彼に、T君のジャケットを着てもらったのですが、
なんだか、ヤケにまとまっていませんか?