マッセアトゥーラがハービスPLAZAに移転して1年が経ちました!
マッセアトゥーラだけでしたら、こんなの実現できないよ!って内容の記念イベントの開催です。
松本人志監督『R100』とのコラボレーションイベントで、ハービスPLAZAに、一夜限りのナイトクラブがオープンします。


ハービスの顧客向けに、
18:30~ハービスPLAZA1階オルガン広場で、
R100という映画の持つ「謎」「美女」「未体験」といった世界観を具現化。
覗き部屋やポールダンサー、ドラッグクイーンが入り乱れる魅惑の世界?へみなさんを誘います!




2013年10月~11月末までの木曜日と金曜日
*いずれも12:00~19:00
  完全予約制ですが、他のお日にちをご希望の場合もご相談下さい
*ご不明な点ご不安な点は事前にお問い合わせお願いします。
  06-6345-8708 salon@masseattura.com
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今の服を知る、、感性の研ぎ澄まされた技術者ユニット『ピンワークス』。
ピンワークスとマッセアトゥーラの阿吽の呼吸=コラボレーション。
長年に亘る信頼関係からのみ、生まれる関係です。

技術だけではセンスのある洋服は創れません。
センスだけでも上質の縫製は無理です。

お直しが本業ではない、レディースに特化した仕立屋なので、
複雑な内容の修理やリフォームが可能になります。

お客様のご要望をお聞きしながら、思いを形にします。
好きな服を、もっと好きな服に、、是非一度、私どもにお任せ下さい。

マッセアトゥーラ 柳瀬

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はじめまして!
ピンワークスのフィッター、栗原美由紀と申します。

ピンワークスはレディースに特化したお直しリフォーム、仕立て屋でございます。
女性の体型は年齢を重ねるたびに変化します。
そんな『おとな体型』を、どうすれば、より綺麗に見せることができるのか?
そのテーマで、ピンワークスの強みでもある、技術と感覚、
そしてお客様とのコミュニケーションで、「とっておきの一着」をご提案させて頂いております。

もとの洋服の雰囲気や、ニュアンスを崩すことなく、
今のお客さまの体型とのベストなバランスに手直ししていくのですが、
この作業をキャリア50年の縫製技術者と連携し、お客様からお預かりした大切な一着を、
余す所なく、お洒落をお楽しみ頂けるお洋服に仕立て直します。

このたび、柳瀬さんのご厚意で、
「女性のためのリフォームフェア」を開催させて頂くことになりました。

思い出の一着や、きっとまた着るときがくる、、
そんな思いで、クローゼットにしまったままのお洋服はありませんか?
そんなとっておきの一着について、是非ご相談にお越し下さい。
フェア開催中は、特別価格でご提案させて頂きます。


再び、柳瀬より、、
過去の、ピンワークスとの取り組み例です。
★お母様から譲り受けられた洋服
★古いデザインだけど生地が気に入っている

他にも、マッセアトゥーラで取り組ませて頂いた事例です。
★思い出のお洋服
★お嬢様へ譲りたい洋服
  *これは、お義父様のタキシードを譲られた例ですが、
   お嬢様へは今までなかった事例なので、是非どなたかお願いします(笑。
★思い出の着物の一部を洋服に取り入れたい
  *こちらもメンズの例ですが、是非レディースで!

レディース以外にも、
今まで、皆さまの大切な思い出を引き継ぐお手伝いをさせて頂いてきました。
今までのマッセアトゥーラの経験を、是非ご覧下さい。



2013年A/W、東京オーダー会のご案内をさせて頂きます。

10月19日(土)・20日(日)の2日間
会場は新宿1丁目。
お世話になっている写真家、高橋さんのスタジオ「PACOスタジオ」で開催させて頂きます。
http://www.paco-kaz.com/ 地図はこちら

ご予約の方を優先させて頂きますので、
お越しの際は、事前にご連絡をいただけますと幸いです。
皆さまのお越しを、心よりお待ち申し上げます。

マッセアトゥーラ 柳瀬

※この日、ハービスPLAZA大阪の店舗も通常通り営業し、
 技術の中山が対応させて頂きます。



こんにちは。大坂です。
今回はとうとうシリーズ最終回です。

そう、「完成」です☆

トルソーに飾ってあるスーツは、早く着て欲しいと待っている子犬のようでした(笑)
というのも、その姿(?)を眺めると、まさに私の体型、雰囲気そのもので
知り合いがみたらすぐに「私」を想像するかのような仕上がりなのです。
こういうところがテーラーの技なんだなぁと毎回感心します。


どうでしょう?こんな感じで、ピッタリです!
流行のピタピタではなく、適度なオトナのゆとりをもたせたクラシックスタイル。

ワガママを言って追加してもらった名刺入れとペンポケットも
最適の位置にあります。

実はこのあと、ハービスのスタッフの方と打ち合わせをしていたら
スカートの裏地が見えてしまっていたので、店に戻ってすぐに裏地を短くカットしてもらいました。

オーダースーツって、待っている間も楽しみで、出来上がったらとても嬉しくて、、
店のスタッフみんなで喜びを分かち合う事ができました。
これって、既製服を買うときにはない喜び!

お洋服を通して、
こんな楽しい時間を過ごす事ができる、、
たくさんの方に、もっと経験してもらいたいなって思います。



マイスターファクトリーの機屋見学でお世話になった
愛知県一宮市の『葛利毛織』の葛谷社長がお越し下さいました。


選んだ中から、旬な1着を、、
葛利毛織さんの生地は、欧州の超高級メゾンや
名だたるデザイナーのOEMを受けてきた実績があり、この生地も
そんな経験から培われた『デザイン力』をうかがい知れる雰囲気を醸し出しています。


葛利毛織さんは、生産効率の悪い低速織機を使って、
じっくりと手間を掛けて織ると云う、技術ばかりが取り上げられますが、
こうして、センスの良い生地もたくさん展開されていますので、ご来店の際には、是非ご覧下さい。
葛谷社長、楽しいお話、為になるお話、ありがとうございました!



ローマから、荷物が届きました。
さて、何でしょう! ワクワクしますね~♪


ん?カセンティーノ!?


ジャーン!やっと出来上がってきました!
1904年創業の英国ステッド社のスウェードなんですが、
毛足が長くて滑らかな、極上の毛並みで、見た瞬間一目惚れしました。
底材はイタリアのRocca社だそうで、僕は靴には詳しくないのですが良いそうです(笑。
これからしっかり手入れして、大切に履きこんでいきますね!

カセンティーノは、靴袋だったんですね(笑。
チャーミングな靴に、チャーミングな靴袋を作って下さったYさんは、
もっとチャーミングです♪Yさん有り難うございました!
カセンティーノのコートは、こちらで13番まで
紹介させてもらってます
ので是非。



以前、自分の洋服を縫ったマイスターファクトリーの口野君
今回は工場に縫製を依頼し、他にも違う工場にオーダーして検証しています。
手縫いの服がお客様全員にとって良い訳ではなく、見た目やフィット感、それに何よりも
お客様にとっての関心事項は価格ですから、それらのバランスを、自分の洋服を作って着てみて、そして
見た目の雰囲気など全てを理解しておく事が望ましいのではないでしょうか。

これはマッセアトゥーラのやり方で、賛否両論あると思いますが、
彼もその事を納得して、この方法を選びました。

あれこれ知らなくても販売は出来るよ、と言われるのですが、
あれこれ知った上でお客様にお伝えする方が、お客様にとっては良いかなと思うんです。
既製服はお客様が目で見て着てみて、ご判断して頂く事ができますが、
オーダーの場合は出来上がってくるまで解りませんから、
作り手側としては莫大な知識が必要です。
前提は、、信頼作りですけど。

ごちゃごちゃ言っても、結局のところは、
僕自身もそれを望んでいて、自分もそうして欲しいから、
きっとお客様にも同じようにしてしまう、、結局は自分の好みって事ですね(笑。

プレタ(既製服)っぽい、スッキリした雰囲気が好きであれば、前回よりこちらですね。
手縫でも、手の雰囲気を消してスッキリさせる事は可能ですが、
手で縫うのであれば手の匂いは残したいです。
これも結局のところお好みです。
だからこそ、あれこれ着てみて、見て感じて
自ら経験してみたことを、お客さまに伝えてゆきたいです。




アメリカミシガン州にお住まいのFさんのスーツ&シャツです。
最近のアメリカで「パワースーツ」と呼ばれるものは、そのほとんどが2つボタンだそうですが、
その中で今あえて3つボタンで勝負したいと、今までの2ボタンから3ボタンに変更してオーダーいただいたスーツです。


Fさんから色々と伺いました。
50代から、それ以上のアメリカ人の男性は
やっぱりブルックスやそれに類似のスーツを着てる人が多いそうですが、
それでもデザインは全体的に、昔よりも、やや幾分かはスリムになっている傾向があるそうです。
でも、、日本や所謂ブランドもので流行っているような着丈の短い、パツンパツンのスーツはアメリカでは殆ど見ないとか。

あと、、
日本人は色に関しては保守的ですが
服のデザインに関しては結構、流行り物をすぐに取り入れる一方、
アメリカ人は色に関しては結構自由ですが、デザインに関しては非常に保守的な感じがすると聞き、
僕が最後にアメリカに行ってから15年近くなりますが、何となく分かる気がします。

日本人が器用な反面、悪く言うと「流され過ぎ」な気がします。
着物を「捨てた」時代から、そうなったのか、、詳しく調べた事も考えた事もないですが、
こんな事を話題に、ある程度の識者?を交えながら、お酒を飲む会を開いても、楽しいのかもしれませんね(笑!

Fさん、いつもありがとうございます!
サイズが大きくてボディーに着せる事ができませんので、
机に置いて撮らせて頂きました。ハンガーもいつもの大きなサイズを準備して
シャツも畳み皺を伸ばしてハンガーに掛けて一緒に送らせていただきますので、掛け替えお願いします!




いつも背景のある洋服をオーダーされるHさんですが、
今日は、大英帝国ヴィクトリア時代の終わり頃(19世紀末)を舞台にした
英国のテレビ番組の登場人物が着ているコートについて、楽しく打ち合わせをさせて頂きました。

イメージを再現するには、
生地のセレクトも重要な要素になりますので、
生地がなければ前に進められませんから、先ずは生地選びです。
そして動画を見ながら、再現する部分と省く部分を決めてHさん好みに再構築していきます。

この時代、登場人物が着ているコートは、
どれもドレーピングの効いた独特の雰囲気(シルエット)ですね。
本場の英国では、スモーキングジャケット(後のタキシード(NY州にある別荘地の地名)の原型)の影響か、
スーツは、リラックスウェア的な要素がまだまだ強かったのでしょうか、
コートもゆったりとして、そのままでは現代の洋服には似合わない雰囲気です(笑。


ちなみに、、
生地はバルマー&ラム社のホイップコード。
デザインは、画像にあるカバードコートではありませんが、
仮縫で、もう一度打ち合わせをさせて頂き、細部を詰めていくことになりました。
少し長い道のりになりそうですが、ワクワクする物作りになりそうです。Hさん、よろしくお願いします!




今日の中山君、朝からNさんのコートの型紙を引き、
昨日から『地のし(地直し)』で湿らせてあった生地にチャコを入れ、裁断し、


ホントいい生地ですね~ と連発しながら、


ノリノリで、どんどんキリビ打ちは進んでいきます。
高価な生地になればなるほど緊張すると思うのですが、中山君は
俄然、気合が入って、ノリノリになるパターンが多いように見えるんですよね~(笑。


この生地、カシミア20%混のゴールデンベール
何と!!ウエイトが650gもあります! 何て贅沢な生地なんでしょうね!
完成が楽しみですが、その前に仮縫風景の実況中継が入ります!(Nさん、撮影いいですか?)