今日、フォーマルスーツをご注文下さったIさんは、来春ご結婚が決まられています。

そしてフィアンセのTさんから、ウエディングドレスのリメイクのご依頼。

実はこのドレス、Tさんのお母様が結婚される時に、

お母さん(Tさんのおばあ様)に縫ってもらわれたフランスレースのドレスです。

こんな機会を頂けることに、こちらとしても感極まる思いです。





今後、打ち合わせ→仮縫→出来上がり→微調整→完成納品 と進む予定です。






今日は、Sさんのサマージャケットの仮縫いでした。

胸囲114センチのSさんのドロップ寸は驚異的な12センチですので、

そのまま洋服にすると綺麗な服にはならないので、仮縫いでシルエットをご確認頂きました。

さらに、腰ポケットや胸ポケットの位置や大きさ、ボタン位置、

ラペル巾やゴージ位置など、バランス見て頂きながら、ご確認願いました。





ちなみにこの生地、タイトルにもある〝スコフィールド&スミス〟のもので、

シルク40%混の清涼感のあるホップサック調の生地です。

ホップサックとは、ビールの原料〝ホップ〟を入れておくザックリした麻袋に由来します。






今日、Tさんの2度目の仮縫をさせて頂きました。

フィッティングは1度目にかなりバラしたお陰で、ほぼオッケーです。

ジャケットと襟付ベストのゴージラインを合わせて欲しいとのご依頼についても、

ラペル巾のバランスも考えながら、角度と高さを合わせ、オッケーをいただく事ができました。

更に今日、胸ポケットがラペルに懸からないようにとのご希望があり、

ポケットを上下左右に動かしながらバランスを考え、位置とその巾を決めました。

仮縫いに必要なのは、フィッティングは当たり前で、

スタイリングやそんな部分こそが、大切なチェックポイントです。










前回ご紹介のNさんに引き続き、今日も還暦を迎えられるMさんのスーツです。

もう5年に渡ってお付き合い下さっているMさんが選ばれる生地は、

いつも個性的な色柄が多くて、今回の色も珍しいです。

スコフィールド&スミスと云えば、「なるほど~」って感じですね。(笑)





実際には赤紫色ですが、モニターによっては

青っぽく見えるかもしれませんね。

僕もこんな色、初めてです。



あっ!ちなみに、Mさん、今日はコンポラッぽい出で立ちでした。

ネクタイも、超ナローな型押しレザータイです。

なので、ご試着のスーツとの組み合わせは変です♪(笑)

撮影ご協力ありがとうございました!






このパンツ、Kさんがプレタで購入されたハイモードのシルエットを踏襲しています。

当初のKさんのご希望はそのパンツと同じ、膝巾20cm裾巾22cmでした。

ビジネスでも膝巾22cm程度の細身を穿かれていますが、

20cmまでとなると型崩れが心配でした。

気になったので、お手持ちのパンツの素材を聞いたところ、

やはり化繊が混ざっていました。



バンチサンプルや、店の着分在庫を探しても化繊入りはなかったのですが、

ご希望のラインを気兼ねなく穿いて頂こうと探しましたよ~♪(笑)

その代わり?と言っては何ですが(笑)、

僕が以前からお勧めしていたサイドアジャスター仕様に乗って下さいました♪



Kさん、いつもありがとうございます。

もう、かれこれ8年以上のお付き合いをさせて頂いてます。

次回の東京展示会の際、是非着て来て下さいね。












4年のお付き合いになるNさんのスーツ、今回の生地も半ばお任せ状態で選ばせて頂き、

スタイルはいつもと同じですが、それ以外の仕様も全てお任せ下さいます。

裏地は、寒色系の生地と大きくコントラストをつけることなく、

暖色系の優しい色合いを選ばせて頂きました。

袖裏は若干明るい色に、グラデーションをつけました。

裏地選びも密やかな愉しみです。(笑)












松阪市のYさんは、このコートで3着目!

撥水加工の効いた、バーバリーコットンのような素材です。





最初にカシミア、、続いてベージュのコットン素材で、、

そして今回は、明るい色じゃなく、ダークな色合い(NAVY)でのご注文。

生地はご自身で見られず、お任せ下さいました。

マッセアトゥーラでの、1人のコートの受注数としては現在の最高記録です!(笑)



着易いように袖付けはシャツ袖(マニカカミーチャ)にしてあります。

実際に着ていただくと、皺はここまで目立たなくなって、

逆に膨らんで、丸い雰囲気になります。





こういった保温性の低いコートは、

カシミアを着るほどでもない時期に重宝するとの事です。

春先はベージュがいいけど、寒い時期にはダークな色が良いなぁということで、、






Fさんのスーツは、いつもオリジナルのカーブです。

3度目に引いた線でリピートして頂いてます。

それが今回のスーツ、微妙にカーブが違うんです、、ごめんなさい。



たったこれだけの差ですが、見えるんですよね、その違いが。

着て頂いた瞬間、違う!

前回のスーツと合わせてみると、僅か5mm出ている以外は全く同じラインです。

恐らく気付かない方が大半だと思います。



僕も最近感じていたのですが、Fさんも「最近選べる物が少なくなってきて、、」

ちょっとした質感なんかにも目がいってしまって、、

良く言うと目利きですが、これって幸せなのか、不幸な事なのか、、

知らなくって良い事、感じなくって良い事まで感じてしまっているのでしょうか?

Fさんも僕も、たまにしんどくなる時が、、

皆さん、そんな事、考えた事ってありませんか?(苦笑)












遊び用と仕事用を分けて作られるTさんですが、

今回の〝遊び用〟は、3cmの極太ピッチの、極太チョークストライプです。

スタイルも、タイトフィットな6×3釦スタイルと、モードな雰囲気。

Tさん、いつも愉しいスーツをありがとうございます!!












最近、3ピースのご注文が多いです。

当然、ベルトレスのブレイシーズ仕様でのご注文。



これによって、ベストの前裾にベルトのバックルが突き出すことなく、

体の自然なラインが、上から下まで全身に貫かれます。

更には、、パンツのクリースも、綺麗なストレートでビシッと決まります。



話題は、3ピースからブレイシーズにそれましたが(笑)、

Nさんのこのスーツは、女性(奥様!)をエスコートする為の装い(正装)です。



オンシーンでは、ご自身の仕事(グラフィック)をクライアントまでエスコートされるとか、、、

めちゃくちゃ格好良すぎるじゃないですか!



これぞユニフォームではなく〝スーツ〟ですね。





ベストは、ミニマムタイトな方が格好良いですよね!