前回のオーダー会のときに完成していたTさんのスーツ、今日お渡しでした。
*画像を見てから気付いたのですが、Tさんのネクタイ、メローラのシルクニットですね。


この150′Sのその滑らかな質感は、
作り手の技量がストレートに求められる生地と言えます。
どんどん表情が変わるジャケットなので、これから先は、着手の愛情が問われます(笑。

そう考えると、どこまでポテンシャルを引き出せるか、
乗り手側の技量もストレートに問われるスポーツカーかもしれません。

踏めば走る、踏んだら止まる、回せば曲がる、誰が乗っても同じ、至れり尽くせりの大衆車。
スーツで云うと、糊や接着芯で固められた『型崩れのしない制服のような洋服』と比べては駄目なのかもしれません。





カメラマンのYさんは、
健康の為に?ウエイトリフティングをされています。
そのせいか、B98・W78・H96 とドロップ10に、着丈66という悩ましいスタイル!
バスト98も、胸筋が半端じゃないので、これまた悩ましいです(汗。
今まで色々と作って頂いたのですが、普段使いに、
ガンガン着てガンガン洗いたい。
洗えば洗うほど、色も素材感も馴染んでくる生地。
遠州の低速織機で織られた生地で、世界のメゾンを相手に生地を織る、
日本の中の『小さな巨人』が、僕たちの知らないところで、注目を浴びるクールJAPAN!
話がそれましたね、、Yさん、いつもありがとうございます!


良い物を、永く着たい。
自分と一緒に皺を重ねるスーツ。
そうなれば、基本中の基本は「ネイヴィー」。

総『Made in JAPAN』
生地は低速織機でゆったりと織られ、
仕上げは取り扱いの難しい「天然石けん」を使用。
合成洗剤では得られない自然な手触り、柔らかくふっくらした風合い。
そんな生地を柔らかく手で縫わせて頂いた、Tさんの考える基本中の基本を押さえたスーツです。
15年後、20年後の表情が楽しみです。Tさん、これからも宜しくお願いいたします!



既にゴルフ焼けのFさんのお顔を出せないのが残念で残念でたまりません!
焼けた肌の茶色は、サイコーに男の色気を感じます。


今日は暖かかったので、外のバールで一緒にマキアートを戴きました。
ハービスの1階にいつも出ている、ワゴンのバール、ここのエスプレッソは最高ですよ!
エスプレッソカップについたコーヒーブラウンと、カップのロゴのロッソ(赤)が、Fさんと同じ色合いです(笑!
パンツの赤は、黒と赤の玉虫なので、控えめながらラグジュアリー感があります。


エトロ好きのFさんらしい、選択です!


ベルトは、今日たまたまされていたエリオットローズのスワロのバックル。
狙ったかのように、完全にはまってますね(笑。



古典的な色柄ばかりですが、
メローラのネクタイをオーダーしました。
締める時、スルスル~って感じ締まって、緩みにくいんです。


到着は、お盆明けを予定しております。


気になる方は、ご連絡下さい。
大剣巾9.0cm巾で、長さは148cmです。
50オンスシルクのセッテピエゲ(7つ織り/7Folds)です。




かなり特殊なジャケット(型紙)です。
ケマワシ全体(裾周り全体)が繋がっているんです。
以前に引き続き、マイスターファクトリーの2期生が担当させて頂きます。
これが最後のマイスターファクトリー製になります。Oさんいつもご協力頂きありがとうございます!


実は、この生地、、
Oさんが求めていらっしゃる雰囲気になるまで、
途中、洗濯機で洗って乾かしてを、途中何度も確認しながら繰り返しました。
そしたら、2.20mだったものが、1.85mになったんです!
織物なのに、まるでニットです(笑。

強撚(ハイツイスト)糸を使った生地ですから、
余計に縮んだし、ここまで雰囲気を変えることに成功したんです。
ステッチも、色や太さなどを変えて何種類かのサンプルを作って決めてもらいました。



春の店頭のディスプレイに、
このジャケットを使おうと思い、ふと思い立って
立ててみたら、、ご覧の通り、何と自立する(突っ立つ!)んです(笑。
これ、一澤信三郎製の生地ですが、カバンの生地ではなく、エプロンとかに使われている、
少し薄手の生地で、着込むほどに、どんどん表情が変わる、愛着の湧く1着です。
今までにも何度か書いているので、是非こちらもご覧下さい→過去記事



ローマの小さなマーチャントが、英国の超ド級のミル(機屋)に織ってもらった生地です。
しっかり打ち込まれた質感の生地に、見る角度によっては、茶とも青紫とも見える表情奥深い佇まい。
白シャツに茶の小紋タイなんかを合わせると落ち着いた雰囲気になりますが、
こんな合わせ方だと全く違った表情になるから不思議です。


今回のカッティングはスーツ着用を前提に、
今までUさんに作らせて頂いた中では、結構攻めてみました。
この生地、絶妙な色合いなので気になる方は多かったですが、想像がつかないと、
止められる方が多かったのですが、僕の予想通りUさんは想像を超えたコーディネイトを愉しんで下さいました。
今後のUさんの合わせ方に、更なる期待が膨らみます!


それと、もう1つこの生地には愉しみがあります。
今までラグジュアリーでソフトな生地を選ばれる事の多かったUさんですが、
冒頭にも書いたように、この生地は目付(ウエイト370g)があるので、経年変化が愉しみです。
芯地重ねることなく、極限まで薄く作って据えていますので、
軽くて柔らかな着用感にも関わらず、型崩れすることなく、どんどん表情が変わります。
まさに英国(陰)とイタリア(陽)を融合した、本気のエロ気です笑!


お手持ちのジャケットに合うベストを!
ということで、Tさんがお持ちのジャケットの色柄に似合う
深目のビリジアングリーンのウーステッドフランネル(梳毛で織って毛羽立たせています)
とても軽くて柔らかくて、そして暖かい、、言うことなしのオッドベストです。
次回ジャケットのオーダーの時は、オッドベストじゃなく、
ジャケット共地のベストもお洒落ですよ!



ハービスプラザOSAKAにある
マッセアトゥーラの隣には、ベルトの専門店、今
ロンドンで話題のエリオットローズ(ELLIOT RHODES)があります。

ベルトとバックルを自由に組み合す事が出来て、飽きたらバックルを替えるなんて事も。
ついつい買い足したり、組み替えたりする人もいるくらい、1本で3度も4度もおいしかったりするんです(笑。

そんなエリオットローズJAPANのサイモンさんが
ロンドン出張のお土産にリバティーの生地を買ってきて下さいました!

顔に当てて見たのですが、もの凄い男前に見えます(爆。選んでもらうって良いものですね。
自分の新たな魅力?を発見させてもらいました。サイモンさんに感謝です!
お仕事で行かれているのに、お土産、、恐縮するけど嬉しい♪



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