開店以来、毎シーズン1着ずつオーダーを頂くIさん。

型紙も安定しているので、最近はずっと生地選びだけを楽しんで下さってます。



ところが今回は体型の変化が、、

ウエストで6cm、バストで3cmのサイズアップ!

ご結婚されたから、幸せ太りですね♪

そこで僕からのご提案は、

着心地を左右する部分はサイズアップしますが、

シルエットバランスに影響する部分は、それをキープするために我慢してもらう。

その間に痩せる努力をして下さいね。(笑)



でないと、太られた分だけそのまま合わせてしまうと、

見た目にも太って見えてしまいますし、

同じようなケースを振り返ると、

大きくしたスーツに合わせて、体まで更に大きくなられる傾向が、、

それは健康にも良くないですからと、お伝えしました。

皆さんなら、どちらを選ばれますか?(笑)



※Iさん、勝手にネタにしてごめんなさい、、

それと、今日は長らくお待ち頂いて、ごめんなさい。

そしてismismさん、最後バタバタして申し訳ありませんでした。






マイパンツの証。(笑)

Fさん、いつもありがとうございます!

今日は急なご来店が数件重なって、、ごめんなさい。












ナポリのカチョッポリから届いた生地で仕立てたOさんのシャツです。

今回の型紙の修正ポイントは、

カフスのカーブを、前回より微妙に緩く見えるように5mmだけ内側にカットし、

首元から次のボタンまでの間隔を7.5cm→8.5cmに修正しています。

また、バスト全体の寸法は変わらないものの(98cm)、

ジムで鍛えられて胸筋がついたので、前後バランスを変えました。

それにしても、襟方やカフス型など、かなりのバリエーションになっています。










三者混のシャリックを使ったジャケットです。

その透け感を楽しもうと、ワザと裏地に真っ赤を使ってみました。(笑)

ちなみに、和装では『紗』と云い、シャリックという名前は御幸毛織の登録商標です。







この英国製ミノーバのモヘア混シャリックは、

薄くて伸びない生地で、おまけにポリエステルが混紡されているため、

クセ処理が非常に難しい、、というか、ほとんど出来ないので、

技術者泣かせの生地です。



でも、超強撚糸のお陰で〝透けまくっている=風がスースー通る〟ので、

超盛夏仕様にはもってこいです。(笑)

みなさんなら、この透け感をジジ臭くは着ませんよね♪

ちなみに、、本来は通気性を確保するために、裏地は張りません。






今週は、マリネッラのタイだけで、何と5本も〝嫁いで〟いきました!





今回の皆さんは、マリネッラ初体験の方ばかりです。

なので、締め心地は未体験ゾーン、、

皆さんの共通の決定打は、、

その美しさと、存在感だったのです。

もちろん、締め心地、皺の回復力の早さは言うまでもありません。

まず最高の物を知れば、自分の物選びの基準になります。

知らなければ、それ以上の感覚を身に付けるのは、、

それって、果たして可能なのでしょうか?






広島のMさんからご注文頂いたスーツです。

かなり以前のアルマーニの現物スーツをベースにした比翼仕立てです。





ネクタイは僕の私物、20年前のエトロです。

大好きで、、結構集めました。(笑)





狭目のVゾーンから裾まで、

ストレート感を強調する為にバストダーツを取っていません。

胸ポケットもないし、腰ポケットも細腹(サイバラ)の縫い線の上に重ねてあります。

袖ボタンのない筒袖の袖口の下辺りにある縫い線、これが縦ポケット。

このポケットが、更にストレート感を強調しています。





ですが、ラインとしてはしっかり絞られています。

なのに、ボディーコンシャスに見えない、、

それは、直線に見えるような工夫がされているからです。

例えば、フロントのカーブも、極力小さなRを描くようにカットしてあります。





使う生地も違えば、その附属も違います。

もちろん縫う人間が違えば、表情を作るプレスも違う。

微妙な差異が、全体に集結された時には、全く違うものになってしまう。

例え型紙や生地が同じであっても。



ですから、これはコピーではなく、あくまで〝オリジナル〟です。






この背中のラインが欲しくて、、

マッセアトゥーラに頼んで良かったです!

Mさん!このコメント、大きくハズれてないですよね?(笑)

僕も、そう言って頂けて最高に嬉しいし、これが遣り甲斐だし、喜びです!!

職人さんも喜びます!







実は、Mさんの前にお渡しだったKさんのジャケットも撮らせて頂きたかったのですが、

最後の方でバタバタして忘れてしまいました。

最近、そんなんばっかりです。ボケるには早過ぎますよね。(苦笑)






Nさん、いつも楽しませて頂いてありがとうございます!

今回も綺麗な色のジャケットが出来上がりました♪





今回の素材は、シルク40%・麻15%・ウル45%と、伸縮が良くないこともあって、

雰囲気の良い、袖付けでオーダーして頂きました。

これは、ナポリでよく用いられる袖付け技法〝ナポリ袖〟で、

見た目の柔らかな雰囲気ばかりか、

非常に柔らかな着心地を提供してくれます。





こちらは今日、Nさんが着てこられたジャケット(実は上下のスーツ!)です。

何を隠そう、、僕とお揃えなんです。(笑)








Mさんのスーツ、何とも言えない色です。

ここまで〝深い〟紺色は初めてといっていいくらいです。

Mさんが仰るように〝青みがかった黒〟と表現した方がシックリきます。



店内で撮っても黒にしか写らないので、

外で撮らせて頂きましたが、微妙な部分まで伝わらないですね。

※袖丈ちょい長いので、お預かりして調整しますね。





店内でフラッシュを使ってみると、

ビッカビカモヘアなので、反射して色が飛んでしまいました。

それでも、こちらの写真の方が、何となく伝わっているような気がします。

たかが紺色、されど紺色、、面白いですね。





ちなみにこの生地は、ビンテージとまではいきませんが、

20年ほど前の〝ジョン・クーパー〟です。

か・な・り、の高級素材ですね。






こんな部分にネームを入れてみました。

パンツを穿き、ボタンを留めるたびに見えますね。

検品、糸クズ処理をしてから、月曜日到着で発送させて頂きます。(笑)

これは、、僕たちにしか分からない〝秘め事〟ですね。(爆)





ちなみに、このボタンはナポリで買ってきたものです。

ガレッシのコロッツオですが、厚みがシンプルに抑えられています。

ミディアムグレーのパンツに程よいコントラストで馴染むので使わせて頂きました。