店の定休日、月曜日を利用して、

昨日は着分(現物)生地の入れ替えをしました。

冬の間に少しずつ買い蓄えた生地も、ドーンと一挙に公開!(笑)。



特にフォーマル用の黒やミッドナイトブルー、ダークグレーは、

その微妙な色合いや質感を大切にするあまり、

なかなか気に入る奴に出会わないので、出会えば即買い!です。

3月の半ばになれば、今までにはなかった風合いのフォーマル生地が入荷!



フォーマルの事なら、マッセアトゥーラへ♪(宣伝、笑)

お客様登場にご登場頂いた矢野さんが宣伝して下さってますので、

詳しくは、こちらをどうぞ!(笑)

矢野さん以外にも、お2人の方に〝お客様登場〟の中でご登場頂いております♪




今日は朝一の飛行機で、新潟からKさんがお越し下さいました。

リネンのシャツにボイルのシャツ、それにフレスコのスーツと真夏仕様です(笑)。

そして本日ご注文下さったのは〝シェットランドツイード〟のコート。

Kさんはいつも季節に関係なく、欲しい物があった時にご注文下さいます。



そんなKさんの今日のご来阪目的は、「大阪の青い空が見たくなって、、」

そんなロマンティックなKさんが今回ご注文下さったコートも、

冬に映える、〝ロマンティックな〟アイボリーのミドルレングスコートです。

このコート、ちょっと?かなり!?マニアックな仕様でのお仕立て。

出来上がったら、改めて紹介させて頂きます。



ちなみに今日は祝日で定休日ですが、閑散期のこの時期にしては珍しく?

数名の方からご予約を頂いたので、閉店開業状態です(笑)。

皆さま、ありがとうございます。







☆(2/13)/comments欄の2月12日付けで

takashiさんから書き込みがありましたので、補足説明させて頂きます。

このピンワークは補正の為に打ったのではありません。

Kさんに仕上がりの肩巾を実感して頂く為に、肩巾を詰めたところだったんです。

ウエスト部のバックベルトも高い位置に、ピンで留めていますが、

これもベルトの位置を目で確認して頂く為に打ったものです。

ややこしい画像を使って、ごめんなさい。

そりゃ補正してるところだって思いますよね(苦笑)。




テーマ〝手間暇かける〟で今朝の読売新聞に、
お客様Kさんが取材され、写真入りで掲載して頂きました。
現代は効率を重視するあまり、衣食住に〝豊かさ〟が失われてしまい、
挙句の果て結局、不経済な事をしている、、
もう一度、生活の衣食住に〝手間暇〟を見直してみませんか?という趣旨の記事です。
Kさんと僕は、お金の使い方が似ています。
中途半端なモノを買うと雑に扱ったり、時には着なくなったり、、
そんなセーターを10枚買うなら、そのお金で自分が本当に気に入った1枚を買う。
不経済に思える買い物も〝大切に〟10倍長く着れば同じ。
それじゃあ、僕らはそっちを選びたい。
その方が着ていて豊かな気持ちになるし、永く着るためのお手入れ方法も自然と身に付く。
手当たり次第手に入れ〝使い捨て〟ると、こんな知識も身に付かない。
実はそこに〝無駄の美学〟があるんやもんな~、って
そんな話をウダウダと(笑)。
こんな価値観は服だけに限らず、衣食住の全てに共通するものだと思います。
Kさんが初めてマッセアトゥーラにご来店下さった日は、
そんな話で盛り上がりました。
100円でも、自分にとって無駄なものは無駄だし、
100,000円でも、他人が何を言おうと、自分が価値を感じればお金を出せる。
お金の使い方に決して妥協したくないし、自分なりの〝使い方〟がある、、

マッセアトゥーラには色々なタイプのお客様がいらっしゃいますが、
店の基本スタンスは〝永く着ていただく〟洋服創りです。
その為には、生地を選んだり採寸を始める前に、
着る人のバックグラウンドというか、どんな場でどんな着方をされるのか、、
どんな思いでスーツを着られるのか、、
最初にそこを掛け違えてしまうと、本当に満足してもらえる洋服は生まれないと思います。
だから〝ビスポーク〟が必要なんだなって。
最後になりましたが、
取材にご協力下さったKさん、ありがとうございました。
記者のYさん、そしてご紹介下さった『仕立て屋繁田勇』のハジメさん、
皆さま、本当にありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。



読売新聞にマッセアトゥーラが掲載!
[ 読売新聞 朝刊 2006/02/10発売 ]
『効率を求める今の時代だからこそ〝生活に手間暇をかける〟という、
無駄に思えるような事が見直されている』、という、衣食住のトピックで、
マッセアトゥーラは、その〝衣〟の担当として、取材をして頂きました。

言いたい事が上手く伝わったのかなぁと、心配していたのですが
新聞を読んで、感心してしまいました(笑)。
新聞に出ている自分の姿を見て、恥ずかしいやら嬉しいやら、、
雑誌とは違った、今までにない、なんだか不思議な気持ちがします。

新聞を読んで、今あらためて思うのですが、
手間暇を掛ける事、それは無駄に思えるかもしれないけれど、
無駄ではなく、本来のあるべき姿、道理が通じる時代に
戻りつつあるのかもしれませんね。

少々緊張気味の小西さんも僕も、
山畑記者の抜群のムードメイキングに、すぐに緊張も解け、
山畑さんが買って来て下さった美味しいサンドイッチをほお張りながら、
あっという間に楽しい2時間が過ぎました。

皆様お疲れさまでした、そしてありがとうございました。

読売新聞にマッセアトゥーラが掲載!

今日は、この時期にすると珍しく、朝からずっと立て混んでました。

最後のKさんと一緒に語りながら飲んだ〝ドランブイ〟

甘いにも関わらず、ロックでグイグイ(笑)。

アルコール度数はたいがいですから、

酔ってしまいました(笑)。

という事で、〝今夜はサイコー〟♪

いや、、そうじゃなくって、、、今夜はダイアリー休ませて頂きます(苦笑)。



全ての仕様書を書き上げて、とっとと帰りまーす♪




この秋冬は、色んなスタイルのスーツをご注文頂きました。

従来のクラシコスタイルが30%、

フレアー袖&フレアーパンツなどの’70年代を意識したシルエットが30%

そして全体に細身で、ナローラペルのS2Bスタイルに、

当然パンツも膝下ストレートなシルエットです。

そして残りの10%は、これらのどのスタイルにも属さない独創的なスタイルです。



写真を取る時間がなく、ホームページ〝商品紹介〟の更新が出来なかったのですが、

僕的には、色々なスーツが創れて、楽しいシーズンとなりました。

マーケットリサーチやサンプル作成に費やす時間が結構かかるので大変ですが、

それはそれで、かなり楽しいです♪



着手側の希望なら、どんな要望にも応えたいという基本スタンスの下、

今シーズンの春夏も僕なりに勉強して、皆様のご要望にお応え出来るよう努力します。



そんなこんなで、今週末に生地の入れ替えをします。

生地のトレンドで云えば、大きな流れでは今年も英国寄りですが、

自分流儀だからこそ意味のあるオーダーの世界では、そんな事はどうでもよくて(笑)

どんなご注文が頂けるのか、楽しみです♪







それより、dainojiさーん!

今夜はboits、お疲れさまでした!

遠路、運転(凍結!?)にはくれぐれも気をつけて!!

それにしても今夜は(も!)楽しいお酒でしたね♪


今回のイタリア行きは、成田発エールフランスの深夜便で、早朝のパリに到着し、

そのまま乗り継いでベネチアから始まり、いつになくワクワクしました(笑)。

でも、ファッションとは次元の違うレベルで、です(苦笑)。



僕が中学生時代に買ったマドンナの〝Like a Virgin〟のビデオクリップ。

記憶にある方も多いと思うのですが、

ベネチアの水路をゆくゴンドラの上で、マドンナがセクシーに歌うあのシーン、

あのシーンが、純真な少年の脳裏を焦がしてしまったのです(笑)。



そんな事はさておき、、

水の都〝ベネチア〟は、街全体が世界遺産に指定されている水上都市で、

水路が張り巡らされた中に、中世そのままの街が、

水上に浮んでいるかのように、〝ひっそり〟と佇んでいます。



ひっそり、、

そう、この街には車どころか、バイクすら一台も走ってないんです。

グランキャナルと呼ばれる大運河が街を貫き、幹線道路の役割を果たしています。

そして、この大運河を走るヴァポレット(水上バス)が、路線バスのように回り、

船着場でヴァポレットを待っていると、ヴェネチアーノ気分に浸れます。

サンマルコ広場やドゥカーレ宮殿も、この大運河沿いにあります。





玄関に船着場がある家もあったり、、





こうして見ると、中国の水の都〝蘇洲〟の景観とダブるところがあるのですが、

そういえば、どちらも世界遺産でしたね(苦笑)。





迷路のような路地裏?の水路には、どこか生活の匂いを感じませんか?

夕方には、いい香りが漂ってきたり、、(笑)





ほら、マドンナのビデオクリップの風景そのまんま!(もうええって!!)





こうしてヴァポレットからグランキャナルを眺めると、その広さが分かるでしょ!





ベネチア編、お疲れ様でした!

次回から、場所はフィレンツエに移ります♪










ベルトが間に合わないとかで、「僕の私物でもよければ」と

昨年末、Kさんにベルトをお貸ししました。

そのKさんが気を遣って下さり、博多土産にと、長浜ラーメンを下さいました。

何と『モンドセレクション』の金賞を受賞している逸品ではないですか!

ってゆーか、何だか思いっきり笑ってしまいました(失礼!)。

だって、イメージと合わないと思いませんか?(笑)



明日の朝ご飯に、頂きます♪

きっと〝ベルギー〟の味がするんじゃないかな~と思います(笑)。

Kさん、遠慮なく頂きますね!ありがとうございます!!







ところで、、、

先日の書き込みで、「手土産は必要ですか?」という内容がありましたが、

こういうのは単なるブログネタで、お気遣いは不要ですよ♪

皆さん全員が持ってきて下さってるように思われ、

「自分も!」と思われたようですが、こうしてブログで紹介すると

全員が持ってきて下さってるような思いに、、(苦笑)

100回のご来店で、1回程度ですよ。

↑何で〝苦笑〟なんや?やっぱり期待してるんやろ~(爆)。

↑冗談ですよ、ジョーダン♪


1月12日にナポリでオーダーした、
マリネッラのタイが、今日到着しました!
梱包を解いたとたん、ナポリの空気が部屋中に充満!
サンタァアルゥウチィイアァ~♪、サンタァ~ルゥチィイアァ~♪♪
今回は、マリネッラではあまり数多くない無地物を中心に
20本程度を選んできました。
内容はこのブログで、改めて紹介させて頂きます。
2枚芯でオーダーしたタイプや、少しナローなタイプもあります。
自分用には、通常の148cmより5cm短い、143cmでオーダーしました。
マリネッラの現地情報も、あらためて!

最後にちょっと余談ですが、、
イタリアで最も有名な民謡『サンタ・ルチア』は、
ナポリの守護聖人・海の守り神「聖ルチア」を歌ったもので、
ナポリ湾に舟を浮かべて楽しんでいる~、そんな内容って知ってましたか?
また、ナポリのサンタ・ルチア港は、リオデジャネイロや香港と並ぶ、世界三大美港。
他にも世界三大夜景の1つにも数えられているとか、、僕も聞いた話です(笑)。
ナポリの風景も、あらためて紹介させて頂きますね♪



Sさんの2着目のシャツ、出来るだけ細く!とのご希望で

アームホールを小さくしたせいで、体のクセが顕著にシャツに影響を及ぼし、

脇の下、それも脇の真下ではなく、前身側だけが少し当たるように、、



職人さんと話をしたら、あっさり一言「じゃあ、少し大きくしたらいいですね」と。

いや、そうじゃなくて、、どうしてそう簡単に片付けるのか、

それとも悪気はなくって、それが当たり前なのか、、声にしかけたが止めた。



「アームホールのゆとり量はこの方の場合ですと5cmあれば足りています。

その証拠に前身側は当たっても、後身側、特に上のほうの肩のこの辺りは余ってます、、」



職人さんが「じゃあ、どうしたらいいの?」と言います。

「全体のバランスを考えれば5cmのゆとり量で足りていますので、この寸法を維持したまま

アームホールの形状を変えます。

余った後身側のラインはこうして、そして当たっている前身側はこう削って、、

鎌下で余ってる分は、鎌を浅くして、、、」

そうして修正が加えられたのが、この型紙ですが、画像では判り辛いですね。







出来上がってきたシャツに袖を通して頂いたのですが、問題解決してました。

全体に〝無駄なゆとり〟は見当たらず、胸もパァーンと張って見えます。



キツイ部分だけを見れば〝キツければ広げる〟で正解かもしれませんが、

今回のように、全体を見れば他の部分で余ってる場合があります。



それを見落としてしまうと、単純な解決方法を取ることに。

手間はかかりますが、この手間を惜しむと

良い服は生まれません。