大坂です。みなさまこんにちは~
今年の梅雨はカラ梅雨で、日差しの強い日が多いですね。
今年から「スーパークールビズ」だとか、、、

クールビズ期間が長くなって、コーディネートも飽きてきませんか?
スーツスタイルだと、ネクタイとシャツでバリエーションを増やせますが、
ノーネクタイになると、途端に地味な男性が街にあふれ出します。

ジャケットを脱ぐことを前提にすると、「シャツの襟の高さ」と「襟のカタチ」が重要になります。
胴周りに緩やかに沿ってパンツに美しく収まる身頃で、襟がスッキリと立っているシャツ。
オーダーであれば可能です。そしてベルトも見えるので、お気をつけて!(笑)



小学校からの友人Oさんが、人間国宝『志村ふくみ』さんの染色の学校に通っています。
自分で糸を染めて織った生地の画像を送ってきてくれました。
経糸(タテ)に白を使ってあるそうで、
天然染料の優しい色合いが、更に優しくなっていますね。
技の継承は感性の継承に尽きると僕は思います。
いっぱい綺麗なもの見て感性磨けよ~。




あるプロジェクトから始まった
家で洗えるジャケットに、家で洗えるパンツ。
当然シャツも家で洗えて、アイロンなしでもお洒落に見えます!
見た目は綺麗なコットン(麻混)スーツですが、随所に工夫があったり、初めての試みも。


どんなスーツになるか(見た目はクラシックですが)、間もなく完成です。
この服を着ると誰もがお洒落に見える!そんなクールジャパン!格好いいニッポン!クールビズ仕様(笑。




Masse Attura、新メンバーの大坂です。
無類の布好きな私がお店で至福の慶びを感じるとき、、
それは生地見本をパラパラ眺めているときです。

この生地でジャケット創ったら、
ボタンはこれでシャツは、、想像の旅へと旅立ちます。

私が好きな色は「紺」。
地味にならず、光沢のある生地にすると華やかにもできます。
ビジネスの場でダークスーツというと「ブラック」と思われがちですが、
欧米のビジネスの世界では、「ブラックスーツ」は「戦闘服」で、
ここぞというプレゼンの時などに「自信」や「威圧」を表現する色です。

相手に対する誠実な気持ちを表現する場合は「濃紺」が適しています。
日本人の黄味がかった肌に「紺」を合わせると、透明感や清涼感が出ますので、
好印象を演出できます。初めての方にお会いするときは、「濃紺」がお勧めですよ。



往年を髣髴とさせるアルマーニのパンツ! 
当時のアルマーニを見慣れた方も、見間違える出来栄え(笑!
Fさんにも喜んでもらえました! 型紙は大丈夫ですが、この雰囲気の生地が
見付かるかどうか、それが大きな問題です(汗。 これから意識的にアンテナ張っておきますね!
また、奥さまと遊びにいらして下さいね。 夫婦漫才サイコーです(笑!!




小学生の頃、スーパーカーブームでした。
昨夜、家に帰ると、懐かしい車たちがテーブルに並んでました!
スーパーカー消しゴム、覚えてますか? タミヤのアクリルカラーに浸けておいて、
出してから乾かすと、消しゴムがカチンコチンに硬くなるから、対決に勝って、どんどん増えました(笑。




以前、僕が働いていた会社の後輩が、
結婚相手にスーツを作ってあげたいと言って来てくれました。
彼女のご主人らしいとても穏やかな方で、雰囲気に合う特別な1着を選んでもらえました。


特別な日のために着る光沢ある生地。
でも、優しい雰囲気になるシャドーチェックが入っています。
結婚1周年、2周年、3周年記念と、末永くこのスーツを着て、お食事に出掛けてもらえたら嬉しいです。
そのためにも体型維持(笑! 体型の維持は、体調維持、健康にもつながります。
長く着て頂けるようにと、、流行のシルエットにはしていません。

Hさん、ご結婚おめでとうございます!
人生の上り坂や下り坂、一緒に歩み続けていって下さい。
そして、『ま坂』の時こそ、今の気持ちを忘れず、2人で乗り越えていって下さい。
披露宴のスピーチみたいになってしまいました(笑。本当におめでとうございます!末永くお幸せに。




Fさんのイメージは『パナマの休日』です!
パナマハットをかぶって、前をオープンにして着られるそうです♪
ボタンも12mmの貝ボタンを使って、羽織って頂くシャツの雰囲気を強調してみました。
ドレスシャツのゆとり量(実寸にプラスする分量)より、20センチ以上増やしています。(実寸+30センチ!)
洗濯機に放り込み脱水せず、叩いて皺を伸ばして干して、そのまま着れば、気分はカリブ海(笑。
バハマの家って結構ピンクの壁が多いから、きっと似合いますよ。あっパナマか(笑。
それにしても、、まだ洗ってないので襟とカフの雰囲気が硬いですね。



以前、英国に行った時に訪問したマーティンソンで、
「この生地、コートにしてみろ!」と提案してもらった生地でコートのご注文を頂きました。
帰国後Oさんに提案し、決めて頂いた千鳥格子は廃盤になっていて、一旦諦めざるを得なかったのですが、
先日たまたま1着分だけ見つけて、その場で直ぐにOさんに画像を送り、電話をさせて頂きました。
5年前も前の事でしたが覚えてて下さって、その場で即決して頂いたコートです。


白黒の千鳥に焦茶のアクセント。
クラシックなコートですが、ちょいモードな匂い。


ウエイトは400gオーバーですが、フレスコなのでスースーします(笑。
なので、裏地にキルティングを貼りました(笑。真冬は無理にしても、これで少しでも長く着てもらえます。
シャープなラインを期待して、マーティンソンのゴードン氏の言葉を信じて作ったコート。
確かにシャープなラインが、めちゃくちゃ格好良い感じです。
今度、Oさんに着てもらった写真は改めて、、




京都のSさんはバスト103cm、ウエスト84cm。
踊りに行く時用にと、ドルチェ&ガッバーナを見に行かれたのですが、
着てみると、格好は良かったのですが、自分の体型にはシックリこなかったそうです。
雰囲気を醸しつつ、体に合わせる部分と、服に合わせて頂く部分のせめぎ合いの中でラインを作ります。

フロントのラインというかボリューム感は、もう少しコンパクトにまとめましましょう!
袖山から肘までのシェイプは綺麗ですが、もう少し袖口を広げましょう!
細部まで打ち合わせ、長らくありがとうございました。
あっ!釦位置、もっと下げましょう(笑!

*この生地、細かいラメが全体に散りばめられているんですけど、画像では見えますか!?
*画像クリックして拡大すると、何となく分かりますね!