文句なしに
軽い!そして柔らかい!
極上の着用感に、極上の柔らかさ。
そして何より、着手の心を極上に誘ってくれます。




長らくお待たせ致しました!
以前ご紹介していたワンピースが完成しました!!
僕の撮り方が下手で、全然透けてないしチェックも見えない~(涙。
でも、もっのすっご~く可愛いです! これは皆さんに実物を見てもらいたいです!


この帽子(Sugri)にとっても似合っています!
ってか、この帽子からイメージしてオーダー頂いたんですから!
肩の辺り、ちょっとだけチェックが見えてるの、分かりますか?こんなチェックです!

同じ生地の柄違いで、ジャケットもオーダー頂いております



一見、普通の濃紺色のジャケットですが!
シャツも一見、普通のチェックに見えるのですが!!
実は!どちらも透け感のある生地なので、近寄ると「オッ!!!」

動くと、紫色が浮かび上がってきます。(写真で上手く撮れませんでした汗)

仕立て方も、
芯を抜いて、肩周りにだけ毛芯を入れ、
生地の自由な動きを止めず、生地の表情の豊かさを追求しました。

この生地は、2枚の生地を接結糸で重ねて1枚にしてある『ダブルフェイス』という生地です。
冬物の完全1枚仕立てのコートやジャケットに使われる事が多く、
このように、夏物として見たのは初めてです。

表にウールガーゼを使用し、裏の色柄を表に響かせるという高度なテクニックで、
立体感のある洋服(ジャケット)を生み出します。

普通に奇をてらうことなくサッと手にとって頂けるジャケットでありながら、
ひねりの聞いた雰囲気をもつこのジャケットを、Tさんとても気に入って下さいました。
とても軽く、ソフトな着心地にもご満足頂けた様です。おまけに写真の撮り方も色々と教えて頂き、
いつもなら、このアングルだと肩の辺りが「白飛び」して真っ白ですが、今日は綺麗に写っているでしょ!(嬉
Tさん、いつも色々と楽しい時間をありがとうございます!!

色と柄違いで、ワンピースのオーダーも頂きましたので、こちらも是非!



雰囲気としては240g程度の厚さですが、
このコットンは、とても目が詰まってて400gもあります。
針が通りにくく、仮縫の組み立て段階で、針が3本も折れてしまいました(汗。

以前この生地で1着仕上げるのに、針が21本も折れた恐るべしコットン
手で縫うには、力も根気も要るし時間もかかりますが、
着て頂くほど表情が豊かになる、そんな味わい深いコットンです。
色違いでオーダーされるファンの方も数名、、
でも今からだと完成は、、秋の着始めでお願いしています。




素敵です。
近くで見るとチェックです。


3メートル離れると、柔らかな表情に。
5メートル以上離れると無地ですが、普通の無地には見えません。


今年のロッリサジェスチョンの中から、、
ロッリさん、素敵なご提案をありがとうございます。
そして、この生地をお選び下さったNさん、本当にありがとうございます。
ちなみに、、色使いはイタリアですが、織元は英国でシッカリ打ち込まれていますので、
これを極薄の毛芯で、柔らかく柔らかくお仕立てさせて頂きます。




以前ご紹介させて頂いたイタリアンツイードです。
イタリアンツイードなんて言葉があるのか、どうか分かりませんが(笑。
もう10年のお付き合いになるFさんが決めて下さったこの配色が、シリーズ中もっとも個性的。
グリーンベースにショッキングピンクのラインが入っているのですが、個性的ですが派手さは感じらない不思議な色。
お仕事用にはボルドーのニットシャツを同時にオーダー頂きましたが(納品済み)、
休日は、ホワイトジーンズにショッキングピンクのタートルを合わせたり、
オンオフ、どちらもお楽しみ頂ける万能アイテムになるでしょう!
Fさん、いつも色々とお楽しみ頂きありがとうございます。
バスト110、ウエスト96のFさんですが、今回も
スッキリシルエットにさせて頂きました。




このジャケット、何とも表現しがたい表情があります。


それには、
生地の織り方に理由があります。
それともう1つ、染色方法にも理由があるんです。


綾織り、、リネンには珍しい織り方です。
しっかり織り上げられた美しい生地なのに、リネン特有の
ゴワッとしたハリ感とは程遠い、滑らかな落ち着き(落ち感ドレープ感)があります。
一方、技術者泣かせの生地でもあります。何せ動くんです。グニュグニュと、、裁断し難いし縫い難い!
でも完成品は、、何とも『ニクい!』ジャケットに仕立て上がるんです!(笑

あと染め方も、リネンには少ない
糸を作る前のワタの段階で染める『ばら毛染め』という、
手の込んだ先染め方法を用い、紡績工程(糸を作る)で異色を混ぜ合わせ、
色に深みのある糸を作り、この糸を使って、さらに経糸と緯糸の色を変えて織り上げていますから、
通常は、平織りで後染めの多い、表情に乏しくなりがちなリネンのジャケット素材ですが、
この生地は、とても奥深い表情に織りあがっています。

この生地に一目惚れされたKさん、即決め状態でオーダー頂きました。
今からシーズンオフですが、生地を見付けた時がオーダーのタイミングだそうです!
確かに今年は、昨年に気に入っておられた生地でコートのオーダーを入れようとされたお客さまで、
既に今シーズンに入って売り切れていたという事が2件起きました。
皆さんも気に入った生地があれば、是非!
即決めをお勧めします(笑。



Pitti Imagine Uomo の会場を颯爽と歩かれる
Lanificio Ermenegildo Zegna(ゼニア生地部門)のCEO、フランコ氏。
このコート地、90年代に見たCantarelli(カンタレッリ)のコートに使われていた生地で、
とても印象に残っていて、どこの生地かも分からず、何の素材かも分からず、頼んで探してもらいました。


で、見付け出して下さったのが、コチラです!
そうそう、まさにこの生地、めちゃくちゃゴージャスなんです!
バブル期まで位は見かけたそうですが、その後ほとんど見なくなったそうです。
久々に見たせいか、生地屋さんも気合が入って、コートのサンプルまで準備して下さいました!


今はゼニア傘下、アニオナ社アルパカ素材です。
とても毛足が長くて、ゴージャス感たっぷりな表情をしています。
ダークな色より明るめの方が、メッシュ感があって、ゴージャスな雰囲気になります。


ゴールド!


シルバー


グレージュ!


派手じゃない?と思われる方は、
ゴージャス感を抑えた黒やネイビーにされても、
パット見は普通の黒やネイビーでも、醸し出す空気感、オーラが違いますよ(笑。



ボローニャから届いたドラッパーズのシルクウール。
僕は、この生地でジャケットをオーダーしたのですが、この生地、
今までにもジャケットだけじゃなく、ベストやワンピースでもオーダーされる人気者。
何と今回は、、3ピースでのご注文です!!エロ過ぎませんか?ちょっとこれ、ヤバくないですか?(爆
ごめんなさい、ヤバイとかエロイとか良識を弁えた45歳のオッサンが使う言葉じゃないですね!

股下の数値は、靴のサイズやパンツの裾巾で変わってくるのですが、
生地が届くまでの間に、今回のスーツに実際に着用される靴を買ってきて下さいました。
裾巾は細くせず、生地のドレープ感が綺麗に出るようにします。でも膝巾との差を小さくする事で、スリム感を出します。

今回のUさんの流れ、、
生地に一目惚れして、それに似合う靴を見付けて、、
こうして自分の好きな物に囲まれて、、気付けば、どのアイテムを組み合わせても、
テイストの合う『自分自身のワードローブ』が構築されている。

男性の皆さんは、いつも似た物ばっかり選んでしまうとおっしゃいますが、
僕はそれで良いと思っています。男ってそんなもんです。
同じ紺色でも、新卒の就職活動の学生さんが着ているネイビーと、
お洒落な人が着こなすネイビーのスーツとでは醸し出される雰囲気というかオーラが
まったく違うものになります。スーツは紺に始まり紺に終わると言われるように、ありきたりだからこそ、
シンプルだからこそ、ごまかしの効かないものであり、差がつくアイテムではないかと思います。

Uさんのワードローブ、どれも個性的です。
僕の好みもそんなんですから、キワ者と思われるようですが、
以前、Kさんも書いて下さったように、基本、クラシックな物が好きですので、
そのあたり、ご理解のほど、よろしくお願いしまっす!(笑  支離滅裂な流れで、ごめんなさいっ汗。





今シーズン、目を引いた生地の1つがコレです。
僕の貧困なボキャブラリーでは、何と伝えてよいか分かりません!
到着して間もなく、今日Kさんが決めて下さいました。到着する前から話してたので、
Kさんも、興味津々で楽しみにして下さってたんです。クラシックなツイードにはない独特の色気があります。
ここ数年、英国ブームですが、チェルッティが考える英国は、こんな感じになるんですね!って云う
チェルッティ独特の感性が、サンプルの中にいっぱい詰まっているので見ていて楽しいです。