イタリアで技術を磨いてきた、
ミラノ在住9年目になるサルトが来日し、
マッセアトゥーラでオーダー会を開催する運びとなりました。
◆日程:2013年 4月20日(金)・21日(土)
◆時間:両日とも基本11:00 ~ 20:00
◆場所:マッセアトゥーラ(ハービスPLAZA2階)
両日とも完全予約制とさせて頂きます。
ご来店の前に、ご予約か、ご確認のご連絡をお願いします。
06-6345-8708(FAX:6345-8818) salon@masseattura.com
ここからは長いので、ご興味のある方だけ読んで下さいね!
サルトリアの名前は『サルトリアクレセント』。
サルトリアクレセントとマッセアトゥーラのコラボレーション。
それは、お客様のご希望を汲み取って図面(指示書)に翻訳する住宅建築家と、
図面の意図を汲み取って家(洋服)を建てる大工の関係に似ています。
イタリアでオーダーしたいけれど、言葉で伝え切れるか自信がない。
仮縫も含めて、果たして細かな部分まで伝えられるのか。
伝わったとしても、
日本人の骨格に慣れていないイタリア人に、
日本人の骨格に綺麗に添う、自分好みの洋服が創れるのだろうか。
僕がお客様の洋服をお作りする際に常に注意していることがあります。
それは、どういう洋服をご希望なのかを、出来るだけ具体的に把握することです。
その上で、お客様をどう見せる服が良いのか、
どういう肉体の再構築が適当なのかを見極めることです。
単なるサイズの合った服が、Masse Atturaの服作りではありません。
どこまで表現できるのか、です。
同じサイズの洋服でも、立体寸法の採り方によっては、
着た時の見え方は、エレガントにもスポーティーにも変化します。
これは意外に多くの方が気付かれていない部分のようで、、ここを追求する事が、
重要だと考えています。
バスト100cm、ウエスト88cmの僕自身、如何にスマートに見えるかを追求し続けてきました。
それなら洋服じゃなくて、自分の体を再構築しろ!って話なんですけどね(苦笑。
サルトリアクレセントは、その
僕の『ややこしい体型』をスマートに見せてくれました。
そんなクレセントだからこそ、10年近い時を経て今回の受注会開催に至りました。
*受注会ではなかったですが、お客様の洋服を創ってもらいました。
ミラノの洋服は、
正当な英国スタイルを基本とし、
そこに、イタリア流のエロガンスをぶち込んだ服です。
簡単に言うと、英国スタイルの正統性をイタリア人の感性で表現した服です。
まさしくMasse Atturaの『イタリアの陽光とイギリスの陰影』です。
彼は日本の縫製工場で2年間、生産管理者として働いた後ミラノに渡りました。
糸と針(ミシンではなく)を持ったのはイタリアが最初です。
彼の血液型からしても?出来上がる洋服は生粋のミラネーゼです(笑。
彼が縫っている洋服を、誰が着ているかを知れば、納得されるでしょう。
ご興味のある方は、直接ご連絡を戴けますと、
詳細をお伝えいたします。
================================
以下、クレセントの河合氏からの挨拶です。
皆さまはじめまして。クレセントの河合です。
私がサルトになるためにミラノに飛び込んでから9年目になりました。
その間、いくつかのサルトリアを経験し、
数多くの老サルトの隣りでひたすら喰らいついて、体で覚えてきました。
名前も覚えてもらえない、親切丁寧に教えてもらうなんて夢のまた夢。
縫い方も、線の引き方も、デザインの決め方も。
あえて理屈は後回しにして、昔の丁稚奉公の職人と同じように過ごすことで、
60歳70歳を越した老職人たちの全盛期を追体験してきました。
“Le parole non fanno la giacca, sono le mani che fanno la giacca”
(言葉ではジャケットは出来ない、手がジャケットを作るんだ)
服作りの話は全くしなかったマエストロが、ある時不意にわたしに言った言葉です。
指先で、針先で、布がどう動きたがっているのかを、言葉や理屈を超えて感じ取ることができる。
それでこそサルトだと、自信とプライドに満ちたこの言葉に教えられました。
型紙もアイロンも、2つの手も、全てを駆使して、
平面の布から身体を柔らかく包む曲面を創造するのです。
生み出す服はまさに作り手の分身であって、ふたつと同じものはあり得ません。
数値的な合理的な基準も超えて、また、「想い」「ぬくもり」という情緒的な表現だけにもとどまらない、
そういう服作りこそが、手で縫う意味だと考えています。
一人のサルトであるからこそできる造形です。
この度、もう10年の付き合いになる柳瀬さんとコラボレーションをして頂く事になりました。
柳瀬さんの感性と徹底したモノ作りに対する姿勢、
ここにミラノの伝統を掛け算することで、
これまでにない、新たな一着が産まれると思います。
皆さまの洋服作りに関わらせて頂ける事を楽しみにしております。
ミラノ在住9年目になるサルトが来日し、
マッセアトゥーラでオーダー会を開催する運びとなりました。
◆日程:2013年 4月20日(金)・21日(土)
◆時間:両日とも基本11:00 ~ 20:00
◆場所:マッセアトゥーラ(ハービスPLAZA2階)
両日とも完全予約制とさせて頂きます。
ご来店の前に、ご予約か、ご確認のご連絡をお願いします。
06-6345-8708(FAX:6345-8818) salon@masseattura.com
ここからは長いので、ご興味のある方だけ読んで下さいね!
サルトリアの名前は『サルトリアクレセント』。
サルトリアクレセントとマッセアトゥーラのコラボレーション。
それは、お客様のご希望を汲み取って図面(指示書)に翻訳する住宅建築家と、
図面の意図を汲み取って家(洋服)を建てる大工の関係に似ています。
イタリアでオーダーしたいけれど、言葉で伝え切れるか自信がない。
仮縫も含めて、果たして細かな部分まで伝えられるのか。
伝わったとしても、
日本人の骨格に慣れていないイタリア人に、
日本人の骨格に綺麗に添う、自分好みの洋服が創れるのだろうか。
僕がお客様の洋服をお作りする際に常に注意していることがあります。
それは、どういう洋服をご希望なのかを、出来るだけ具体的に把握することです。
その上で、お客様をどう見せる服が良いのか、
どういう肉体の再構築が適当なのかを見極めることです。
単なるサイズの合った服が、Masse Atturaの服作りではありません。
どこまで表現できるのか、です。
同じサイズの洋服でも、立体寸法の採り方によっては、
着た時の見え方は、エレガントにもスポーティーにも変化します。
これは意外に多くの方が気付かれていない部分のようで、、ここを追求する事が、
重要だと考えています。
バスト100cm、ウエスト88cmの僕自身、如何にスマートに見えるかを追求し続けてきました。
それなら洋服じゃなくて、自分の体を再構築しろ!って話なんですけどね(苦笑。
サルトリアクレセントは、その
僕の『ややこしい体型』をスマートに見せてくれました。
そんなクレセントだからこそ、10年近い時を経て今回の受注会開催に至りました。
*受注会ではなかったですが、お客様の洋服を創ってもらいました。
ミラノの洋服は、
正当な英国スタイルを基本とし、
そこに、イタリア流のエロガンスをぶち込んだ服です。
簡単に言うと、英国スタイルの正統性をイタリア人の感性で表現した服です。
まさしくMasse Atturaの『イタリアの陽光とイギリスの陰影』です。
彼は日本の縫製工場で2年間、生産管理者として働いた後ミラノに渡りました。
糸と針(ミシンではなく)を持ったのはイタリアが最初です。
彼の血液型からしても?出来上がる洋服は生粋のミラネーゼです(笑。
彼が縫っている洋服を、誰が着ているかを知れば、納得されるでしょう。
ご興味のある方は、直接ご連絡を戴けますと、
詳細をお伝えいたします。
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以下、クレセントの河合氏からの挨拶です。
皆さまはじめまして。クレセントの河合です。
私がサルトになるためにミラノに飛び込んでから9年目になりました。
その間、いくつかのサルトリアを経験し、
数多くの老サルトの隣りでひたすら喰らいついて、体で覚えてきました。
名前も覚えてもらえない、親切丁寧に教えてもらうなんて夢のまた夢。
縫い方も、線の引き方も、デザインの決め方も。
あえて理屈は後回しにして、昔の丁稚奉公の職人と同じように過ごすことで、
60歳70歳を越した老職人たちの全盛期を追体験してきました。
“Le parole non fanno la giacca, sono le mani che fanno la giacca”
(言葉ではジャケットは出来ない、手がジャケットを作るんだ)
服作りの話は全くしなかったマエストロが、ある時不意にわたしに言った言葉です。
指先で、針先で、布がどう動きたがっているのかを、言葉や理屈を超えて感じ取ることができる。
それでこそサルトだと、自信とプライドに満ちたこの言葉に教えられました。
型紙もアイロンも、2つの手も、全てを駆使して、
平面の布から身体を柔らかく包む曲面を創造するのです。
生み出す服はまさに作り手の分身であって、ふたつと同じものはあり得ません。
数値的な合理的な基準も超えて、また、「想い」「ぬくもり」という情緒的な表現だけにもとどまらない、
そういう服作りこそが、手で縫う意味だと考えています。
一人のサルトであるからこそできる造形です。
この度、もう10年の付き合いになる柳瀬さんとコラボレーションをして頂く事になりました。
柳瀬さんの感性と徹底したモノ作りに対する姿勢、
ここにミラノの伝統を掛け算することで、
これまでにない、新たな一着が産まれると思います。
皆さまの洋服作りに関わらせて頂ける事を楽しみにしております。
姉妹店『TENOMICA Loissini』は昨年9月の開店以来皆さまのご厚情をいただき、
masseatturaとの2店舗体制にて、営業を続けて参りましたが、
来る2月28日(木)をもって、閉店する事になります。
何分急なことになりまして申し訳ありません。
何卒ご容赦の程お願い申し上げます。
短い期間ではございましたが、
皆様のご愛顧に心から感謝申し上げますと共に、
皆さまの、今後のますますのご健勝を心からお祈り申し上げます。
何時の日か、再開出来ることを願いつつ、
まずは略儀ながら書面にて、弊店のご挨拶とさせて頂きます。
masseatturaとの2店舗体制にて、営業を続けて参りましたが、
来る2月28日(木)をもって、閉店する事になります。
何分急なことになりまして申し訳ありません。
何卒ご容赦の程お願い申し上げます。
短い期間ではございましたが、
皆様のご愛顧に心から感謝申し上げますと共に、
皆さまの、今後のますますのご健勝を心からお祈り申し上げます。
何時の日か、再開出来ることを願いつつ、
まずは略儀ながら書面にて、弊店のご挨拶とさせて頂きます。
今月2月の22日~25日まで、千葉の幕張で、第27回技能グランプリが開催されます。
技能日本一を競う大会に、中山君が大阪代表としてテーラー部門に出場!
仕事の就業外や休みの日を使って、寝ずに縫っています。
それも『グランプリ用の縫い方』で、です。
テーラーという仕事は、1級ライセンスを持っていなくても仕事は出来ます。
持ってなくても、良い洋服を縫う人はいますが、僕が彼を尊敬するのは、資格ではなく、
器用なところです。彼は作る洋服によって縫い方及び、線の意匠を変える応用力の高さを持ち合わせています。
国が認めるテーラードの基本的な技術を有しつつ、
工業製品である既製服のパターンも引け、更に生産管理まで出来る。
さらには、出来上がった洋服ばかりか、写真やイラストからもパターンが抜けるところ。
その型紙から生地を裁断し、自分で縫い上げるところまで何もかもオールマイティーにこなせるところです。
それでいて、シッカリした昔ながらのテーラードも縫え、イタリアの洋服を髣髴させる雰囲気のある洋服も縫えるところ。
それは何を意味するかと言うと、その洋服が持つ匂いを感じることが出来るという事に他なりません。
彼も僕と同じで中学校の頃から洋服をオーダーし、顧客時代を過ごしてきた生粋の
洋服好きなので、色々なジャンルの洋服を知っているからでしょう。
なので、、僕が考える1級技能とは、
スキーで云う基礎スキーみたいなものでしょうか(笑。
基礎スキーの技術の上に、あらゆる感性がブチ込まれるんだと思います。
彼は大学を中退して21歳でこの世界に入り、16歳から針を持った人に追いつこうと、
その5年のブランクを埋めようと、寝る時間を惜しんで、型紙を引きまくり縫いまくったそうです。
それから15年がたった今、選ばれた人しか出場できない、技術者のオリンピックに出ます。(4年前にも出てます)
技能士会から出場のお話(=許可)を頂き、一生懸命励んでおります。
本来、グランプリで勝つ洋服は、現代のマーケットに適合して然るべきなのですが、
実際には疑問が残ります。逆に適合させる努力を惜しまなければ自ずと後継者を育成できる環境も生まれてくると思います。
市場を意識する事から外れるとテーラードの技術は伝統工芸になってしまような気がします。
洋服は伝統工芸ではありません。使って何ぼ、着て何ぼのものですから、、
これからの若い人たちが、どう思おう、考えようと自由ですが、
もし彼らが僕達と同じような思いになった時に、
環境だけでも残しておきたい、、
そんな思いです。
ということで、中山は22~25日は休みを頂きます。
これを云うために、長々と失礼しました(汗。
技能日本一を競う大会に、中山君が大阪代表としてテーラー部門に出場!
仕事の就業外や休みの日を使って、寝ずに縫っています。
それも『グランプリ用の縫い方』で、です。
テーラーという仕事は、1級ライセンスを持っていなくても仕事は出来ます。
持ってなくても、良い洋服を縫う人はいますが、僕が彼を尊敬するのは、資格ではなく、
器用なところです。彼は作る洋服によって縫い方及び、線の意匠を変える応用力の高さを持ち合わせています。
国が認めるテーラードの基本的な技術を有しつつ、
工業製品である既製服のパターンも引け、更に生産管理まで出来る。
さらには、出来上がった洋服ばかりか、写真やイラストからもパターンが抜けるところ。
その型紙から生地を裁断し、自分で縫い上げるところまで何もかもオールマイティーにこなせるところです。
それでいて、シッカリした昔ながらのテーラードも縫え、イタリアの洋服を髣髴させる雰囲気のある洋服も縫えるところ。
それは何を意味するかと言うと、その洋服が持つ匂いを感じることが出来るという事に他なりません。
彼も僕と同じで中学校の頃から洋服をオーダーし、顧客時代を過ごしてきた生粋の
洋服好きなので、色々なジャンルの洋服を知っているからでしょう。
なので、、僕が考える1級技能とは、
スキーで云う基礎スキーみたいなものでしょうか(笑。
基礎スキーの技術の上に、あらゆる感性がブチ込まれるんだと思います。
彼は大学を中退して21歳でこの世界に入り、16歳から針を持った人に追いつこうと、
その5年のブランクを埋めようと、寝る時間を惜しんで、型紙を引きまくり縫いまくったそうです。
それから15年がたった今、選ばれた人しか出場できない、技術者のオリンピックに出ます。(4年前にも出てます)
技能士会から出場のお話(=許可)を頂き、一生懸命励んでおります。
本来、グランプリで勝つ洋服は、現代のマーケットに適合して然るべきなのですが、
実際には疑問が残ります。逆に適合させる努力を惜しまなければ自ずと後継者を育成できる環境も生まれてくると思います。
市場を意識する事から外れるとテーラードの技術は伝統工芸になってしまような気がします。
洋服は伝統工芸ではありません。使って何ぼ、着て何ぼのものですから、、
これからの若い人たちが、どう思おう、考えようと自由ですが、
もし彼らが僕達と同じような思いになった時に、
環境だけでも残しておきたい、、
そんな思いです。
ということで、中山は22~25日は休みを頂きます。
これを云うために、長々と失礼しました(汗。
あけまして、、って、
もうとっくに明けちゃってますが、、(汗。
ホームページをリニューアルして、不慣れで書き込みが遅れました。
年末にごちゃごちゃ書いたので、年始はサラッと、、にして、「本年も宜しくお願い致します!」
店舗は2日から営業しております。
本年も皆さまのお越しを心からお待ちしております。
もうとっくに明けちゃってますが、、(汗。
ホームページをリニューアルして、不慣れで書き込みが遅れました。
年末にごちゃごちゃ書いたので、年始はサラッと、、にして、「本年も宜しくお願い致します!」
店舗は2日から営業しております。
本年も皆さまのお越しを心からお待ちしております。
9月初旬に今の新しい店舗に移って4ヵ月弱、
アッという間に時間は過ぎていきましたが、本当に充実していました。
お客様にご満足頂ける物作りを!と工房を併設したのですが、その効果が確実に見えました。
今までなら、ちょっとしたお直しやプレスも一旦お預かりしないと無理だったのですが、
今だと、雑談している間や、お食事に行かれている間に済ませておけるという事が可能になりました。
実際、何度もそんなケースがあって、お客様にも実感して頂きました。
またフルオーダーに関しましても、
お客様と作り手とがダイレクトに絡める事で、
より、ご希望に叶う物作りが出来るようになったと実感しました。
以下の・・・で囲まれた内容は、以前から、僕がよく言っている事になるのですが、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たくさん素敵なスーツが生まれ、嫁いでいったのは、皆様のお陰です。
今年もお客様をはじめ、縫製担当、生地担当の皆さまに支えられ、応援をいただきました。
お客様からのご注文がなければ売り上げは立ちません。
それを仕立てて下さる職人さんがいなければ、洋服はできません。
そして、良い生地が手に入らなかったら、良い洋服も生まれてはきません。
本当に、どれ1つとして欠けてしまうと、マッセアトゥーラは存続できなくなるんです。
マッセアトゥーラが、いかに多くの方たちに支えられて存続しているかを実感せざるをえません。
もっと言うと、同業の皆さんの集まり〝Boits〟の存在も、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この事を、本当に多く実感した1年でした。
優れた技術はなくなりつつあります。良い生地も織られなくなりつつあります。
そして日本から、良い物作りの環境がなくなろうとしています。
日本の生地屋さんは販売後のクリーニング規格をみて
ワザと薬品漬けにして生地から光沢を奪います。
泣く泣く、仕方がなくそんな処理をします。
何を見て物作りしているのか、と、
嘆いておられました。。
民芸運動の柳宗悦も『日本の手仕事』の中で物作りがなくなる事を嘆いています。
谷崎潤一郎達も『陰影礼賛』の中で、木製だった便器が真っ白な陶器になったと嘆いています。
今も昔も言われ続けてきたこと、「なくならないよ!
なくなってもそれに代わる物が生まれるんだ!」と仰る方も多いのですが、
人間の手が生み出す物は、人間の手でしか生み出す事が出来ず、手で生み出した事のない人が、
オペレーションだけで生み出した物は、もはや人間が作った物じゃない気がするんです。
オペレーターは幾らでもいたとしても、そのベースになる部分を生み出せる人、、
僕が思うのは、そんな技術者が、日本だけじゃなく世界的に見て、
これで最後かと思う時期にやってきたと云う事です。
何も作れない自分ですが、それでも何が出来るのかを考え、
これからも、少しづつですが、今の店と共に、前を向いて歩いていきます。
こんな難い事を言っても、結局は皆さまにお望み頂ける物作りをしないと始まりませんね(笑。
2012年は原点に立ち返る1年でした、心からありがとうございました!
本日をもちまして、年内の営業を終わらせて頂きます。
年明けは、2日より営業させて頂きます。
マッセアトゥーラ
柳瀬博克
中山堅暁
アッという間に時間は過ぎていきましたが、本当に充実していました。
お客様にご満足頂ける物作りを!と工房を併設したのですが、その効果が確実に見えました。
今までなら、ちょっとしたお直しやプレスも一旦お預かりしないと無理だったのですが、
今だと、雑談している間や、お食事に行かれている間に済ませておけるという事が可能になりました。
実際、何度もそんなケースがあって、お客様にも実感して頂きました。
またフルオーダーに関しましても、
お客様と作り手とがダイレクトに絡める事で、
より、ご希望に叶う物作りが出来るようになったと実感しました。
以下の・・・で囲まれた内容は、以前から、僕がよく言っている事になるのですが、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たくさん素敵なスーツが生まれ、嫁いでいったのは、皆様のお陰です。
今年もお客様をはじめ、縫製担当、生地担当の皆さまに支えられ、応援をいただきました。
お客様からのご注文がなければ売り上げは立ちません。
それを仕立てて下さる職人さんがいなければ、洋服はできません。
そして、良い生地が手に入らなかったら、良い洋服も生まれてはきません。
本当に、どれ1つとして欠けてしまうと、マッセアトゥーラは存続できなくなるんです。
マッセアトゥーラが、いかに多くの方たちに支えられて存続しているかを実感せざるをえません。
もっと言うと、同業の皆さんの集まり〝Boits〟の存在も、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この事を、本当に多く実感した1年でした。
優れた技術はなくなりつつあります。良い生地も織られなくなりつつあります。
そして日本から、良い物作りの環境がなくなろうとしています。
日本の生地屋さんは販売後のクリーニング規格をみて
ワザと薬品漬けにして生地から光沢を奪います。
泣く泣く、仕方がなくそんな処理をします。
何を見て物作りしているのか、と、
嘆いておられました。。
民芸運動の柳宗悦も『日本の手仕事』の中で物作りがなくなる事を嘆いています。
谷崎潤一郎達も『陰影礼賛』の中で、木製だった便器が真っ白な陶器になったと嘆いています。
今も昔も言われ続けてきたこと、「なくならないよ!
なくなってもそれに代わる物が生まれるんだ!」と仰る方も多いのですが、
人間の手が生み出す物は、人間の手でしか生み出す事が出来ず、手で生み出した事のない人が、
オペレーションだけで生み出した物は、もはや人間が作った物じゃない気がするんです。
オペレーターは幾らでもいたとしても、そのベースになる部分を生み出せる人、、
僕が思うのは、そんな技術者が、日本だけじゃなく世界的に見て、
これで最後かと思う時期にやってきたと云う事です。
何も作れない自分ですが、それでも何が出来るのかを考え、
これからも、少しづつですが、今の店と共に、前を向いて歩いていきます。
こんな難い事を言っても、結局は皆さまにお望み頂ける物作りをしないと始まりませんね(笑。
2012年は原点に立ち返る1年でした、心からありがとうございました!
本日をもちまして、年内の営業を終わらせて頂きます。
年明けは、2日より営業させて頂きます。
マッセアトゥーラ
柳瀬博克
中山堅暁
粋酔会(Sui Sui Kai)のご案内です!
以前、こちらのDiaryでご紹介させて頂いた飲み会『粋酔会』を開催します。
会場のスペース上、人数に限りがありますので、ご参加下さる方は、直接メールを下さいませ。
詳細は、ご参加メールを頂けましたら、お伝えいたします。
salon@masseattura.com
日時:2012年12月20日(木曜日) 20:00~
場所:ハービスプラザ2階ラウンジ(Bar 『HIRAMATSU』)
以前、こちらのDiaryでご紹介させて頂いた飲み会『粋酔会』を開催します。
会場のスペース上、人数に限りがありますので、ご参加下さる方は、直接メールを下さいませ。
詳細は、ご参加メールを頂けましたら、お伝えいたします。
salon@masseattura.com
日時:2012年12月20日(木曜日) 20:00~
場所:ハービスプラザ2階ラウンジ(Bar 『HIRAMATSU』)
映画『007』の最新作「スカイフォール」が、もうすぐ(12月1日)劇場公開されます。
シリーズ第1作『ドクター・ノオ(1962年)』から数えて50年の区切り。
ハービスプラザのディスプレイも、アレンジしてみました。
気分が盛り上がりますね!
ディスプレーは、『BAR HIRAMATSU』とのコラボ。
といっても、洋服とラメの生地以外、全て平松さんの所有物ばかりです(笑。
ワルサー(拳銃)のサイレンサー(消音器)をモティーフにしたパッケージに入ったシャンパン。
中身は、ジェームズボンドが愛飲する「BOLLINGER」(ボランジェ)」の
2002年物らしいですが、パッケージのダイヤルロックを
解錠しないと取り出せない仕様です。
何番なんでしょね(笑。
マッセアトゥーラのお隣さん『BAR HIRAMATSU』さんには
今月いっぱい、他にも映画に出てくるカクテルを、週変わりでメニューに入ります!
12月1日封切後、マッセアトゥーラの顧客の皆さまと、2階のラウンジを利用して飲み会を開こうかな?
なんて、、どうですか(笑?皆さん、お越し頂けるでしょうか!!
メニューは、こちらです!
ヴェスパーがトップにきていますね!
ヴェスパーリンド、、やはり歴代ボンドガール、トップですね!
3年前から遠ざかっているので、久々に開催します!ご参加の方は是非ご連絡下さい。
シリーズ第1作『ドクター・ノオ(1962年)』から数えて50年の区切り。
ハービスプラザのディスプレイも、アレンジしてみました。
気分が盛り上がりますね!
ディスプレーは、『BAR HIRAMATSU』とのコラボ。
といっても、洋服とラメの生地以外、全て平松さんの所有物ばかりです(笑。
ワルサー(拳銃)のサイレンサー(消音器)をモティーフにしたパッケージに入ったシャンパン。
中身は、ジェームズボンドが愛飲する「BOLLINGER」(ボランジェ)」の
2002年物らしいですが、パッケージのダイヤルロックを
解錠しないと取り出せない仕様です。
何番なんでしょね(笑。
マッセアトゥーラのお隣さん『BAR HIRAMATSU』さんには
今月いっぱい、他にも映画に出てくるカクテルを、週変わりでメニューに入ります!
12月1日封切後、マッセアトゥーラの顧客の皆さまと、2階のラウンジを利用して飲み会を開こうかな?
なんて、、どうですか(笑?皆さん、お越し頂けるでしょうか!!
メニューは、こちらです!
ヴェスパーがトップにきていますね!
ヴェスパーリンド、、やはり歴代ボンドガール、トップですね!
3年前から遠ざかっているので、久々に開催します!ご参加の方は是非ご連絡下さい。
Masse Attura のあるハービスPLAZAには、パイプオルガンがあります。
いつもは自動演奏なんですが、日曜日だけ生演奏が聞けます。
日曜日の15:00~ですので、是非いらして下さい。
1~2階が吹抜で、音が響きます。
いつもは自動演奏なんですが、日曜日だけ生演奏が聞けます。
日曜日の15:00~ですので、是非いらして下さい。
1~2階が吹抜で、音が響きます。
今までマッセアトゥーラのあったところに
カジュアルなプライスで、トータルコーディネート提案型のオーダーを
お楽しみ頂けるオーダーショップをオープンさせました。
これからは、この2店舗体制にて、
皆さまの、より幅広いご要望にお応えできます。
新しい店舗名は、舌を噛みそうになる『テノミカロイジーニ』と云います。
その由来は、店長を務めさせて頂く寺田に聞いてみて下さい。
これまでオーダースーツをつくりたいけれど価格が高い、と敬遠されていた方、
オーダースーツをつくったことはあるけれど、もっと気軽に楽しみたい方、
スーツだけでなく、シャツやシューズまでトータルでコーディネートしてみたい方、
そんなみなさまのお越しをお待ちしております。
*例:オーダースーツ+オーダーシャツ+オーダードレスシューズ=100,000円
たくさんのお花やお祝い、ありがとうございます!
彼が『tenomica LOISSINI』店長の寺田です。
熱心で、粘り強く、正直者、でもちょっとドン臭いところもあります(笑。
以前働いていたセレクトショップで、
お客様からお土産を頂いたり可愛がって頂けた理由は、
きっと、彼のそんな人間性によるところなんだと思います。
マッセアトゥーラと変わらず、皆さまの応援、宜しくお願い致します!
tenomica LOISSINI (テノミカ ロイジーニ)
大阪市北区西天満3丁目14番6号 〒530-0047
TEL 06-6363-8708 FAX 6363-0133
営業時間 11:00~20:00
定休日 火曜日、木曜日