ウールコットンのパンツに合わせられる
カシミアコットンのシャツは、どちらも起毛素材です。
パンツはゆとりのある2タックで、シャツも優雅なシルエットです。

画像で見ると若干ですが色の濃淡があり、
グラデーションに見えますが、実物はほぼワントーンです。
パンツは低速織機で織られ、シャツと共にしなやかなでドレープ豊かな生地です。
Jさんは、この上下にライトグレースエードの外羽根プレントゥを合わせられ、コートは多分、、
グレイのムートンコートだと思います。多分(笑。

ご自身のワードローブを入れ替え組み換えフル活用される為に必要なアイテムをオーダーする。
今まで、ありとあらゆる洋服を着倒してこられた方に多いパターンです。
だからこそシンプルですが、個性となって個人を現す。

Jさんのワードローブには、
10年以上前に購入された洋服と、今の洋服が混在しています。
どれも、時代を超えて輝き続けるアイテムばかり。
それらを、時代に応じた色の組み替えや
素材の組み替えがなされる。
それも無意識に。

素材感、シルエット感、色調、そしてご本人の個性、
すべてが絶妙に融合した、真似をしようとしてもできない空気感。
普遍性に時代性が注ぎ込まれ、さらに個性が加わって完成されるコーディネートです。

ここまで行き着くには、時間もお金も必要ですが、
それより何より、普段から何を見ているか、
洋服以外、総てにおいて感性を研ぎ澄まさないと、この域には達せないと思います。
イタリア人がファッションに強いのと同じ理屈だと思います。
イタリア人が普段から何を見て生活しているか。
ルネサンスの国、『Vivaイタリア!』




豊かな光沢の中に陰影で浮かび上がるカモフラージュ柄は、
女性だからこそ、ビジネスの場で、スーツとして着て頂きたいラグジュアリーなデザイン。
Gさんにオーダー頂いたこのスーツは、スカートスーツの柔らかな雰囲気の中に、
お仕事で使って頂けるキリッとしたディーテールを盛り込みました。


無地の紺色スーツより、
柄によってソリッド感が抑えられ優しい雰囲気に映ります。
近くに寄ってみると、迷彩柄(カモフラージュ模様)だとわかってハッとさせられますね(笑。
チャーミングなGさんにはピッタリな雰囲気に仕立て上がったと思います。


男性には
ビジネスの場で着ていただく
ジャケットとしてお勧めできるデザインです。
アンタイドはもちろん、タイドアップも似合う秀逸なテキスタイルデザイン。



入荷日に偶然ご来店、
即決だったシルクリネンのジャケット。
Tさんは、いつも生地をお決めになられるまで僅か10秒です!
お好みがハッキリされているので、
無いときは無い、有る時は有る!でいつも即決されます。


出来上がりをイメージされ、
同じ色のスエード&パテントレザーの靴を履いてきて下さいました。
またこれで、お気に入りコレクションが増えましたね。
いつもいつもありがとうございます!!




完成しました!!


完全オリジナルです。
もちろん生地はオリジナルではなく、
エルメスのスカーフをお持ちいただいて仕立てました(笑。
バックベルトにも、スカーフの一部を使って、、


完全に手縫(ハンドソーン)で縫わせて頂いております。
柔らかく柔らかく、シルクの質感を損なわず、たっぷり量感を表現できるように。


最初にカラーコピーを撮って、


裁断ミスがないように「ミリ単位」で合わせました。
この後、スカーフの残布を使ってネックレス?も作らせて頂く予定です。
そちらは完成後、また改めてご紹介させて頂きますので、そちらも是非お楽しみに!!




前のシーズンにオーダー頂いたスカートです。
いい感じに着て頂いて、こういうのを見せて頂けると嬉しいです♪
アシンメトリーなデザインに、内側からチラリと見える部分には違う生地を使って、、
Sさん、いつもありがとうございます。今日のご主人の春物のシャツも、ビシッと仕上げさせて頂きます!




以前、仮縫い風景をご紹介させて頂きました
フロックワンピース(そう命名!)を縫っているところです。
上襟には麻芯を使って「ハ刺し」して、きちんとテーラードカラーにしています。
フォーマルではありますが、出来るだけ手縫を多用し、全体に柔らかで優しい雰囲気を醸し出せるように。


ほら、まるでジャケットを縫っているような感じでしょ!
腰ポケットも両玉縁ポケットも、きちんと手で割って、体に柔らかく沿うように
テーラードジャケットと同じように作っています。(中の袋地は小さく浅くして、ちょっとした物が入る程度)
イメージは、ナポリのアルタモーダが縫い上げるような、柔らかく優雅な雰囲気を目指しました。


絶対に「サイズが合った既製服」ではない洋服。
着ている人も優雅な気持ちにさせてくれる洋服がイメージです。
Kさんに、長く寄り添ってくれるワンピースとなってくれる事を、心から願っています。




お父様はディレクターズ。
ご身長180cm、B114、W113、H112 の元ラグビー選手。
そんなご体格に見えないくらいに、スッキリしていませんか!(ごめんなさい汗)
前裾も、ビシッと腿に張り付いています!
仮縫着せ付けに、長いお時間お付き合い頂いたお陰で、
思う存分!見え方(シルエット)をスタイリングさせて頂くことが出来ました!


ご長男さんは、タキシード風スーツ。
こちらは、ビスポークチュールでオーダー頂きました。
意匠はタキシードですが、拝絹と側章を付けず、ボタンだけ黒絹で包みました。
当日は、こちらに「水玉の蝶ネクタイ」なんていかがでしょうか!

お嬢様のご結婚、おめでとうございます!
大切な機会にお任せ頂けました事、嬉しく思っています。
本当にありがとうございます。



Kさんからご依頼頂いたワンピースの仮縫いです。

既製服を探しても
ご希望を叶えるワンピースがなく、

パターンオーダーでも、
生地を決め、数種類のデザインから選び、
サイズを合わせてもらうだけで、思うようなデザインにならない。

ご希望は、
オンにもオフにも兼用できて、
女性らしさが出過ぎない、シルエットの綺麗なワンピース。

デザイン的な部分では、
テーラードカラーで、前開きのボタン留め。
前開きは、裾まで開ききらず、少し深めに途中で止まる感じです。

イメージ画像を数点ご準備頂き、
こんな条件を租借して色々と考えて辿り着いたのは、
紳士のフロックコート(オン/フォーマル)を、
女性のワンピースに応用することで、オフ兼用という条件にハメ込む!

生地の選定も相まって(ドレープの効いたツイル)、ご希望の条件にハマっているでしょ(笑!
これで、オンオフ兼用のエレガントさの演出が叶いました!


実際の造形は、
女性らしさの演出を避け、
それでいてエレガントに見せるため、
極力縫い目を減らす目的でプリンセスカットにせず、
バスト下のマ二ピュレーションに、バスト~ウエストの造形を任せます。
*マニピュレーション=ダーツの操作(*ダーツ=生地を立体造形する為に絞り寄せて縫い消す)

ご希望の襟型からも、女性版の『芯なしフロックコート』と置き換えた設計思想ですので、
名付けて『フロックワンピース』 どうですか?決まったでしょ(笑!
Kさん、仮縫に長らくお付き合い頂き感謝です。
僕たちも『フロックワンピース』
完成が、楽しみです♪




もの凄い贅沢なスカートです。
通常のボックススカートの生地の3倍もの生地が必要です。
パターン上では、ウエスト部分のボックスプリーツの縫代の引き込み具合で
このスカート全体の印象を決めるドレープ感を表現しています。
今回はさらに、それをHさんの骨盤に乗る位置で、
最高のドレープを生むよう仮縫で調整。
シンプルだけど奥深い設計。
流石はメゾンC

でもそれを見抜く中山も中山だと思うのですが(笑。
完成は1月末の予定ですが、
楽しみです♪



テーラードカラーのような襟のシャツです。
このシャツ「ご本人に」気に入って頂ける完成度の高さです!
僕達はデザイナーにはなれませんが、お客さまの想いやご希望を引き出し、
そして形にまとめあげる事は得意です♪ これが、今年最後のJさんからのオーダーです。
良い感じでまとまったと思います。あとは実際に着てもらって必要な改善点が見付かれば、それを修正し、
次回へとつなげていきましょう!今年も1年、ありがとうございました!!