今回のカセンティーノはドンナ(女性物)です。

Yさんのご希望で、6ボタンの3ボタン掛けスタイルです。





たっぷりしたファーが、コンパクトな肩周りから溢れ出ていますね。(笑)





バックベルトのボタンを大きめにしたり、細めの袖にカフの折り返し巾を広く取ったり

大きなファーもそうですが、全体にデフォルメされた雰囲気です。





どうでしょう、さらにタイトになった分、

クラシックなカセンティーノがモダンな感じになりました。

Yさん、ゴージャスなコートが完成しましたね。気に入って頂けて嬉しいです。

後日お渡しの際、改めてお写真撮らせて下さいね。








いつも粋な、京都のOさんのカセンティーノです。





コヨーテのファーが、雰囲気を高めてくれます。

色と相まって、ゴージャスですよね!





程よくタイトにしたので、

クラシックなスタイルが、モードに見えます。








欲しいコート、5号サイズは作ってなかったそうです。

無ければ、作ればいいじゃないですか。





襟が特徴的です。

このコート、生地感と相まって、

出来上がりに期待していて下さい。(ふんわり♪)






サンプル以降、カセンティーノの第一弾が縫いあがりました。

襟にファーを付けずに、おまけにショート丈でスッキリとスポーティーに!





関西仕様と言われましたが、

関東の皆さん、無理な感じでしょうか?(笑)

色は別として、生地とデザインはクラシックですから、

程よく品良く、まとまっていると思うのですが、いかがでしょうか。

これから順次、『コート』カテゴリーにご紹介させて頂きますのでお楽しみに!








ご要望により、カセンティーノの受注フェア?開催中です。

Yさんはオレンジで、Tさんはボルドーに決まり、

続いてOさんは何色に決まるでしょう!

襟のコヨーテは取り外し可能。





この生地は、フィレンツェ最古の橋であるベッキオ橋(ポンテベッキオ)の

下を流れるアルノ川上流にあり、国立森林公園にも指定された森と渓谷に囲まれた美しい地域、

カゼンティーノ地方で2000年前から受け継がれ、伝統特産品に指定されています。



表面は毛玉加工が施され、そのカールした起毛が、

生地に耐水性を与え、更にテフロン加工が施されていますので、

水をはじき、生地を木の枝に引っ掛けるなどして出来たキズを目立たなくします。



まさに昔は、カセンティーノの村で働く羊飼いや森の番人には

なくてはならない冬の必需品だったのでしょう。

そしてこの生地の凄いところは、

実用品としてだけでなく、貴族階級にも好まれていること。





イタリア人っぽくオレンジやグリーンといった、カセンティーノらしい鮮やかな色だけでなく、

紺色やグレー、黒、茶、キャメルといった、着ていただき易い色目もあります。

この冬は、こんな個性的でクラシックなコートはいかがですか?






いわゆるスポルヴェリーノTypeの、一枚仕立ての綿コートです。
生地も、ウーステッドコットン、と魅力的です♪



東京の高橋さんから、「ジャケット代わりに羽織れるコート」とご注文を頂いたのですが、

春先にこんなコートを羽織ると、ジャケットより一気に洒落感が出ますね。

これからの春先だけではなく、秋にも重宝すると思いますよ。





腰ポケットも、撮影機材?を無造作に突っ込めるように、

フラップを付けた、大き目のパッチポケットを付けさせて頂きました。

ガンガン着込んで〝アタリ〟を楽しんで下さいね。5年後が待ち遠しいコートです。








綺麗なラインだと喜んでもらえました。

Tさんが好んで着ておられたコートをベースにして、

更に希望通りになるように、3度の仮縫を経て完成しました。

シーチング仮縫、仮縫、そして中縫で最後のバランスを調整させて頂き、

やっと完成しました。Tさん、長らくお付き合い下さいまして、ありがとうございました!








Tさんのコートの仮縫いです。

実際の生地で仮縫いをするとイメージが増します。

それでもまだまだ、完成形をイメージする事は難しい事だと思います。

襟の開き具合をご確認頂いて、釦の位置を決めたり、襟の雰囲気を感じて頂いたり、、

左右の袖の振りが、若干違っているようです。

ただ、どこまで合わせるか、少々違うことも味わいだったり。。

フィッティングばかりか、ラインのクオリティーを意識し、イメージまで大切に。





シルエット全体からウエストの絞りの位置を35mmだけ上に移動させ、

ベルトの巾や長さは、これでバランスが取れています。

もう少しだけ補正を加える必要はあるものの、完成が楽しみです。








超極細の糸を使った、シルキーなコットンサテンのコートです。

ビッカビカに光沢があるので、黒ですが、この通り光を反射して明るく見えます。





おまけに、ダブルハンドステッチ仕様で、特異な存在感をアピールしています。(笑)





デザインは普通のセミチェスタースタイルですが、

ウエストは、型紙をギュッと絞って、飾りでバックベルトを付けました。

一方、先日ご紹介させて頂きましたコートは、型紙では絞らずに、ベルトで絞ってあります。





袖は過去最強レベル!のフレア袖。

それに、ボタンもイタリア製のビッカビカ練りボタンで、

全体イメージを、メタリッキーでマトリックスなイメージを強調しました。

こんな個性的なコート、Oさんだからこそ、大人の色気で着こなせるスタイル、、ですね!






Tさんのチェスターフィールドコートをお渡し前に撮影させて頂きました。

フロントの打ち合いを、フライフロント(比翼)ではなく、

打ち抜きのボタン留めにしてありますから、

セミチェスターでしょうか。

生地も普通のカシミア素材ではなく、

スコフィールド&スミス社のヴィンテージ生地で、

ミッドナイトブルーをベースに、極太の黒いストライプが織り込まれ、

パッと見は黒ですが、光が当たると、例えようのない不思議な表情に変わります。





上襟は正式にブラックベルベットを使っていながら、

その他を、オリジナリティー溢れる仕様にアレンジしてあるので、

全体のイメージとしては、伝統とモダンデザインの融合といったところでしょうか。





ベルベットを使ったバックベルトが、

ドレープの効いた印象的なバックスタイルを作っています。





ベルトはアジャストできませんが、その分スッキリした印象になったと思います。

この画像だけ、お渡し時に実際にTさんにご着用頂きました。

Tさん、素敵なコートをありがとうございました!