クレリックの由来をご存知ですか?
英国紳士はカフやカラーが擦り切れた時は交換して 使い続けます。
同じ布で交換すると、色褪せによって交換した部分と色が合わなかったり、
それに何より高価になってしまいます。
そこで白い布を使って交換するんです。
これが一般にクレリックと呼ばれているものです。
今回のKさんの場合は カフだけが擦り切れているんですが、
カフだけ白いといかにも修繕したように見えるので
カラーも一緒に交換します。
擦り切れても修理をして使うという提案を ご快諾下さったKさんは、
いかにも物に愛着を持って接する英国紳士のようです。
◆クレリックとは聖職者を表し 彼らが着る立ち襟の服に起因する、
純然たる和製英語です(笑)。
英国紳士はカフやカラーが擦り切れた時は交換して 使い続けます。
同じ布で交換すると、色褪せによって交換した部分と色が合わなかったり、
それに何より高価になってしまいます。
そこで白い布を使って交換するんです。
これが一般にクレリックと呼ばれているものです。
今回のKさんの場合は カフだけが擦り切れているんですが、
カフだけ白いといかにも修繕したように見えるので
カラーも一緒に交換します。
擦り切れても修理をして使うという提案を ご快諾下さったKさんは、
いかにも物に愛着を持って接する英国紳士のようです。
◆クレリックとは聖職者を表し 彼らが着る立ち襟の服に起因する、
純然たる和製英語です(笑)。

先日お客様から「どこの工場をお使いですか?」
というご質問メールを頂き、お返事させてもらったところ、
続いて価格に対するご質問メールがありました。
そのご質問に対する回答の概略です。
もし仮に同じ工場を使うA店とB店があり、同じ生地で仕立てたとします。
その2店の価格の差は何でしょうか?
今回のケースは、たまたま他店様の価格が高かったようですが、
お客様から頂く商品価格には工場工賃と生地価格以外の、
採寸技術やサービス雰囲気といった無形物が含まれますので
それが価格差となって現れるのです。
それが店の個性であり、存在意義なワケです。
どこが自分に合ってるか、自分で足を運んだり、メールしたり、
そして相性の良さそうなお店で 実際に創ってみて初めて、
色々な事が見えてくると思います。
写真は背広の語源と言われる ロンドンのサヴィルロー(背広)にある
ヘンリープールの次期社長サイモン氏(左)と
カッターのデイヴィッド氏です。
下は職人さん。 皆さん温かい人たちです。

というご質問メールを頂き、お返事させてもらったところ、
続いて価格に対するご質問メールがありました。
そのご質問に対する回答の概略です。
もし仮に同じ工場を使うA店とB店があり、同じ生地で仕立てたとします。
その2店の価格の差は何でしょうか?
今回のケースは、たまたま他店様の価格が高かったようですが、
お客様から頂く商品価格には工場工賃と生地価格以外の、
採寸技術やサービス雰囲気といった無形物が含まれますので
それが価格差となって現れるのです。
それが店の個性であり、存在意義なワケです。
どこが自分に合ってるか、自分で足を運んだり、メールしたり、
そして相性の良さそうなお店で 実際に創ってみて初めて、
色々な事が見えてくると思います。
写真は背広の語源と言われる ロンドンのサヴィルロー(背広)にある
ヘンリープールの次期社長サイモン氏(左)と
カッターのデイヴィッド氏です。
下は職人さん。 皆さん温かい人たちです。


自分に合うグレーと合わないグレーがある事をご存知ですか?
今日ご来店頂いたOさんは、どのダークグレーにするかで迷われました。
実際、生地を顔に当ててみると、顔色がくすんでしまうものと、
明るく華やかに映えるものが、一目瞭然なのです。

かなり荒っぽい説明になりますが、
色には4つのグループが(四季)があり、
肌や髪や瞳の色から顔映りの良いグループと
悪いグループを見付けることが出来ます。
それがパーソナルカラーと言われるものであり、
グレーが似合うとか似合わないではなく、どのグレーが似合うかです。
今まで 「ピンクは似合わない」 と思ってた人でも
ローズピンクは似合わないけれど、
サーモンピンクは似合ったりする場合があります。
パーソナルカラーは 元々アメリカでは
大統領選のイメージ戦略として導入された程で、
最近では日本でもビジネスの世界に浸透し、
高く評価されるようになってきました。
今日ご来店頂いたOさんは、どのダークグレーにするかで迷われました。
実際、生地を顔に当ててみると、顔色がくすんでしまうものと、
明るく華やかに映えるものが、一目瞭然なのです。

かなり荒っぽい説明になりますが、
色には4つのグループが(四季)があり、
肌や髪や瞳の色から顔映りの良いグループと
悪いグループを見付けることが出来ます。
それがパーソナルカラーと言われるものであり、
グレーが似合うとか似合わないではなく、どのグレーが似合うかです。
今まで 「ピンクは似合わない」 と思ってた人でも
ローズピンクは似合わないけれど、
サーモンピンクは似合ったりする場合があります。
パーソナルカラーは 元々アメリカでは
大統領選のイメージ戦略として導入された程で、
最近では日本でもビジネスの世界に浸透し、
高く評価されるようになってきました。

背の低い僕はいつもポロシャツの着丈は短く直します。
先日お願いした修理屋さんはルイス(マツリ縫い)がなく、
タタキ上げ(直線縫い)でどうか?と提案されました。

タタキ上げだとミシン目が表に目立って僕的には許せません。
その修理屋さんが言うには、
「着丈を短くする事が目的なんだから、そんな部分にこだわらなくてもいいのでは?」と。
それはそれで一理あるのですが、そうすると服の雰囲気が変わるんですよね。
たかがミシン目ですが、そうしたディーテールの集合体が服であって、
その一部でも欠けてしまうと雰囲気が壊れてしまうと思うのです。
確かにディーテールにこだわる余り、全体像を見失っては本末転倒ですが、
全てを見据えた上でそれを維持する為の『ディーテールに対するこだわり』 は
妥協すべきではないと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
但、その部分は皆様に言うべき事でなく、黙って処理する事ですが、、
先日お願いした修理屋さんはルイス(マツリ縫い)がなく、
タタキ上げ(直線縫い)でどうか?と提案されました。

タタキ上げだとミシン目が表に目立って僕的には許せません。
その修理屋さんが言うには、
「着丈を短くする事が目的なんだから、そんな部分にこだわらなくてもいいのでは?」と。
それはそれで一理あるのですが、そうすると服の雰囲気が変わるんですよね。
たかがミシン目ですが、そうしたディーテールの集合体が服であって、
その一部でも欠けてしまうと雰囲気が壊れてしまうと思うのです。
確かにディーテールにこだわる余り、全体像を見失っては本末転倒ですが、
全てを見据えた上でそれを維持する為の『ディーテールに対するこだわり』 は
妥協すべきではないと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
但、その部分は皆様に言うべき事でなく、黙って処理する事ですが、、

久々に開店前に時間が作れたので店の近くにある東洋陶磁美術館で開催中の、
『ロイヤルコペンハーゲン展』に行って来ました。
その中で磁器製の大きなボタンを見つけました。
18世紀の男性の衣装は 非常に色鮮やかなものが多く、
高貴な人は大抵シルクを身にまとい、
派手な刺繍を施した衣装以外は ユニークな素材で作られた釦を使って
着飾ることが多かったそうです。
その時代の釦は留める道具としてではなく、あくまで装飾目的。
開店当初に作った店のパンフレットにも書いている、
『ボタンが決めるスーツの表情』 があります。
『ロイヤルコペンハーゲン展』に行って来ました。
その中で磁器製の大きなボタンを見つけました。
18世紀の男性の衣装は 非常に色鮮やかなものが多く、
高貴な人は大抵シルクを身にまとい、
派手な刺繍を施した衣装以外は ユニークな素材で作られた釦を使って
着飾ることが多かったそうです。
その時代の釦は留める道具としてではなく、あくまで装飾目的。
開店当初に作った店のパンフレットにも書いている、
『ボタンが決めるスーツの表情』 があります。
