CACCIOPPOLIカチョッポリセレクトのCANONICOキャノニコSpecialバンチには、
羅紗屋さんがマイシーズン展開する、

その年のセレクトバンチに見るような生地は見かけません。

キャノニコについては様々な意見があると思いますが、

名前ではなく、キャノニコの持つクオリティーをそのものを考えれば

非常にコストパフォーマンスの高い、優れたミルだと思います。

しっかりと自分の価値観を持ち、本当の価値の分かる方には是非お勧めです。




10月7日(土)12時~エンドレス?で、

東京にて、A/Wの展示会
を開催させて頂きます。

元々は関東のお客様たちの後押しで実現した展示会ですが、

お陰さまで今回で3回目を迎えます。皆さまの応援、心から感謝致しております。

会場は、今回も高橋さんのスタジオをご提供頂ける事になりました♪

当日は高橋さんの写真展も開催されます?ので、ちょっと変わった展示会になります。(笑)



このように、非常にフレンドリーな雰囲気の展示会ですので、

是非とも皆さま、お気軽にお越し下さい。

ご来場前にご連絡を頂ければ、

少しでもゆっくりとお寛ぎ頂けるように調整を致します。

東京の展示会場で皆さまとお会いできる日を、心から楽しみにしています。






Oさんから頂いたオーダーは、スイス製アルモ社の120番手ボイル素材。

ボイルは夏素材ですが、そんな固定観念?には捉われずに、これからの季節でも

透けるセクシー感を楽しもう!ってノリです♪

襟やカフに使う芯地の色を考えないと、変に色が変わってしまっては困ります。

当然ボイル地なので、芯の堅さも考慮しなくてはなりません。

今回、ボタンは生地の色に合わせて黒蝶貝を使います。

出来上がったら、またご紹介させて頂きますね♪




背中のカーブに沿った、こんなライン(シルエット)はお好きですか?

マッセアトゥーラでは珍しく背抜き(カンノン)にしているので、表地に響いてますね。(苦笑)








レギュラーカラーで、シェイプを効かせた11cmロングポイント。

Oさん、こんな感じにしようと思いますが、如何ですか?

襟腰は前回より、前後3mm低くします。




プレス発表が済んだので、そろそろ大丈夫でしょう♪

ヘンリープールの創業200周年記念式典が、

東京の英国大使館で、今月末、2006年9月26日に開催されます。



★サヴィル・ローに店舗を構えるヘンリープールの外観



この日は申し訳ありませんが、お店は休ませて頂きます。

その時の様子はまたレポートしますね♪



★ヘンリープールの店内に応接スペースはあるが、ほとんどの顧客は出張採寸がスタイル。



僕とヘンリープールの関わりは

日本で展開されているライセンス物ヘンリープールのハイエンドラインの立ち上げを

以前の会社に在職中に提案し、1年半に渡り携わらせて頂けた事です。



★通りの入り口には、Savile Row(サヴィル・ロー)と書かれた標識がある。



日本でライセンス生産しているヘンリープールを、

より本国と同じスタイルに、クオリティーにとの想いでスタートしたプロジェクトでした。



★地下の金庫には顧客台帳がビッシリ。105冊にのぼるそう。





★昭和天皇が皇太子時代からの顧客台帳には、何着もの履歴が日付入りで記入されている。



なお、今回の200周年記念企画としての受注会では、

マスターカッターのデイヴィッド氏が、サイモン氏と共に来日し、

その後2回の仮縫いの度に再来日、最初から最後まで英国で仕立て上げます。



★左が次期社長のサイモン氏、右が元ティモシーエヴェレストのカッター、デイヴィッド氏



ヘンリープールは英国での採寸も可能ですが、

日本でオーダーする事のメリットは、注文者に代わって僕たちがプロとして、

お客様のお好みをサイモン氏に詳細に伝える事ができるので、

より皆さまお好みのイメージ通りの洋服が出来上がる点に尽きます。



★陽気な職人さんたち。普通に考えたら、真剣に縫ってる姿をお伝えする方が良いんだろうな。(笑)



採寸場所は東京と名古屋の2ヶ所のみとなります。

ご興味のある方は、直接ご連絡頂けましたら、日程等ご案内させて頂きます。




明日、皆さまにお伝えする事があって、

その為に古い写真を、ごそごそと引っ張り出してきました。



ロンドンのサヴィル・ローにある、ヘンリープールの皆さんとの思い出の写真です、、

もうかれこれ、最後に会ってから3年が過ぎます。




このスーツは、僕が7年前にヴィンテージFINTEXの生地で仕立てた私物ですが、
今までに、多くの方から褒めて頂いたスーツです。
このスーツを着ると、カミさんから「ちょっと色気づいてへん?」とも言われた生地です(笑。
何とも透明感のある〝インクのように深く透き通ったブルー〟なのです。

素材的には、3PLY(プライ)というマニア受けする生地なのですが、
褒めて下さった方はマニアではなく、この生地色と風合い、全体の雰囲気に対して、
純粋に〝素敵〟と思って下さった方たちです。
これを羅紗屋のBB君が、彼の熱き想いで復活させてくれました。
ただ彼の想いは、この色ではなく、3PLYのフレスコ素材に向けられています。
というのも、今回の素材は12色展開、、でも僕は、この色以外は見向きもしませんけどね。(笑)

実際の入荷は年末の12月となりますが、東京の方を中心に既に予約を頂いております。
ある程度の数は確保しますが、それでも数に限りがありますので、
ご希望の方は、先に生地だけのご予約をお勧めします。
余りにも好きな生地で、まさか再会できるとは思ってもみなかったので、
ちょっと興奮してしまいました♪(笑)

最後になりましたが、
フレスコとは、撚りの少ないポーラ糸を3本拠り合わせて(3PLY)平織りにした生地です。
詳しくは後日、これから作る新コーナーでいずれまた、、



半月遅れで、やっと秋冬物の生地に入れ替えました!



新しく届いたバンチ(生地の見本帳)を見ていても思うのですが、

今年はフランネル素材が目立ちます。



僕としては、大好きなフランネル素材なので、とっても嬉しいのですが、

空調設備の充実で、10Monthsスーツと呼ばれるオールシーズン物に人気が集まる中、
この現象を、どう説明すればいいのでしょうね?(笑)

あとは、流行に敏感な日本人のことなので、

このフランネルを、ブームで終わらせないよう定着を祈るだけです。



今年も英伊生地に関わらず、英国基調の色柄が目立ちます。

昨年に引き続いて、発色の鮮やかな獣毛系のジャケット素材も豊富ですよ♪












Oさんが今日ご注文下さった組み合わせです。

最近、某雑誌のブームで?白シャツが大人気なので、

本来何でもない、こんなトラディショナルな組み合わせを新鮮に感じます。







ロロ・ピアーナの生地は、柄こそクラシックですが、

横糸に単糸を甘く打ち込むイタリアの生地特有の?甘~いドレープが期待でき、

おまけに、シャークスキン柄のハーフミルドTypeと、これまたイタリアンな香りプンプンで、

有りそうで、意外に今まで気付かなかった(僕だけ?)質感です。



そんなイタリア~ンな生地に合わせるシャツ地も、

これまた柄こそトラッドですが、フィンクス綿の極薄140番縦横双糸使いと、

これまたドレープ感のある上質素材です。



ガレッシのコロッツオ(象牙椰子の実)は、ちょい明るめのブラウン(黄色系)で、

シャツのブルー系に対する補色色相環で云う反対色)になり、

これもイタリア人が好みそうなカラーコーディネートだと思うのですが、

皆さまは、どう思われますか?

コーディネートは、「やっぱり、こ~でねぇ~と!」、、な~んちゃって♪(爆)