先日8月16日、雨も降らずに、、

というか、生まれて初めて経験するとてつもない猛暑の中、

大文字焼(五山の送り火)が行なわれました。

京都では、、この日を境にして暑さが和らぐと言われていますが、

一向に和らぐ気配はありません。



さて、、

実家の物干から五山のうち、大文字と船形の2つの山が見えます。



こちらが、銀閣寺の近くにある大文字です。

距離にすると実家から6キロ程度離れていますので、小さくしか見えません。





でも実際に焼かれると、ハッキリと浮かび上がります。





こちらが家の直ぐ裏の船山(西賀茂妙見山)です。

こちらは近すぎて、火床まで見えそうなくらいです。(笑)

ちなみに、この火床は79床あり、もっとも長いラインで206mあります。





焼かれると、槙が燃える〝パチパチ〟という音まで聞こえてきます。

山の麓にある西方寺で鳴らす鐘を合図に、20時15分に点火、

そしてその西方寺では、お経が読まれます。

送り火の終了後は、鐘や太鼓による西方寺六斎念仏(重要無形民俗文化財)行われます。





毎年この時期には、同じ内容を書いているので、そちらもご覧下さい。






今日は15日、忘れてはならない日ですね。

僕は子供の頃、よく戦争の話を聞かせてもらった記憶があります。

自分のお爺ちゃんや親戚のお爺ちゃん、、近所に住んでいたお爺ちゃんから。

近所のお爺ちゃんは頭の中に、受けた銃弾を抱えていました。

そして今、実体験を伝えてくれる彼らが亡くなり、

時と共に、自分の中でも戦争に対する意識が薄れていくのが分かります。



僕はダイビングのイントラをしていて、南の島へあちこちと潜りに行った経験があります。

南の島は、日本が統治していたところが多くあり、

今まで僕の知らなかったその国で、

戦争の爪跡や、日本の統治時代の事を知らされてきました。



例えば、ミクロネシアに浮ぶパラオ。

あちこちから日本語で声をかけられるのです。

食堂でご飯を食べてると流暢な日本語で戦争の話を聞かされます。

そのパラオのペリリュー島には、焼け爛れた戦車が野ざらしのまま放置されています。



パラオに限らず他の国でも、あちこちで同じような思いをしました。

旅行だけでは決して行かない、ミクロネシアや東南アジア、インドネシアの国々。



トラック諸島に関しては、日本の艦船が数多く沈んでいます。

その艦船を見て喜ぶアメリカ人ダイバーを見ながら、

日本人ダイバーは複雑な心境になります。



昨今の国際情勢を見て余計に思います、、決して忘れてはならない過去の過ち。

多くのテーラーが軍服を作らされた時代が再来しないように、

今日この日、新たに平和を願います。



下の画像は『HENRY POOLE ~ Founders of Savile Low』

の中に出てくる軍服の一部です。





これがその本、『ヘンリー・プール ~ サヴィルローの創設者』です。

この本が出た時、現当主・アンガス氏から頂きました。








今日ご納品のTさんが、涼感スーツを持ってきて下さいました。

表地だけでなく、裏地も高機能裏地が使われていたり、

また、徹底したローコストの努力が随所に!





今日はその紹介ではなく、

『ドレススーツとユニフォームスーツ』について。



Tさんは仕事柄、常時スーツ着用ですが、現場に入られる時もあります。

そして現場用には、ユニフォームとして割り切ったスーツを着ようという考えです。

同じ〝スーツというカタチ〟はしていても、

TPOによって、ドレススーツとユニフォームスーツの使い分けです。



多くの方は、現場に入る事を理由に、恐らく「スーツは制服だから」と仰ると思います。

それだと、せっかくのスーツ本来の装いレベルが下がるので、

マッセアトゥーラでは〝場面によって着分ける〟事を提案しているのですが、

皆さんはどう思われますか?



スーツで考えると解りにくいかもしれませんが、

例えばカジュアルな服装で考えてみれば、どうでしょうか?

大工をしている僕の友人は凄くお洒落で、

金額的に言えば普段は5万円のジーンズに2万円のTシャツを着ています。

でも現場でのユニフォームは、その10分の1以下の綿パンにポロシャツ姿です。

そんな彼ですが、仕事に向き合う姿勢だと言って、

ユニフォームも毎日洗濯をして、清潔感を意識しています。

同じカジュアルでも、TPOの使い分けです。






三者混のシャリックを使ったジャケットです。

その透け感を楽しもうと、ワザと裏地に真っ赤を使ってみました。(笑)

ちなみに、和装では『紗』と云い、シャリックという名前は御幸毛織の登録商標です。







この英国製ミノーバのモヘア混シャリックは、

薄くて伸びない生地で、おまけにポリエステルが混紡されているため、

クセ処理が非常に難しい、、というか、ほとんど出来ないので、

技術者泣かせの生地です。



でも、超強撚糸のお陰で〝透けまくっている=風がスースー通る〟ので、

超盛夏仕様にはもってこいです。(笑)

みなさんなら、この透け感をジジ臭くは着ませんよね♪

ちなみに、、本来は通気性を確保するために、裏地は張りません。






今週は、マリネッラのタイだけで、何と5本も〝嫁いで〟いきました!





今回の皆さんは、マリネッラ初体験の方ばかりです。

なので、締め心地は未体験ゾーン、、

皆さんの共通の決定打は、、

その美しさと、存在感だったのです。

もちろん、締め心地、皺の回復力の早さは言うまでもありません。

まず最高の物を知れば、自分の物選びの基準になります。

知らなければ、それ以上の感覚を身に付けるのは、、

それって、果たして可能なのでしょうか?






ミラノ在住のsartinoさんが一時帰国して、

先ず目に付いた(気になった)のが、シャツだそうです。



イタリア人と日本人では骨格(特にバストの厚み)が違うので、

日本人のバストが見劣りするのは避けられませんが、

ほとんどの方がオーバーサイズなシャツを着られるので、

輪をかけるように〝貧弱〟に見えます。



まずネックサイズに合わせ、様々な体型をカバーし、

既製品という〝厳しい制約〟を受ければ、仕方のない事かもしれません。

それに慣れ親しんだ方は、オーバーサイズである事にすら気付いてないのも事実。



さらにそのダボダボシャツは、湿度の高い気候のせいでヨレヨレです。

サイズが大きいから、余計に皺が目立ってしまいます。



せめて襟(首元)だけでも〝シャン〟としていれば、

見るに耐えうると思うのですが、、



やはり、、マッセアトゥーラのオーダーでしか無理なのでしょうか?(笑)

これって、思いっきり宣伝してますよね!(爆)



画像はsartinoさんから頂いた、ミラノの高級食材店『PECKペック』の、

オーリオ・ぺペロンチーノ(唐辛子入りオリーブオイル)です。

週末は、久々に料理でもしようかな♪





Fさん&Iさん、今日の採寸の際には、

sartinoさんの立会いをご快諾頂き、ありがとうございました。






世界中のバイヤーが集まってくる時計の展示会、

バーゼルフェアーと、プロのみが入場を許されるジュネーブサロン。

徳間書店の季刊誌、『TIME SCENE』が、その情報を余すことなく伝えてくれます。







今回の表紙は東京展示会でお世話になっている高橋さん。

表紙だけでなく、中の写真点数もかなり、というか半分以上がそうです。

編集長の田中さんも、高橋さんのブログによく登場する方です。

生地は、、いや、記事はライター名畑さん。

あっ!白ジャケット愛好会!の山下さんの写真も何点か登場します。



雑誌の途中で時計以外についての記事がありますが、

これは高橋さんと名畑さん、そして田中編集長の趣味の領域!(笑)

でも、高橋さんのブログを読んでから見て頂けると、臨場感ありますよ!(爆)



それにしても1,000円とは、安すぎませんか!?

田中編集長!こんなんで良いのですか?

広告もほとんど見当たらないし、、



皆さん、是非書店で手にとって、、

いや〝購入して!〟ご自宅で、ごゆるりと!(笑)



誌面で登場の高橋さんが着て下さってるコードレーンのジャケットは

何を隠そう!って、何も隠しませんが、、今年の新monoです。

こうしてMASSEから嫁いでいった洋服が、世界を旅する。

何となくロマンを感じるのは僕だけでしょうか♪










16日~19日まで、お盆休みを頂きます。

16日は京都の五山の送り火です。雨が降らなければ良いのですが、、

20日は月曜なので定休日ですが、営業予定です。



それにしても、出来上がったスーツで狭い店内一杯ですっ!

15日まで頑張りますので、お盆の間に、、お願いしますね。(苦笑)






シーズン前に頼んでいたA/Wの現物生地が、ちらほら届き始めました。

今日はナポリとローマ、ボローニャから届きました。





ゴリゴリの4PLYだと思って頼んだ生地ですが、

生地耳には何故か〝6PLY〟の文字が織り込まれているんです。

エージェントに聞こうと電話したら、「つながりませーん!」って、もう22時です。(苦笑)

詳しくは後日、ということで、無責任なアップです。(笑)

それにしても、かなり個性的というか、男性的な表情の英国製の生地です。

イタリア人って自分達の仕立てを良く分かっているからなのか、

英国製のヴィンテージ好きなんですよね。

ゴリゴリの生地に柔らかな仕立て、、味が出る組み合わせです。

こんな生地はハンドクチュールか、ナポリクチュールで仕立てて頂けると、

5年後10年後に男前スーツの完成ですね。

う~~ん、深いっ!(笑)





BUNCH(バンチ)サンプルも届き始めました。

バタバタして、まだ中身をチェックしていませんので、

詳しくは後日、、ごめんなさい。










次シーズン初の、冬物のコートのご注文がありました。

早々に、ありがとうございます。





シーズンに入って直ぐに着たいって言う方は、

慌てずに、落ち着いているこの時期に先手必勝!お願いします。



とはいうものの、実際には凄いクソ熱い!

クールビズの影響もあり、シャツが主役のシーズンなので、

シャツのご注文も増える時期です。

今年は中々暑くならなかったせいか、この時期になって、

ご注文が混在しています。

※裁断前のシャツ地の向こうにあるのは、

斉藤アイロン台工業のマダム斎藤立体アイロン台です。

ゴムが黄変してますよね。(笑)





ご注文頂けるタイミング=着始めたい時期-最低1ヶ月以上。

皆さまのご協力があれば、助かります、、