昨夜のアクシデントの痛みで、生地を持ち上げる事が出来ず、

お2人に勝手に生地を見て頂きながら、こちらはいい気に写真をハイ!パチリ。

ご協力、どうもありがとうございます。(笑)





画像は、そのBさんとOさんから頂いたお土産、

アイラのシングルモルトです。(高価なラガブーリンの16年もの!)

これは、いい感じで〝臭っさ~〟かったですよ。(笑)

Bさん、Oさん、いつもいつも本当にお心遣い、ありがとうございます。



今回のお2人の生地、インパクトのある生地ですので、出来上がりが楽しみです。

日本に2反しか入ってないマニアックな生地と、

もう1着は、赤とも茶とも紫とも何とも例えようのない英ヴィンテージです。

出来上がったら、これも是非!ネタにさせて下さいね♪



それでは1週間後の週末は、例の場所で!

いつも遠い所わざわざお越し頂き、ありがとうございます。






帰る途中、自転車をこいでいると雨が降り出してきたので、

急いで黄色信号に突っ込んだら、同じように、

対向車線から突っ込んできたタクシーを避けた途端!

ブッ転んでしまいました。(涙)



大阪駅前の大きな交差店のど真ん中で、

それも北新地からのタクシー待ちの人だかりの出来ている交差点、、

週末の25時近い時間だったので、最高に恥ずかしい。



3分近く交差店の中でうずくまっていた時間が、1時間位に感じられました。



大概な激痛があり、今夜は痛みで寝れそうにありませんが、

総合病院の救急外来で看護士をしている嫁さんに、「そんな位で救急に行っても、

絶対に私の旦那やって言わんといてや!」と真剣に言われて、、

今夜は心の痛みで寝れそうにありません。(苦笑)






つい先日も書かせて頂いた内容と重複しますが、

相変わらず、クチュールの違いについてご質問を頂きます。

上手く説明できてない証拠ですね。(苦笑)



今日のご新規だったHさんにも、

もし、マッセアトゥーラのパフォーマンスを味わって頂くなら

ビスポクチュール以上でお願いますと、、



それ以上でご注文を頂ければ、

ラインのクオリティーを決めるのは僕ですから、

どのクチュールでも、ビシッーっと決めさせて頂きますよ♪(笑)



では、それ以上だと何が?どこが?違うのか、、

それは〝手〟が違います。

手の入り具合がクチュールの違いです。

これは永く着て頂いている間に、差が歴然としてきますし、

もちろん、着心地も軽くなるし、最初のうちでも見た目にも違います。

でも、この見た目、、コンパクトディスクかレコードの音の違いのようなものです。



レコードを聴きなれたら、CD聴けなくなりますよね。

かといって、いきなりレコードを聴くと、何が良いのか分からないまま、

それが普通になったりします。(笑)

逆に、、CDばかり聴いていた人がいきなりレコードを聴くと、、



僕が初めて手縫い服を着た時は、感動的な思いでした。

まぁ、これに関しては、良いか悪いか比べるものでもないと思うのですが、、



ちなみに、画像は衿のゴージを中心に写したものですが、

微妙に違いますよね、線の柔らかさ。





片方はマックで引いて出したようなラインで、

もう片方は、ステッドラーの鉛筆を使って定規で引いたような、

何ともいえない〝生きた線〟に僕は見えるのでうすが、皆さんはどうですか?



今夜も、僕のウダウダにお付き合い下さり、感謝感謝♪

みなさん、いつもありがとうございます。






今日、Hさんがご希望のスーツは茶でした。

なのに、ご注文下さったのは、紺色のスーツです。

微妙に鮮やかな濃紺で、色っぽい色ですが、どうして茶から紺に、、



会話の中で、「スーツは紺に始まり紺に戻る、、」と言うことが出てきました。

紺色のスーツは、恐らく皆さんが初めて買われるスーツで、

選ばれる色ナンバーワンでしょう。

そして、色々な色を着倒してきた方が最後に戻る色と言われています。



実際、着て見るとスーツ初心者と何が違うのか、、

色が色だけに、素材感、微妙なライン、上下、シャツとネクタイ、

全てのバランスが問われます。



その全てのバランスが取れて、さらに雑誌から抜け出てきたようではなく、

その中に程良く、その人らしさや〝抜き感〟が出ている。



スーツ自体で目立てば、そんな部分には目が届きにくいですが、

紺というストレートな勝負では、そういった微妙な部分の勝負になるため、

熟練を要するって事ですね。



料理でも、コテコテに作られたものよりも、

シンプルな〝肉じゃが〟が難しいのと同じような気がします。



ということで、ここで皆さまに質問なのですが、

どうして紺色が多いのでしょうか?



この世に存在する天然染料が、紺という色が多いからなのか、

(実際には紺色よりも、黄色とかの方が染色堅牢度が高いので重宝された)

インドが英国の殖民地だった時代にさかのぼり、

インドに藍色、すなわちインディゴが多く、そこらで獲れたからとか、、

こんなウダウダでお酒のアテになりそうですね。



ご存知の方がいらっしゃれば、ご意見頂ければと思います。

その辺りを紐解けば、紺色が多い理由が分かるかも、、

紺色が先か、紺色を望む人が多いから紺が多いのか、面白いですね。






【2007年1月14日】

ロンドンでの一夜を過ごし(意味深、笑)、
翌朝、ロンドンスタンステッド空港より、ドネガルを目指す。

出発前にネット予約しておいたライアンエアーが、片道0.99ポンドで運んでくれる。
ライアンエアーは、アイルランド国籍の格安航空会社で、
欧州の格安航空会社の中では最大の航路ネットワークを展開している。
今回は、ロンドン~アイルランドの往復、
この後に向かうスコットランドへの往復も、全てネット予約。
あまりの呆気なさに、飛行機に憧れを持った子供時代を過ごした僕には、
「さぁ行くぞ!」みたいな、期待感というか、ワクワク感は全く感じられないけれど、
単なる移動手段と考えれば、便利で使い勝手も良い。
ネット予約優先なので、販売代理店もないし、
運行自体も経費削減のため、機内でのサービスも最低限に抑えている。
シートまでビニール張りと〝潔い〟削減振りに関心する。
デリー空港(ここは英国領の北アイルランド)に着くと、
アテンド先のマギー(Magee)の方が迎えに来て下っていました。
空港から約100km強に位置するドネガルの町まで連れて行って下さいました。
道中、段々陽が暮れて行く中で景色を楽しんでいると、
速度表示がマイルからキロに変わり、
標識も、ケルト語を主体に英語が併記されるようになった。
パスポート提示もなく、ノンストップでアイルランド共和国に入った事になる。
風景は何も変わることもなく、呆気なく憧れのドネガルに到着した。

趣のあるホテルにチェックイン。
ドネガルに入った頃には、すっかり陽が暮れてしまったので、
ドネガルの風景を楽しめなかったが、
翌朝のドネガルの景色への期待感を高めてくれるロビー。
メニューになかったアイリッシュシチューと
大好物のドラフトギネスを、本場の樽生サーブで楽しんだ後は、
これまた大好きなミスティーネイルを
本場のアイリッシュミストで楽しませてもらいました。
アイリッシュミストをアイリッシュウィスキーでカクテルにすると、
ミスティーネイルで、スコッチウィスキーで割ると、ラスティーネイルになるんです。
ホテルのレストランで、これだけ楽しめた食事は初めてかも。
せっかく良い感じに酔っ払ったのに、
翌日の事を考えると、ワクワクして眠れなかった。



10ヵ月前、昨年の12月に、「メンズティノラスを彷彿とさせるスーツを!」

そうご希望されてご来店頂いたMさんですが、

今回の5着目にして、かなり満足のゆく仕上がりとなりました。



最初、膝巾24.5cm、裾巾27.0cmだったパンツも、

実際に穿いていかれる中で、微調整を繰り返し、さらなるパンチを求めた結果、

今回は膝巾22.0cm、裾巾28.0cmとなり、

「今後このサイズでお願いします。」とご満足頂けたようです。

そして今までのパンツも、「今回のサイズに修正しますか?」とお伝えした次第です。(笑)



パンツに合わせて、ジャケットの方も、この最終形?では、

かなりパンチが効いていますので、ご覧下さい!



ウエストポケットはポール・スミス流!?

マッセアトゥーラの開店当初、

今から7年ほど前に、何度かやらせて頂いた仕様ですね。





袖の5個ボタンはグッチ流。

ん?確かリヴゴーシュ(サンローラン)も5個だったと思います。

そして、強烈な袖のフレアカットは、もちろんMさん流。

Mさん→施主のMさんと、MasseのMです。(笑)

ついでに、メ(M)タリッキーなボタン、、これもM流ですね。(爆)





見て下さい、このシルエット!





正面から見ると、もっとパンチあるシルエット!





ウエスト76cmと、スリムなMさんですが、

これくらい、ワイドな裾巾です。

かぶら(Wの折り返し)巾も、パンチが効いていますね♪

他の仕様も、かなりこだわりが、、さぁ~どれだけ探せますか!?(笑)





シルエットばかりでなく、

Mさん特注のポケット類も、かなりパンチが効いていて、

ほとんど全てのポケットが特注です。

画像のポケットはその1つで、大きさの指定ばかりか、鍵を引っ掛けるループ付きです。





そして、Mさんの後にご来店下さったYさんからご注文頂いたスーツは、

パンチはないものの、とてもエレガントで無駄のないシルエットのスーツでした。

本当は、そんなスーツの方が多いのですが、

ついつい、こういったパンチに、、僕も弱いもので、、(笑)

これからは意識的に、そちらのスーツも紹介させて頂きますね。(苦笑)






今日お、、客様が帰られた後、

フィレンツェ在住の若きマエストロM君が来てくれて、

近所のカフェで、明るいうちからBeer飲んでました、ごめんなさい。

でも最高に幸せですね、そんなBeer。(笑)



という事で、イタリア国鉄の車内に置かれている紙袋です。

毎回?大量に持って帰ってきては、お渡しの際に使ったりしてます。

ん?これって、もしかして犯罪か!?(笑)







流石、、イタリアです。

そんな紙袋でも、これほど洒落てます。

袋の大きさ、文字の大きさ・フォントや色使い、、

それら全体のバランスが最高に絡み合って、取っ手の太さがこれまた最高!



ちなみに、「綺麗にされた電車は、より美しい!」って書かれています。

要するに何が言いたいのか、、

そもそも美しい電車が掃除されて、余計に綺麗なんだ!です。



ちなみに、僕が今まで知っている紙袋で〝粋〟だなって思ったのは、

NYの百貨店、ブルーミングデイルズの紙袋です。

大きいサイズから順番に

・Big Brown Bag

・Medium Brown Bag

・Small Brown Bag



と、Blooming Dales のフォントで、茶色のクラフト紙を使って

作られた紙袋に印刷されています。

画像は後日!






今日は、今シーズン最高の受注数でした。

といっても1日で5着。

そもそも、ご新規だと採寸だけで、その日は2着の受注が限界ですから、

この数字は、、そうです!型紙の安定したリピーターの方が、

お2人で叩き出して下さった数字なのです♪

ほんとうにありがとうございました!

ということで、全部、今夜中に仕上げてしまいます。










今日も、ご新規の方から

クチュールの違いについてご質問を頂きました。

メールでも、同じご質問を頂きました。



どのラインも、ラインを描くのは僕ですから、シルエットは同じようなも。

あとは、職人さんの手の違いです、とお伝えしています。

※プレタクチュールはラインに限界があります。



違いについては省略し過ぎな表現ですが、次のようなポイントが上げられます。

1)軽くて柔らかな着心地。

2)見た目に柔らかなイメージな仕立て上り。

  機械縫いがフラットなイメージなら、手縫いは丸いイメージ。

3)長年着ていただくと差は一目瞭然、味わい深くなる。

  

慣れていないと、パッと見は同じような感じですが、

体がその着心地を覚えたり、目が慣れてしまうと、全くの別物に感じられるほどです。

しかし現実的には、こだわり具合と、最後は懐具合ですね。(苦笑)



ご不明な点は、納得のゆくまでご相談下さいませ。

言葉で説明するのって、なかなか難しいです。






ここ数日、残暑が厳しいですが、

いよいよ本格的にシーズン・インの気配です。

ご来店の際には、お早目のご予約を頂けますと、助かります。



今日ご注文のあった数点の生地、、

カチョッポリのカラフルなシャツ地にホーランド&シェリーの綺麗なジャケット。

華やか、春物シーズン・インの気配みたいですね。(笑)