先月ハンガー便で納品させて頂いた東京のDさんが、今日お越し下さいました。

1着目のお渡し時にフィッティング確認をさせて頂いて、

その時に型紙を微調整して以来何もせず、この4着目に至っていました。

2着目を送らせて頂いた時のDさんの、「ほんと大丈夫、綺麗だから!」って言葉を信じて。

いやぁ、最高に綺麗でした。嬉しいです。

疑ってた訳じゃないんですけど、実際に見せてもらうまでは、

結構、不安だったんですよ。あれ?それって疑ってた事になるのかな?(汗)





Dさんは毎回スーツに『名前』を付けてらっしゃいます。

今回は無難に?『summer2008』にされました。

前回は『Charming2008』でしたが、



このスーツの着こなしもチャーミングです。

居合わせたKさんも、「パッと見た時は派手かと思ったけど、

どうしてあんなにビシッと品の良いイメージになるのか不思議ですね。」と。

それは色柄が派手でも、全て〝基本を外さず〟にまとめていらっしゃるからだと思います。





それでは10月、またまた東京に伺いますので、どうか宜しくお願い致します。

Dさん、今日はわざわざ寄って頂いてどうもありがとうございました。

アクアミネラーレだけで、申し訳ありませんでした。(爆)






Kさん所有の、イタリア人による一点もの、完全手工製のチェロ(オールド仕上げ)です。

手工チェロ全体の生産台数はとても少なく、絶対数が少ない上に、

それを選ぶとなると、大変難しい世界だそうです。

それにしても、この美しい造形は、もはや美術品の領域。



手製だと分かる微妙な造形は、量産品の物とは〝造形された線や面〟が違います。

手のほうが、より立体的というか造形的と言うか、線や面が生きています。

ミースファンデルローエの名言、まさに〝神は細部に宿る〟です。

洋服を構成する線や面も、手縫いと機械縫いでは違います。



購入に際しては、パッと見の印象と試奏、あとは感覚で決められたそうなんですが、

それにしてもクラウン1台が買える価格、凄い世界。





ヴァイオリンよりボディが大きいからか、深みのある低音があり、

意外に?高音まで出るんですね。やはり生音、こう、自分の周りに音が回り込んでくる感じ。

というか、包まれる感じっていう表現が良いのか。。



Kさんが仰るには、チェロは一物一価の生き物に感じるとか。

弾き手に馴染み、徐々に音が出てくるようになれば、

そのチェロの特徴を知った上で、チェロ本来の持つ音を引き出してあげるそうです。



僕が、「まるで夫婦のようですね!」って言うと、Kさんはニコニコ笑顔で、

「夫婦は、相手の特徴を知って良い部分を引き出せるようになってきたなって思っても、

人だから変わりますよ。」と、、確かに!(爆)



Kさん、今日の麻シャツも、その良さを引き出してあげて下さいね。

いつも色々と興味深い話題をありがとうございます!

色々なKさんのバックボーンが見えると、

洋服も創りやすいですから。



ちなみにこの弓も、フランスの『Georges TEPHO』という作者の手づくりだそうです。






40歳の僕が、高校~大学時代によく着ていたバラクータのG9です。
もともとレインウェアとして創業したバラクータ社らしく、少々の雨なら問題なく使えます。


英国のマンチェスターで創業したバラクータ社のオーナーが、
自分がゴルフを愉しむために作り出したのですが、その後アメリカに渡り、
スティーブ・マックイーンやグレゴリー・ペックといった著名なハリウッドスターたちが
好んで着たことで、世界的に大ヒットしたようです。

日本でも高倉健さんや岩城滉一さん、
舘ひろしさんが着ているのを画面で見た事があります。

モノを選ぶ時、その背景やストーリーを知って手に入れる事って、
何だか、こう、、ロマンみたいな何か、、を感じるのは僕だけでしょうか?(笑)

最初に買ったのは赤色、続いて紺色です。
特に、紺色は良い感じで〝アタリ〟が出ています。



このベージュは、サンフランシスコのメンズショップ、
ケーブルカークロージャーズで買ったもので、恐らく別注品らしく、
通常のモデルには付いていない内ポケットが裏地と同じ生地で縫い付けられています。



アメリカでは、FOUR CLIMESと呼ばれているようです。
そして上にはケーブルカークロージャーズのタグが縫い付けられています。
下のマークと同じミシンで縫いつけられているところをみると、裏地を縫い付ける前に、
縫製段階で縫い付けられた、やはり完全なダブルネームでしょう。



スウィングトップという異名(和製英語)を持つだけ、随所に工夫があります。
袖付けはゴルフのスウィングがし易いようにラグラン袖になり、
背中のアンブレラカットは雨が入らないように考えられているばかりか、
ゴアテックスのようなハイテク素材がない時代に蒸れないようにと考えられた構造、
袖口やウエスト(裾)のリブは、ゴルフスウィングに耐えうるフィット感をもたらすためのもの。
機能から生まれたデザイン、まさにスポーツウェアです。



ダブルマッキノウクルーザー

お盆に実家に行った時に撮影してきました。(笑)

これからも、幾つか、そんな思い出の?品々を紹介させて頂きます。



カナダ森林警備隊のオフィシャルユニフォームで有名ですが、

僕は、その真偽を確かめたわけではないので無責任なコメントはこれ以上控えます。





このWマッキノウ、ちょうど20年前に個人輸入したものです。

バッファロープレイドとしては、この青×黒ではなく、赤×黒が有名ですが、

それでも僕は、「いかにも!」って感じが好きにはなれず(へそ曲り!)、これを選びました。





アメリカ製品はデザイン優先ではなく、

機能にこそ美学が宿る的なイメージがありますが、

このフィルソンのWマッキノウクルーザーもご多分にもれず、

袖と身頃を2枚仕立てにし、さらに袖口も2重構造にすることによって、

袖や身頃が2重構造となることで保温力を高め、雨除けのケープのような役割を果たします。

その機能追及の結果が、このWマッキノウクルーザーのデザインを生みました。



もともとキャンプに行く時用に手に入れたものですが、その機能と引き換えに、

厚手が故に動きにくさが残ったと思います。まだまだ〝着倒し方〟が足りませんね。(苦笑)

ちなみにコレ、日本に入ってきた時期は大正時代に遡るそうで、

この時代を超えたスタイルに、クラシックなスタイル(ボリューム感)を学び取れます。






昨夜、店を閉めてから京都の実家に向かいました。

親戚が集まって17時頃から飲み始め、

最初の山に火が灯る頃(20:00)には、すっかり酔っ払い状態です。



20:15に裏山(舟形)に火が灯るのを確認してから、いつも近くの公園に向かうのですが、

そこで、たまに、小中学校時代の友人と出会います。



近所の地蔵盆をするような小さな公園ですが、

他府県からチャーターされた観光バスがやって来るから驚きです。



親戚が帰ったあと、太郎と裏山にカブトムシを探しに行きましたが見付からず、

一旦家に戻って、西瓜の食べ残しを仕掛けに行きました。



あ~、それにしても今日はいっぱい飲みました。

最後デザート代わり?に飲んだティフィンミルクが効きました。

五山の送り火については、2000年夏にコラムに書いたものをブログに移行しています。





他にも、毎年この時期には書いていますので、こちらも是非!

2007年

2006年

2006年・翌朝

2005年

2004年






16日から18日まで、お休みを頂きます。

【MINOVA】 ミノバ

この生地は英国LEEDS(ヨークシャ地方)にあるミル(機屋)、ミノバのものです。

日本の御幸毛織が昭和54年に現地法人として設立した会社です。





そのMINOVA(ミノバ)で、またまた、

BB君がクラシックな生地を復刻させてくれました。

ウエイトは370~390g/mと肉厚ですが、他の52/2の生地と違って、

昔ながらの風合いが出るよう、織機を調整して、柔らかくしなやかに織られています。

着続けてゆくほどに奥深い表情になりそうな男性的な生地。



以下にBB君のコメントを載せておきます。

1960年~1970年の20世紀の終盤に差し掛かる頃までは、

2/52番手の糸は、服地の高級な糸の代名詞とされ、

英国サヴィル・ローの歴史あるテーラーの間では、仕立て栄えがし、

体に馴染みやすい最適な素材〝SAVILE ROW yarn count〟として使われていました。



イタリアのサルトの中でも、英国の生地が脚光を浴びており、

今までの軽い柔らかい素材から、しっかりとした重厚な素材への流れがきています。

時代は流れてゆく…〝伝統〟は流されない-trend&traditional-
ベーシックな色柄をベースに、トレンドを取り入れて、16色展開でお届けいたします。



これは体験談ですが、イタリアのサルトでは、かなりの確立で英国製の生地が出てきます。

彼ら特有の柔らかな仕立てに英国製の生地を使うと、僕の好きな雰囲気です。

こういう生地こそ、ハンドクチュールでのお仕立がお勧めです。

もちろん着用感が少々落ちても、シャープなラインで
スーツを着たい方はビスポークチュールで。



今日、フォーマルスーツをご注文下さったIさんは、来春ご結婚が決まられています。

そしてフィアンセのTさんから、ウエディングドレスのリメイクのご依頼。

実はこのドレス、Tさんのお母様が結婚される時に、

お母さん(Tさんのおばあ様)に縫ってもらわれたフランスレースのドレスです。

こんな機会を頂けることに、こちらとしても感極まる思いです。





今後、打ち合わせ→仮縫→出来上がり→微調整→完成納品 と進む予定です。






木曜日の夕方から今朝まで、東京に行ってました。

バタバタしていて、事後報告になってしまい申し訳ありません。

木曜の夜は同業の方達の花火パーティーに参加させて頂き、続いて朝まで。

金曜の夜は、東京のお客様達にお誘い頂き、2日間共かなり楽しい時間を過ごしてきました。

その合間、猛暑の中、生地屋さんや展示会を5件もハシゴして、色々仕入れてきました。

皆さん、いっぱいお世話になり、ありがとうございました!

その時の事は、HiraiwaさんとTakahashiさんのブログでご紹介頂いてます!!



◆Hiraiwaさん                      ◆Takahashiさん

http://www.hiraiwa-t.com/blog/       http://blog.goo.ne.jp/paco-kaz/



今日、東京から帰ってきて冬物のご注文を2着戴きました。

そろそろ、、シーズン・インですね。






昨日から始まったgoogleの新サービスが、『ストリートビュー』です。

東京、大阪、京都、神戸など主要都市の街角の景色を、

まるで散歩しているような風景として、

楽しませてくれるんです。



乗用車の屋根にデジタルカメラを搭載して数ヶ月間に渡って公道からの景色を撮影したとか。

実際の使い方は、こちらのサイトで説明されており、簡単にサイトに入れます。

http://www.google.co.jp/help/maps/streetview/



マッセアトゥーラもバッチリ真正面から写ってますし、

最寄の駅からマッセアトゥーラまでも、実際に歩いた時の風景を見ることができます。

特に北浜駅や、地下鉄御堂筋線からお越し頂く場合は、途中、

天神祭のスタート地点となる鉾流橋を渡って、中央公会堂を見ながら、

そして、東洋陶磁美術館、中之島、、楽しいですよ。

自宅は50mの僅差で写ってませんでした。

恐るべしgoogle、凄すぎます。。