*色の違う文字にリンク有
旧式の低速織機で織られたシャツ地です。
最近、アナログの物作りが見直されていますが、このacornも、
マンチェスターから発展していった産業革命時代の物作りを受け継ぐ英国最後の生地屋さん。

日本には、遠州播州に数台残っていますが、世界のスーパーブランドから
依頼が来ています。でも、、大量生産の必要がなくなり、
その大切さに気づいた時には時既に遅し、、
後継者はもちろん、その品質を見極める人材がいなくなっているでしょう。

この生地は奈良のHさんが、
低速織機の質感を求めてお選び頂いたものです。
先に洗ってガス乾燥機で縮めておいてから、Hさんの型紙で裁断に入ります。




ピンドットに引き続き、
Alex氏のヘリンボーンのタキシード。


拝絹と生地の表情とのコントラストがさり気無い大人感を醸します。
昨日ご紹介させて頂いたピンドットのタキシードと並んだ時、パリの人の目にどのように映るのか、、
パリの物づくりでもなく、イタリアでもなく、、そして旧来の日本でもない表情。
反応を聞かせてもらえる事を心待ちに楽しみにしています!
マッセアトゥーラのタキシードがパリデビュー♪




ピンドット!
埃じゃないですよ♪


チャーミングな仕上がりに期待です♪




完成しました!
全体の雰囲気は古都、京都ですが、、
襟の「のぼり」は東洋のナポリ・鹿児島がイメージです(笑。
分かる人には分かりますハイ(笑。依頼主のNさんは分かっておられるから大変です。
*ちなみに、京都とフィレンツェは姉妹都市です!
*柳瀬は京都で、中山は鹿児島です(爆。


鏡越しに撮ると、こんな「ギラ」ついてビックリ!
この生地はシルクが沢山入っていますが、実物はこんな光りません。
そのシルクのお陰で、、
サマーツイードと呼ばれる生地の多くは着込む程、いい感じに起毛感が出るから楽しみです。

味わい深くなるのは生地だけじゃなく、、
仕立も、着込めば着込む程、どんどん雰囲気が出てきます。
男の顔の皺のように「どう着るか(生きるか)」で、10年後20年後の表情が違ってきます。




完成しました!!


これまで数回に渡って
ご紹介させて頂いてきたモーニングです。


Hさん、この度はお嬢様のご結婚、おめでとうございます!!




まだ零才のG君、
お父さん、お母さんの愛情いっぱい、
そしておばあちゃんの愛情もいっぱい詰まった、この礼服。


冠婚用と葬祭用にスタイも、ひだとプレーンと2種類を準備されて、、
G君が大きくなった時、この洋服を見て何を感じるのか、G君に聞いてみたいです♪




M65をベースに、
タウンユースにリメークしたデザイン。
8年前に某トップメゾンが発表したものを更にリメイク!!
生地をお選び頂き、サイズを合わせ、若干の体型補正も可能なオーダー生産。
製品洗いをして、完成になります。
ちなみにMa65の「a」は間違いではありません。
M65改「Masse65」では長ったらしいので、Ma65としました(爆。




僕が大好きなナポリのアットリー二が並んでいます。
この他にも、数着お預かりしています。
20140921_1

オーダー屋をやめて、
お客様のサイズに修理して、、
既製服を販売しようかなぁ~なんて(笑。
20140921_2



ハウスクチュールは
毛芯から全てオリジナルで作ります。


仮縫用なので軽く「ハ刺し」で留めます。


立体になるように整えています。
これも仮縫いなので、後で融通が効くように軽く、です。


で、芯を据えて仮縫完成です。


仮縫が終わったら、全てをバラバラに解いて、
芯は、お湯に一晩浸して、それから「自然」乾燥させ、
本縫用の芯の作成にはいります。


パッドもお客さまの肩の傾斜角ばかりか、形状にも配慮して作っています。
こういう見えないところの造形も、お客さまの「肉体を再構築する」ためには欠かせない工程です。




フィレンツェのチェレリーニ
この時と外枠サイズは同じですが、
更に薄くするので、どんな仕上がりになるか、、


型紙、作ってもらってます。
Oさんのオーダーの為に作る型紙です!
これでチェレリーニに、また新たな品番が生まれます(笑。


今回のオーダー、
小さい事と、薄いという理由で、
形にはなっても、鞄としての機能に問題がないか、、
イメージだけじゃなく、実際に形になってみないと分からないので、
こうして型紙を作って造形してみて、構造的にも縫製的にも問題点がないか洗い出して、、


ちゃんと確認してスタート!
完成までは、まだ随分と先になりますが、
こういうオンリーワンの物作りって、嬉しいものですね♪


完成が待ち遠しい!
Oさん、楽しみにお待ち願います!
そしてアレッサンドラ、宜しくお願いいたしまーす!