最近、紺色が人気ですが、紺といっても様々です。
ミッドナイトブルー(黒のような濃紺)、濃紺、ナス紺(紫がかった紺色)、
紫紺、鉄紺(鈍い濃紺)、花紺と数えあげるとキリがなく、この微妙な差にハマる人がいらっしゃいます。
実際、僕も紺を着るときは、着る紺と絶対に着ない紺があって、ひと目で見分けが付きます。
これはお客様にも同様、お勧めできる紺と、そうでない紺があるんです。
似合わない色を選ばれるとハッキリお伝えします(笑。
そこに加えて、また綾織、平織、朱子織といった一般的な織り方を始め、
ピンチェックやヘリンボーン、それにやバーズアイやシャドウなど、
ほぼ無地感覚で着ていただけるような織柄が加わります。
さらに仕上げ方法も、
ミルド(生地の表面を毛羽立たす)や、
クリアカット (生地表面の毛羽を取り除く)などがあります。
そんな諸条件に素材の違いを組み合わせると、バリエーションは無限大。
スーツは紺に始まり紺に終わると言われるほど奥深く、新入社員が着ている紺色のスーツと、
紺好きの人が着倒してきた紺色のスーツの着こなしは一目瞭然、全くの別物。お好みの『雰囲気』をお申し付け下さい。
下の画像は、Tさんにお選び頂いたミッドナイトブルーですが、
先染めで 縦糸と横糸が微妙に濃淡のある紺の糸で織られているので、
玉虫のように時には紫っぽくも見えます。
味わい深い色ですね♪
今日は 訳の分からない専門用語がたくさん出てきましたね。
お疲れ様でしたっ!(笑)