皆さまには店ではなく、僕の部屋に寛ぎに来てもらいたい。
そんな思いから、ウインドゥには家具とハンガーラックを置いています。
その日着ている僕のジャケットや
お越し下さった方のジャケットを掛けたりしています。
そのスペースに置いてある椅子の話で、今日はFさんと盛り上がったので、その話題を、、
チェストはハンスJウェグナーの作品で、1954年に作られたものです。
オーク材とチーク材のコントラストが綺麗で、
見付けた時は、ひと目惚れ状態で、かなり気に入っています。
それに、この鍵穴がウェグナーらしさ、なんですよね♪
椅子の方は2人の建築家、ピーター・ヴィッツとオーラ・ミュルガード・ニールセンの共作で、
ビーチ材と、これまたチーク材のプライウッド(成型合板)が使われており、
チェストの色合いと、まるでお揃いで作られたかのようですね♪
あっ!ちなみにAXチェア(1950年)と云って、フリッツハンセン社で作られたものです。
椅子は最も小さな建築物と云われますが、
この椅子は、さすが建築家がデザインしただけあると感心します。
道具としてみると、見た目からは想像できない最高の座り心地を提供してくれますし、
オブジェとしての、見た目の美しさも完璧なまでに最高です。
自分の部屋の家具だからこそ、皆さまに見て頂きたいお気に入りだからこそ、、
英国製のオセダーポリッシュで、せっせと磨いています。(笑)
それにアンティークと云う、これまで半世紀も生きながらえてきた物だけに、
僕の手で台無しにしてしまったら申し訳ないですからね。
アンティークって、自分の所有物ではなく、人類の遺産として、
たまたま自分が一時お預かりしているものという思いで大切にしないと、、